今年の夏は「肝試さない」!ビビリな人でも笑って観れる?ホラー×コメディ映画12選

2015.08.05
映画

人との出会いに日々感謝(ライター・編集)

大久保渉

no obake

夏の風物詩―肝試し。本当に嫌いです。大嫌いです。一体何が面白いのでしょうか?だって、オバケ、怖いじゃないですか。今時そんなの、流行りませんって。

さてさて、みなさん、ここはひとつ、今年から新しく【肝試さない】というのはいかがでしょうか?オバケやゾンビはでてくるものの、それでも笑ってみてられる、そんなホラー×お笑いの映画を12作品選んでみました。

単純に、ホラーテイストをパロったもの、マヌケなオバケをたおすもの、そんなかんじでまとめてみました。基本的には「絶対に怖くない」ものだけを選んでおります。「グロ」は控え目です。

『シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア』(2014)・ニュージーランド

シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア

現代を生きるヴァンパイアの生態を追った衝撃のドキュメンタリー映画!!とはいうものの、ヴァンパイアって、色々とその生活が不便みたいで…。

中世から現代にかけて色々とその生活を変えたり変えなかったり、彼らの陽気(?)な生活が面白おかしく描かれていきます。「入ってもいいよ」って人から言われないと余所の家に入れないものだから、繁華街とかではなかなか遊びづらいみたいです…。

『ショーン・オブ・ザ・デッド』(2004)・イギリス

ショーン・オブ・ザ・デッド

ゾンビのふりをして歩けばゾンビに襲われない!?どこに逃げるの、え、バーに逃げるの!?そんなにバーが好きなの!?アメリカ発のゾンビ映画を思いっきりパロったイギリス映画。

ちょっとグロいシーンもありますが、ホラーの定番をあえてハズすような演出にいちいちニヤニヤしてしまいます。監督は、今や押しも押されぬ人気監督のエドガー・ライト(『ワールズ・エンド~酔っ払いが世界を救う!』)。

『ゾンビーノ』(2006)・カナダ

ゾンビーノ

そこは、ゾンビであふれかえった世界。増えつづけるゾンビに対して政府がとった対応とは…、ゾンビをペットにしちゃうこと。つまりは、ええ、コメディ映画です。首輪(服従装置?)をつけて、ゾンビをいいように扱う人間たち。そんな中、少年と犬、ならぬ、少年とゾンビ、ふたり(?)のあつい友情に、思わずほっこりしてしまうかもしれません(笑)。

『パラノーマン ブライス・ホローの謎』(2012)・アメリカ

パラノーマン

アニメーションで久しぶりにキマした!一番のオススメです!!子供はもちろん、大人も十分に楽しめる、思わずジーンときてしまう1作です!

主人公は、死者が見えるせいで周りから気持ち悪がられている少年。予告編はアドベンチャー風になっていますが、作品自体にはもっと細かい人物設定があって、世の中から受け入れられない少年の切なさ、葛藤、それでも前に進んでいくすがたが丁寧に描きこまれています。

何気ないセリフのひとつひとつをとってみても本当に良くって、例えば、とりとめのない1シーン、主人公に駆け寄っていく親友―(主人公)「ひとりになりたいんだ」(親友)「僕もだよ。一緒にひとりになろう」といっては寄りそい歩いていくシーン。個と個はそれぞれ違うけれども、それでも一緒に歩けるんだよ、っていう、劇中のドラマにも通じるような素晴らしいシーンに心がもっていかれてしまいました。主人公ノーマンは、死者が見えてしまう能力のせいで周囲から気味悪がられている男の子

『トイ・ストーリー・オブ・テラー!』(2013)・アメリカ

トイ・ストーリー・オブ・テラー

2017年公開予定の『トイ・ストーリー4』まで待てない!!そんな方にもおすすめの1本です。

決してパチモンなどではございません。ストーリー設定はきちんと『トイ・ストーリー3』のエンディングからつづいております。声優陣も、ウッディ(トム・ハンクス/唐沢寿明)、バズ(ティム・アレン/所ジョージ)とオリジナルキャストが勢ぞろい。

