天才子役の妹と呼ばないで!アートシネマのプリンセス:エル・ファニングの3つの魅力

2015.08.04
女優・俳優

シネマは身体の一部です。

イトウタクマ

映画界には兄弟あるいは姉妹で俳優業をしている方がたくさんいます。中でも輝ける女優オーラで映画ファンを魅了し続けているのがダコタ&エル・ファニング姉妹です

7歳の頃から"天才子役"として数々の有名大作映画に出演し注目を浴びていた姉・ダコタに比べると、緩やかな坂を上るように人気と実力を積んできた妹・エル。

今回はそんなファニング姉妹の妹、エル・ファニングの印象的な出演作を3本取り上げ、「天才子役の妹」という殻を破った彼女の魅力に迫ります。

『アイ・アム・サム』にて子役スターのお姉ちゃんと競演

エル・ファニング(本名:メアリー・エル・ファニング)は1998年4月9日、アメリカのジョージア州で生まれました。お父さんは元マイナーリーグの野球選手、お母さんは元テニス・プレーヤーというプロスポーツ一家で、彼女自身もサッカーや乗馬が趣味のスポーツ・ガールです。

2001年、姉のダコタが出演し話題となった『アイ・アム・サム』にて、ダコタ演じるルーシーの幼年期の役で映画デビューします。姉妹で幼少期、幼年期をそれぞれ分けて演じるというのは、日本でもテレビドラマや映画によく見られるケースですね。

2006年公開『シャーロットのおくりもの』では、主人公ファーンをダコタが演じ、時が過ぎファーンがおばあさんになった頃の孫娘役としてエルが出演しており、子役時代は姉妹での出演機会に恵まれていました。

その後、エルはダコタと異なるベクトルの女優像を目指していくようになります。最初に彼女独自の魅力が芽吹いたのは、こちらの映画です。

魅力1:男子の恋心をキュンとさせる大人っぽさ

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2011年のSF大作映画『SUPER8/スーパーエイト』でエル・ファニングを知った方も多いでしょう。本作で彼女が演じるのは、主人公ジョーの友達であり恋する相手のアリス。ジョーに比べてスラリとしたスタイル、顔立ちもしっかりしているので、どこか大人っぽい魅力を感じます。

劇中にて子どもたちはゾンビ映画を自主制作しており、アリスがゾンビ役でジョーに迫るシーンがあり、その時の子どもらしい恥ずかしそうなゾンビの演技が抜群にキュート!普段の大人っぽさとのギャップをにじませ、言葉にできない可愛さを放っています。

ジョーがゾンビを前にポーッと見とれている様子に観ている私たち観客も照れてしまうという、何とも甘酸っぱい青春の1コマです。

魅力2:ミステリアスな美貌

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『SUPER8/スーパーエイト』の後、立て続けに娯楽大作映画に出演するかと思いきや、エルは文芸色の強いアート志向の作品に多く出演。その代表格が2011年に公開されたフランシス・フォード・コッポラ監督のホラー・ミステリー映画『Virginia/ヴァージニア』です。

本作では、主役の作家の夢の中に現れる謎の少女を演じています。

薄暗い森の中、エルのチャームポイントであるプラチナブロンドの髪と白い素肌が月夜に映えて、現実から隔離された夢の世界をより幻想的に印象深く描き出しており、作品世界と合致した彼女特有の魅力を十分堪能できる映画です。

先ほどの『SUPER8/スーパーエイト』と見比べると、"ゾンビを演じている"少女アリスと、本物の幽霊の少女ヴァージニアを、"ホラーキャラクター"として共通点を捕らえつつもしっかりと演じ分けているのが分かり、エル・ファニングの演技に対する誠実なアプローチを見ることができます。

魅力3:無邪気で素直な表現力

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2014年公開のディズニー映画『マレフィセント』で演じたのは、"眠れる森の美女"ことオーロラ姫。

DVD/ブルーレイディスクには特典としてエルのインタビュー&メイキングが収録されており、オーロラ姫をどのように役作りしたのか、また撮影時に楽しかったエピソード等を話しています。

エルは1959年のアニメ映画『眠れる森の美女』が好きで、オーロラ姫を見ながら森の中での振舞いなどを演技の参考にしたそうです。彼女が本来持っている無邪気さや素直さ、可憐な仕草等が古典的なお姫様像の枠から解き放たれ、"ふつうの女の子"としての新たなディズニー・プリンセス像を作り上げています。

この特典映像はエルの可愛さが100%満ちていますので、本編鑑賞後はぜひお見逃しなく!

太陽のダコタ、月のエル

子役時代からスター性を発揮してきた"太陽"のような姉・ダコタと、一風変わったアートシネマ等で個性的な役を自由に演じてきた"月"のような妹・エル。

それぞれ正反対の魅力を持っている姉妹がどのような女優として映画界で活躍していくのか。これからの成長が実に楽しみです。

あなたはダコタ・ファニングとエル・ファニング、どちらがお好みですか?ちなみにどちらが好きか?と私が問われるならば、無論エルちゃん派です。

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