チェ・ゲバラ没後50年にして明かされる真実!オダギリジョーに乗り移った“もう一人のゲバラ”とは?

2017.10.02
特集

Filmarks編集部

フィルマーくま

世界でも活躍をしている名監督・阪本順治と日本を代表する演技派・オダギリジョーが共闘した最新作エルネストが10月6日(金)、全国公開される。

オダギリ演じる実在の人物・フレディ前村が、キューバ革命の英雄エルネスト・チェ・ゲバラの信念に共感。祖国ボリビアのために立ち上がって、“もう一人のゲバラ”となっていく姿を鮮烈に描く骨太作だ。今秋最大の注目作である本作の配給は、キノフィルムズ。チェ・ゲバラ没後50年の今年、今まで決して描かれることがなかったチェ・ゲバラとフレディ前村の、現代にも通じるアツい生き様を徹底解説しよう!

エルネスト

 

チェ・ゲバラの意思を継いだ“もう一人のゲバラ”。熱い闘いの物語が映画に!

本作のタイトルにもなっている、キューバ革命の英雄エルネスト・チェ・ゲバラ。自己の信念を貫き通した生き方、その比類ない圧倒的なカリスマ性で、今なお世界中の人々を魅了し続けている男は、1967年、ボリビア戦線で命を落としてしまう。すでに伝説レベルとなっているチェ・ゲバラは、これまで何度も映画などに登場して来たヒーローだが、本作エルネストの主人公は、“もう一人のゲバラ”こと日系人のフレディ前村だ。

フレディ前村は、チェ・ゲバラに彼自身のファーストネームである“エルネスト”と名付けられ、行動を共にしたという日系人。

日系二世として誕生したフレディは医者を志して、キューバの国立ハバナ大学に留学する。やがてキューバ危機の最中にチェ・ゲバラと出会い、その深い魅力に心酔。ゲバラの部隊に参加後、ほどなくボリビア軍事政権へと立ち向かっていく。革命に身を捧げ、理想の社会に向かって戦うフレディの実話が、熱い感動に変わる!

エルネスト

■歴史上あまり知られていなかった人物をモデルにする。そしてその時代を学ぶ。映画の醍醐味の詰まった作品。最初から最後まで流暢なスペイン語を話すオダギリジョーに脱帽。映画の世界に違和感なく浸れる。さすが阪本監督、骨太な作品に仕上がっている。(Alsatianさん)
■こういう、普通に生活する分には知る事のない歴史、中でも義務教育では学べない所で日系人が信念を貫き母国の為に奮闘して、それでも最期は無力になっていく事実。今回のフレディに限らず、戦争を経験している人達を、最近の情勢だからこそ平和ボケしているミソを焦らせて、考え直したい。(fuji9さん)
■チェ・ゲバラの言葉の一つ一つには重みを感じ(てかゲバラ本人じゃね?ってぐらい顔まんまでした)、それに憧れるだけでなく自らゲバラになる事を夢見るフレディの無骨でハードボイルドな生き様には尊敬の念を抱きました。(ikekazu0611さん)
■フレディの行動、言葉使い、志、信念はただ自分さえよければよいという世の中になれきった身にはまぶしい。生まれる前の出来事なのであの時代の世界情勢はよくわからないけれど「もし」という思いが頭をかすめる。チェ・ゲバラの広島訪問など知らないエピソードを知れてよかった。(saki0512emi0203さん)

もはや現地の人! 実際にキューバで暮らしたオダギリジョーの役作りがスゴい!

映画エルネストは真に迫ったドラマ性も観ものだが、その最大の立役者は超完璧な役作りを実践したオダギリジョーにほかならない。クランクイン前に単身現地キューバに入り、日光で日焼け、体重を12kg落として髪やひげ、爪も伸ばしてカメラの前に立った。それはもはや現地人とまったく変わらないほどのビジュアルで、山中シーンでの野性的な風貌は、“もう一人のゲバラ”と讃えていいほどの役作りを体現! フレディになりきっている。

また、外見的な要素だけでなく、オダギリは約半年間をかけてボリビア・ベニ州の方言交じりのスペイン語をマスター! その技術で熱くストレートに感情を仲間に投げる姿を見れば、己のミッションを自覚・決意した強い信念を感じざるを得ない。それはチェ・ゲバラ、そしてその意志を継ぐフレディが投げかける、現代に生きる我々への熱いメッセージともなっているのだ。そしてカストロの手紙を読み、革命に身を投じる決意をしたシーンの鋭い眼光を見ていると、セリフで語る以上の強靭な意志を受け取らずにはいられない。

