熱狂の『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ SPECIAL SHOW』をレポート!【We Love HEDWIG and the ANGRY INCH !】

2017.10.17
映画

映画狂の唄を大いに謳おう

ロックス

ニューヨーク・オフ・ブロードウェイから生まれた「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」の映画版が日本で上映されたのは今から15年前の2002年のこと。当時は「LGBT」という言葉もほぼない時代、『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』はミニシアターブームの先駆けとして、今はなき「渋谷シネマライズ」を中心に大きな話題を呼びました。

あれから15年、三上博史版、山本耕史版、森山未來版で日本での上演を経て、このたび満を持してヘドウィグ生みの親であるジョン・キャメロン・ミッチェル版の「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」が“SPECIAL SHOW”として日本に初上陸!

今回は10月14日に行われた東京公演の熱狂の現場をレポートします!

みんなヘドウィグが大好きだ!!! そこには愛しかない!

なにを隠そうこの私ロックスも、この『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』に影響された1人、当時10代だった私も渋谷シネマライズへ行き、ジョン・キャメロン・ミッチェルに魅せられました。数ある映画を観てきましたが、この作品は人生TOP10に入ります。

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さて、今回は10月14日昼の公演(マチネ)の現場に来ました。場所は渋谷ヒカリエ・東急シアターオーブです。すでにチケットは完売、インターネット上ではプラチナチケット化しているほどの人気です。受付をすぎるとやはりいました。予想通りです。

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コスプレや小物を自作して思い思いの格好をしてヘドウィグへの愛を表現しています。非常によくわかります。このロビーには「ヘドウィグへの、ジョン・キャメロン・ミッチェルへの愛」が溢れていました。待ちに待った公演とはまさにこのこと。映画一つでここまで人の心を動かすという映画の底力を知りました。今日初めて会った人たちなのに「みんな仲間だ」。そう思えました。おっと、まだ開演前、すでにロビーは一足早いハロウィンパーティー、お祭り状態です(笑)。

いよいよ開演

会場の熱も最高潮になったところでいよいよ開演です。オープニングはベルリンの壁を破壊し派手に登場したヘドウィグ(ジョン・キャメロン・ミッチェル)! 会場のボルテージも上がり、自然と総立ち。

オープニングナンバーは、もちろん冒頭を飾るに相応しいロック・ナンバー「Tear me down」!

本作のストーリーの中核を担う「Origin of love」は映画版のアニメーションをさらに進化させプロジェクションマッピングも相成り、我々に生のヘドウィグの世界を体感させてくれました。

演出面を手短に話しますと、事前の情報でキャストが異常に少ない、ということは知っていましたが、果たしてこのセットでどのようにストーリーを進めていくのか、という点が注目でした。言語の壁ももちろんあります。しかし心配には至りませんでした。

ストーリーテラーとなった中村中がいたからです。彼女は10年前にもイツァーク役として出演、今回はストーリーテラーという重要な役を見事に演じ、作品を引っ張りました。彼女も数々の苦悩を経て今があります。万感の思いで演じた彼女の役回りはジョン・キャメロン・ミッチェルを観に来た我々を充分に満足をさせてもらえる内容でした。

I LOVE YOU! ジョン・キャメロン・ミッチェル!

本番を終え、来場者の皆さんから声を頂いたのでいくつかご紹介します。

・アメリカ版と全然違ったのですごく新鮮でした!

・中村さんがよく働いていて、よかった!

・ジョン・キャメロン・ミッチェル版を生で観られてもう死んでもいいと思いました!(死なないでください)

・もう、圧倒されました。本人が目の前にいるのがすごくて何も言えなかったです!

・この日のために衣装を揃えて良かったです! きっと目が合いました!(笑)。

・ずっと大好きだった人に会えて最高でした! ミッドナイトレディオで号泣しました!

自分も大好きな作品なので、忘れられない作品がまた一つ増えました。毎月でも観たい、それほど素晴らしいミュージカルでした。

ジョン・キャメロン・ミッチェル! また来てくださいね! 僕たちはあなたをいつでも待っています!

☆おまけ☆

dada

ついつい一緒に撮りたくなったのでツーショット撮らせてもらいました。

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  • 5000
    3.8
    ボロボロになったヘドウィグは繊細で脆く、でもそのぶん力強くてキュートでもありかっこよかった 96%くらい歌ってる映画(笑)
  • のりまき
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    凄まじい才能だなあ。妄想し、創造し、実現するその執念!圧倒的なエネルギー。ただ遅れてきた感は否めないし、友達になるかといわれたら絶対イヤ。彼女に振り回される男たちが可哀想すぎる。
  • 綿
    4.5
    絶対好きな映画だろうなと数年思いを募らせていたけど、なんとなくタイミング合わずで今更みた! イツハクに関してはよくわからない部分があったのだけど、女ですよね?体は女、心は男という人ってこと?そういうこと? 不完全な自分も愛し、愛されるようになりたいよね!自己愛と受容!そんな自分になりたいですよね!!! 服も音楽も良すぎなのでは?!!?!レントも好きだからちょいちょい出てくるのなんか嬉しかったーーー! ヘドウィグのメイクや服装は極端だけど、私も毎日化粧とかして武装してるよなぁオシャレな服は戦闘服のような感じ
  • Ryota
    3.6
    パンクロックも歌詞を見ながら聴くと、詩的な表現が多彩で演奏中は見惚れていた。 ルックスに囚われず、自分の気持ちに正面から向き合うことの怖さも受け入れていく様はこの作品の見所だと感じた。
「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」
のレビュー(8689件)