とあるモーテルにて、おもちゃの仲間がひとりひとり不意にいなくなってしまう恐怖を前に、ジェシーが頑張って事件解決にのりだします!同じくオリジナル短編作品の、『ハワイアン・バケーション』もおすすめです(ディズニー系チャンネルでやってました)。

『モンスター・ハウス』(2006)・アメリカ

モンスターハウス

空き家が…、人を…、飲み込む!?空き家が生きている!?もやしっ子、おデブちゃん、三つ編み少女、少年冒険ものにはうってつけの3人組がてんやわんやしながらモンスター・ハウスとたたかうお話。

製作は、ロバート・ゼメキス(『バック・トゥ・ザ・フューチャー』)×スティーブン・スピルバーグ。クライマックスのぐるぐると回るカメラアングルなんかは流石の演出で、なかなかバカにできないスリリングな迫力がありました。安心安全、お子様と一緒に見るのに最適な一作です。

『モンスター・ホテル』(2012)・アメリカ

モンスターホテル

『トムとジェリー』などで有名なカートゥーン・ネットワークで腕をふるってきた監督の作品。なるほど、キャラクターの動きがギャグっぽくて、喜怒哀楽が爆発していて、思わず「あらまぁー」と言ってしまうほどに笑ってしまいました。

モンスター専用のリゾートホテル。娘に過保護なドラキュラパパと、外界が気になる箱入り娘。そこにあらわれた人間のチャラ男が、娘とイイ感じになったり、父親に追いやられたりしていきます。色んなパターンの「ドタバタ系追いかけっこ」が楽しめ、後半で展開される父娘のドラマもまたキラリと光っていて良い作品でした。

『キャスパー』(1995)・アメリカ

キャスパー

人里離れた古びた洋館。ひと気もないのにささやく声が…。

「やい、すがたを見せろ!」そこにあらわれたのが…、「ハーイ、僕、キャスパー!」。ああ、なんともかわいらしい。とにかく子供のオバケ“キャスパー”が可愛らしいのです。

ひとりぼっちで寂いしいのかな。TVを観てはため息ついて。人が来てはソワソワしちゃって。そして引っ越してきた人間の女の子に恋なんかもしちゃって…。一緒になって意地悪なオバケと戦ってくれるキャスパーと、是非ともお友達になりたいと思っちゃいました。

『ビートルジュース』(1988)・アメリカ

ビートルジュース

ティム・バートン監督の出世作!!『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』に通じるような、陽気で不気味なおばけの世界がおもしろおかしく描かれています。

おばけ役には、コメディアン俳優の実力発揮、マイケル・キートン(『バードマン』)。主人公の少女役には、とびきりキュートな人気子役(当時9歳)、ウィノナ・ライダー(『シザー・ハンズ』)。気弱なオバケ、ハチャメチャなオバケ、様々なオバケ。ティム・バートン節炸裂の一本です!

『さまよう魂たち』(1996)・アメリカ

さまよう魂たち

主演:マイケル・J・フォックス(『バック・トゥ・ザ・フューチャー』)!監督:ピーター・ジャクソン(『ロード・オブ・ザ・リング』)!そんな組み合わせで面白くないはずがない!

オバケが見える主人公。悪魔払い師のフリをして、仲良しオバケとグルになって金もうけをする毎日。しかしそんな中、街では次々と人が死ぬという本当に怪奇な事件が起こり始める…。事件解決に向けたサスペンスが映画全体をひっぱっていて、見せ場もキリっと決まっていて、流石の演出、ピーター・ジャクソン監督だと思いました。

『ビルとテッドの地獄旅行』(1991)・アメリカ

ビートルジュース

隠れた名作!?とにかくおすすめしたいんです!

地獄めぐりをするビルとテッド。そんなふたりのおバカっぷりがもう本当に最高なんです。死神も黙る、おバカっぷり。超超ポジティブシンキング。こんなふたりになれたなら、もう怖いものなんてなくなるだろうなぁ、と思える一本。おバカコンビの片われ演じるキアヌ・リーブス(『マトリックス』シリーズ)のお茶目バカっぷり(?)にも注目です!