エルネスト

■オダギリジョー演じるフレディがとても誠実で勇敢な男でかっこよかった。そしてオダギリジョーのセリフが全部スペイン語だったことに感心した。(Y96Sugarさん)
■キューバ革命後のチェ・ゲバラの来日、広島訪問から始まり、時系列に沿って実在の人物であるフレディ前村を中心に話が進んで行くので、世界史にあまり詳しくなくてもキューバ危機前後のあたりの様子がよくわかった。なんといっても全編(ナレーション部分も)スペイン語で日系二世役を演じているオダギリジョーの熱演がよかった。(makkon712さん)
■私はゲバラについてファッションで知っているぐらいでしたが、今回の試写会を通じてどれだけすごい人なのか感じとれました。また、その意志を受け継ぐフレディ。彼の意志の強さと正義感は強く真っ直ぐで憧れまででてきました。そんな気持ちにさせてくれたオダギリジョーさんの流暢なスペイン語と演技は圧巻の一言です。無知な私でもたくさんの事を感じとれる映画でした。(rs5pamuさん)

50年の時を越え“理想”を“映像”に! 天才・阪本監督の新たなる傑作の誕生!

エルネスト

医学生でありながらもチェ・ゲバラに共感、信念のために戦いに身を投じる日系ボリビア人フレディ前村役のオダギリジョーの演技力も凄まじいが、そのフレディをリアルな存在として撮り上げ、50年の時を越えて“理想”を追い求めた男たちの物語を現代に甦らせた才人が、『人類資金』『北のカナリアたち』など骨太な人間ドラマを描くことに定評がある阪本順治監督。オダギリとは三度目のコラボレーションにして、熱く骨太な作品を生み出した。

また本作は、日本とキューバの合作だが、国境を超えてのロケも実現したことでも話題に。昨年秋、キューバで実際に大規模な撮影を行い、リアルな革命の姿を活写した一方で、ゲバラ本人が訪ねたという広島でも丁寧に撮影を敢行した。阪本監督にとっては実在する人物を題材にしたことも初めてとなったが、メッセージ性と芸術性に秀でた過去の作品の数々が多方面で高い評価を受けている阪本監督作品の系譜に連なる、傑作の誕生となった。

映画エルネストは、2017年10月6日(金)より、全国ロードショー!

◆映画『エルネスト』 information

エルネスト

あらすじ:キューバ革命の英雄、エルネスト・チェ・ゲバラ。自らの信念を突き通した生き方、その比類なきカリスマ性によって、今なお世界の人々を魅了し続けているこの男は、1967年、ボリビア戦線で命を落とした。同じ頃、ボリビアでゲバラと共に行動し、ゲバラからファーストネームである<エルネスト>を戦士名として授けられた日系人がいた。その名は、フレディ前村。日系二世として生まれたフレディは、医者を志し、キューバの国立ハバナ大学へと留学する。そしてキューバ危機のさなかにチェ・ゲバラと出会い、その深い魅力に心酔し、ゲバラの部隊に参加。やがてボリビア軍事政権へと立ち向かっていく。

上映時間:124分
<2017年10月6日(金)より全国ロードショー>
公式サイト:http://www.ernesto.jp/
配給:キノフィルムズ
(C)2017 "ERNESTO" FILM PARTNERS.

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  • 雨音
    4.0
    広島舞台挨拶にて。 ゲバラの命日に、ゲバラが訪れた場所で観ることができ核について、生きること、本当の平和とは考えさせられた。 フレディ前村さんのお母様の話を阪本監督がされ、胸が締め付けられた。 この役を演じきったオダギリジョーさんを改めて尊敬します。 私たちの知らない土地で日系2世のフレディ前村が家族の為に戦った歴史。 彼の医学生としての日常を描きながら、心の揺れに苦しめられます。 原作を読むきっかけをもらいました。 日本・キューバ合作映画
  • Mire
    3.4
    スペイン語を学んでラテンアメリカゼミに所属して卒業旅行はキューバに行ったくらいだから積み重なる粗を見つけずにはいられないけど、その辺のことには目をつぶろうと思わせてくれるほどに全力で伝わる阪本監督の心意気。それに尽きる。
  • すー
    3.0
    オダギリジョーの役作りも凄いし、キューバの風景のリアルさも色々と凄いけれど一番凄いのはこの人物にスポットを当てたことだと思う。正直全然ラテンアメリカ情勢には明るくないし、ぶっちゃけゲバラが日本に来ていたことも知らなかった。私が無知なのか、日本がそれほどまでに注目をしていなかったのか。 けど、正直メッセージ性が仕方ないとは思うけどしつこすぎ。ああいうのはラストの字幕に持ってきて泣かせるやつでしょ。それとやっぱりネイティブの中にいると、オダギリジョーは浮いて見えちゃうね。発音、外見然り。
  • TatsunoriWada
    2.6
    オダギリジョーの役作りは凄かったり、チェゲバラと広島の関わりについて新たに知ることができたりはしたが、全体的にストーリー展開が散漫な印象を受けた。 また、キューバ人俳優の演技はあまり感情移入出来なかった。
「エルネスト」
のレビュー(427件)