今世紀最強の娯楽大作『ジュラシック・ワールド』に乗り遅れるな!【前編】

Nobody's Perfect.

久保田和馬

いきなりハッキリと申し上げます。日本は完全に乗り遅れました。

アメリカで6月12日に封切られ、6月中には世界中のほとんどの国で上映がスタートした『ジュラシック・ワールド』。今年の夏は大作が目白押しといえども、8月7日公開を2日だけ早めたといえども、こんなにも世界的ムーブメントに乗り遅れたと実感することになるなんて、正直なところ誰も予想していなかったと思います。

でもまだ間に合います。今回はいよいよ8月5日に公開される『ジュラシック・ワールド』を日本で盛り上げるために、この映画の注目すべき点と、今世界で何が起こっているのかをがっつりと紹介したいと思います。

まずはこれまでのシリーズを振り返る

『ジュラシック・パーク』

ジュラシックパーク

徹底された娯楽主義と、これまでの映画の常識を覆す技術革新を世に放った第1作目は、映画史上初めての世界興収10億ドル突破作品となり、公開から22年経った今でも世界歴代18位に入っております。スピルバーグは本作の発表後半年で『シンドラーのリスト』の公開を迎え悲願のオスカーを獲得。この1993年は彼にとってさらに大きな飛躍を遂げた年と言えます。

『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』

ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク

プロデューサー業に撤していたスピルバーグが4年ぶりに監督業に復帰した第2作目。監督デビュー以来コンスタントに撮り続けていた彼が、これだけ期間を開けたことは初めてで、それだけ力を掛けて制作していたことが窺えます。本作もまた大ヒットを飛ばし、同じ年に『タイタニック』という強敵がおりましたが、年間国内興収第3位を記録。オープニング興収では年間1位を獲得し、20世紀に公開された作品の中で最高のオープニング記録となっております。

『ジュラシック・パークⅢ』

ジュラシックパーク3

前2作から打って変わり、『ジュマンジ』や『遠い空の向こうに』で知られるジョー・ジョンストンが監督を務めた3作目は、評判こそ高くないものの、21世紀最初のジュラシックシリーズに相応しい技術の進歩を見せつけてくれます。

同じ夏の大作として公開されたスピルバーグの『A.I.』や、マイケル・ベイ『パール・ハーバー』といった大作の陰に隠れてしまっておりますが(日本では宮崎駿の『千と千尋の神隠し』が大ヒットした夏です)、シリーズを振り返る上では押さえておいた方がいい一本です。

パークが遂にオープンする。正統なる続編の誕生。

ジュラシックワールド

Chuck Zlotnick / Universal Pictures and Amblin Entertainment

さて、こうして前作から14年経ち、新たに生まれ変わった『ジュラシック・ワールド』は、スティーブン・スピルバーグが製作総指揮を務め、原作者マイケル・クライトンの名前は「キャラクター創造」としてクレジットされております。

つまり完全に新しい物語が展開しているのですが、舞台となるのは、1作目と同じコスタリカ沖に浮かぶイスラ・ヌブラル島。シリーズへのオマージュが随所に込められていて、可能であれば1作目から予習していくとよりワクワクするはずです。

今回新にメガフォンを執るのは、日本では未公開DVDスルーとなったSFコメディ映画『彼女はパートタイムトラベラー』の新鋭コリン・トレヴォロウ。噂では本作の成功を受けて『スターウォーズ』へ抜擢される可能性もあるだけに、今後期待の監督です。

また、恐竜と心を通わせる主人公には昨年の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で一躍スターダムにのし上がったクリス・プラット

さらにロン・ハワードの娘ブライス・ダラス・ハワードや、『最強のふたり』での好演で大ブレイクしたオマール・シー、インドを代表する名優で今や世界中に活躍の場を広げているイルファン・カーンら決して派手ではないが実力派のキャストが勢ぞろいしております。

キャストも一新され、そして恐竜たちもより高精細で美しい動きをする新種へと生まれ変わっております。

Jurassic World

Chuck Zlotnick / Universal Pictures and Amblin Entertainment

遊び心に富んだホームページ

映画公式サイトに加え、テーマパークとしてのジュラシックワールドの公式サイトも現在オープンしております。

トップページから本物のテーマパークのような待ち時間やイベント情報が掲載され、パークマップはもちろんのこと、恐竜の解説や、映画の中では描かれていないパークのあらゆる施設をチェックすることができます。

映画を観る前の下調べとして、また鑑賞後の復習としても楽しめますので、是非とも一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

ジュラシック・ワールド テーマパーク公式サイト

さて、過去のシリーズを振り返り新作のスタッフ・キャストをチェックしたところで、ほぼ『ジュラシック・ワールド』への備えはできたかと思います。

しかし、まだ足りません。後編では、この1ヶ月半ほどの間で世界の映画地図に何が起こっていたのか、そして『ジュラシック・ワールド』の少し変わった注目ポイントを紹介しようと思います。

後編は8/2に公開予定です

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    4.0
    難しい事に挑戦してやり遂げた。
  • あぜやん
    3.3
    ツッコミを入れながら複数人で観ると楽しい
  • ちゃむ
    2.5
    ジュラシックシリーズは内容が完全に同じなので飽きてくるよね。
  • 牛猫
    3.1
    恐竜を展示したテーマパークで、遺伝子操作によって生み出された恐竜インドミナスが暴れまわる話。 パークからワールドになったことで、スケールはもちろん映像も格段に進化している。その分恐竜の迫力も文句なし。インドミナスの凶悪っぷりもさることながら、予告でも使われていたモササウルスの怪獣っぷりに心を奪われた。 あれだけ巨大な生き物が動いているだけで少年心をくすぐられてしまう。透明の球体の乗り物や、寿司の看板が印象的なパークの内装なんかも凝っていて細かいところまで楽しめる。1作目を見たときのドキドキ感が堪能できた。 恐ろしい印象しかなかったラプトルの頼もしさと可愛さも味わえた。 ただ人間のキャラクターに魅力がなさすぎる。恐竜映画なんで疎かになっても仕方ないのかもしれないけど、責任者っぽい人はヘリの操縦に執着してあっさり退場しちゃうし、黒幕的な人もあっけない。 一番印象的だったのが付き人の女の人。あの死に方は惨い。 展開やストーリーは1作目の焼き直しだし、意外性は何もないけど、パニック映画としては及第点かと思う。
  • トオル
    3.6
    再鑑賞。 やはり似たような展開に感じてしまうのは少し残念。 「ジェラシック・パーク」1作品のインパクトには勝てないものの、迫力のある映像や音楽にはしびれますね!
「ジュラシック・ワールド」
のレビュー(108854件)