『ヤング・フランケンシュタイン』

ヤングフランケンシュタイン

名作『フランケンシュタイン』のパロディ映画。主人公は、怪物をつくったフランケンシュタイン博士の孫という設定。彼も彼で怪物を生み出したものの、お話は全然シリアスにならず…。

人間の「愚かさ」を描いている点についていえば元ネタと同じなのですが、「愚かさ」がどうにもおバカな方向へばかりむいてしまっているようでして。監督は、コメディ映画の巨匠メル・ブルックス。監督お得意の「へんてこダンスシーン」も健在です。

最後に

『ゴースト・バスターズ』(1984)、『アダムス・ファミリー』(1991)、『永遠に美しく…』(1992)、『最終絶叫計画』(2000)、『ホーンテッドマンション』(2003)、等々。他にも色々とあったりなかったりもするのですが、ただ正直言って、今回のカテゴリーはなかなか線引きが難しいところでもあったのです。

『スクリーム』(1996)も笑えるっちゃあ笑えるし、『悪魔のいけにえ』(1974)、『死霊のはらわた』(1981)もくだらない面白さがあるし。どこからどこまでが怖いのか、笑えるのか…。でも、基本的に私は怖がりなので、とにかく自分が笑えたものだけを選んでみました。

「ややホラーOK」な方々には、2010年以降の、古典ホラーに捻りを加えた『キャビン』(2012)や『ラスト・エクソシズム』(2010)、あるいは『スリザー』(2006)なんかを本当はオススメしたいところなのですが、一応それなりに怖いところがあったり、グロかったりもするので、今回はやめておきます。

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  • Yuchang
    3.7
    理解できない怖い だから殺そうやっつけよう みんなもそう言ってるし これは正義だ良いことだ 集団心理の怖さにふるえた 悪い人もいるかもしれないけど、 良い人もいる、絶対にいる わるいことがおこると、 その事ばかりになってしまうけど、 思い返してみれば 味方をしてくれる人や 愛してくれる人、 過去の優しい思い出がある。 それがきっと守ってくれる。 着メロわたしもアレにしようかな。
  • Sumi
    4.0
    とてもよかった。ストップモーションでやってるのすごいなぁ...!!一つ一つ作ってるから布の質感とか街の家々とか人々の味があって可愛い!ストーリーも、メッセージが明快でよかった。 本を叔父さんから取るところは超気持ち悪かったけど、ひとつひとつ動かして動きをつくってると思うと、ほんとにすごいと思う。 光も、太陽光や携帯の光を全部意図的に作ってるわけで勉強になるというか、またじっくり観たいと思った。
  • Ela
    3.6
    好き!ちょいちょい笑えるシーンが入ってるのも好き。クライマックスの女の子の響くような声が好き
  • Kasumi
    3.2
    期待してたような話じゃなかったけどこれはこれで面白かったです。 どっちかというと子供向けの映画なのかも! ノーマンのお姉さんとノーマンのお友だちのお兄さんのキャラが面白かった!
  • HAL8192
    3.9
    少年よ、恐怖に立ち向かえ! 死んだ人の姿が見える主人公は変人(フリーク)と馬鹿にされ、スクールカーストの最下位に位置していた。そんな中で、変人と知られる大叔父さんからある事を頼まれるが…… とにかく普通のホラー映画とは違う方向に進んでいる。独自の視点で作られた脚本は恐怖の本質についてよく理解している。 また、主人公の特異性が物語のキーになるが、それがなんとも不気味でありながら、良いエッセンスになっている。 そして何より、キャラクター造形の素晴らしさ、この時代のストップモーションアニメの最高峰をやってのけているのがよく伝わってくる。この技術があるから今後のライカスタジオがあるのだと言える。 しかし、子供向けムービーでよくこんなテーマの作品を作れたものだ。普通、悪を何に設定するかは単純明快にするものだが、この物語は恐怖そのものを悪にしていて、単純な悪役は存在しない作りになっている。 これだけでも凄いのに、この時代の最先端技術を駆使して、創り上げられたキャラクター達は本当に素晴らしい質感をして、物語に色を添えている。 さらに、個人的な意見だが、キャラクターの成長具合や魅せ方が上手く、どのキャラクターもいい具合に主人公のことを理解して終わり、主人公の成長のおかげで物語は終わっているのも良い。 子供向けアニメとして最も重要な点をしっかりと抑えた上で、きっちり作り込んでいるのが本当に好印象だ。
「パラノーマン ブライス・ホローの謎」
のレビュー(2280件)