あの頃のトム・クルーズがふたたび!破天荒シズルほとばしる実話『バリー・シール/アメリカをはめた男』

2017.10.18
特集

FILMAGA編集部

フィルマーくま

バリー・シール

1970年代後半、時は米ソ冷戦真っ只中。大手航空会社TWAの天才パイロット=バリー・シールが、ある日CIAにスカウトされて極秘ミッションを請け負いながら、麻薬の密輸で荒稼ぎ!

しかもコレ実話? そんな嘘みたいな破天荒男をあのトム・クルーズが演じる? 何かソレすごく美味しそうな映画じゃないですか!

そんな2017年後半を盛り上げるにふさわしい超話題作が『バリー・シール/アメリカをはめた男』。今回はその超気になるみどころをイラストつきで解説します!

あらすじ←実話

CIAの庇護下だから取り調べを受けずに出入国が可能。任務で中米まで行って、飛行機空っぽのままアメリカに戻ってくるのはもったいない。おし!  麻薬積んじゃえ!  CIAはギャラ上げてくんないし!

戦争、事件、事故、などなど実話映画は色々ありますが、これはアレです。『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』や『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(あれ? どっちもディカプリオですね?)に代表される爽快豪快系実話モノです。「アドベンチャー魂はどこいった?」と今にも口走りそうなバリー・シール。良い意味で、Theトム・クルーズです。

パイロット役のトム・クルーズ、メチャクチャはまってます。アドレナリン全開です。

バリー・シール

自分で操縦してた

パイロットの映画だけあって飛行機がビュンビュン飛ぶ本作。てっきり操縦はプロのパイロットがやってるかと思ったら、ダグ・リーマン監督曰く「トムは、本作で飛行シーンを全て自分でこなしているし、コロンビアへの飛行も実際に行っている。」

マジか、トム。久しぶりにアクション封印して無茶せず演技に専念してんのかと思ったら……劇中、割と「え!? 危なっ!! そういうことする??」ってシーンあったよ?

映画を観る前に見ておいても損はないザックリ相関図MAP

アメリカ、中米諸国、コロンビアと飛び回るバリー・シール。全体の位置関係位は事前に把握しておいた方が楽しめるかもということでザックリ相関図MAPです。

バリー・シール

ちょい端折り気味ですが、詳細に描きすぎると映画を観る楽しみがなくなってしまうので。ていうか、劇中可愛らしいイラストでユーモアたっぷりに位置関係教えてくれるので別に覚えてなくても大丈夫です。というかですね、この映画をもっとずっと楽しむために少しだけ頭に入れておいた方が良いかもしれないのが……

【ぶっちゃけCIAって何やってたの?】

ってことだと思うんですよ。CIA(=Central Intelligence Agency)とは日本語で言えば中央情報局。米国の外交や国防に必要な諜報・謀略なんかをやってるという要はスパイ活動的なことをやってるとこですね。しかも予算もポジションも独立しててCIA長官の上には大統領しかいません。どういう活動しているかも基本的に秘密です。

映画がさらに楽しくなるちょっとウンチク

この先、ちょっと歴史的なウンチクです。読まなくても全然楽しめますが、頭に入れておくと映画がさらに楽しめるかも!

コントラって何?

物語の舞台になってる年代、ソ連とバッチバチの冷戦状態だったアメリカ(日本語がオカシイ)。近所に共産主義国家が誕生してほしくありません。やつらの情報が欲しい! そこで天才パイロット、バリー・シールの登場です。中米の共産主義革命軍の写真をバシバシ取りに行くわけです。

そうこうしてたら大統領が交代し、時はレーガン政権。中米ニカラグアで独裁的支配を続けていたソモサ王朝(アメリカの傀儡政権)を共産主義グループがひっくり返してしまう。これがサンディニスタ革命です。

アメリカさん的には嬉しくありません。というわけで、レーガン政権は劇中では“自由兵士”と呼ばれている「コントラ」という反革命側の組織を支援すべく、銃を運んだり、アメリカのド田舎(アーカンソー州ミーナ)に兵士を運んで訓練を施したりします。
飛行機の操縦はもちろん天才バリー。その間バリーはガンガン麻薬を密輸してアメリカ国内には麻薬が蔓延しますがCIAは黙認です。いやー! 黒い! 黒いぜ、CIA! あれ? なんかアメリカをハメた男というかハメられたんじゃないかという気がするのは僕だけでしょうか。

というわけで、そんなトム・クルーズの魅力ほとばしる破天荒パイロット『バリー・シール/アメリカをはめた男』は10月21日(土)より全国公開です。

◆映画『バリー・シール/アメリカをはめた男』​ information

バリー・シール

あらすじ:天才的な操縦技術を誇り、民間航空会社のパイロットとして何不自由ない暮しを送っていたバリー・シールの元に、ある日CIAのエージェントがスカウトに現れる。 CIAの極秘作戦に偵察機のパイロットとして加わる事となったバリーは、その過程で伝説的な麻薬王パブロ・エスコバルらと接触し、麻薬の運び屋としても天才的な才能を見せ始める。ホワイトハウスやCIAの命令に従いながら、同時に違法な麻薬密輸ビジネスで数十億円の荒稼ぎをするバリー。しかしそんな彼の背後には、とんでもない危険が迫っていた…。

上映時間:115分
<10月21日(土)より全国ロードショー>
公式サイト:barry-seal.jp
配給:東宝東和
(C)Universal Pictures

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    3.9
    トム・クルーズ主演、80年代に実在した凄腕アメリカ人スマグラーであるバリー・シールの物語。 話の流れはまんま『ロード・オブ・ウォー』です。 やってることはこちらの方が全然悪質ですが(笑) 映画としては、重い題材にも関わらずやたらとテンポよく作ってあり、割と悲劇的(?)な物語にも関わらず見終わった後もそこまで重さを感じない作りでした。 観終わってみれば、主人公の悪さというよりもアメリカという国家の悪どさをひしひしと実感。 それにしても今と違って情報の伝達が遅い時代の物語は見ごたえがありますね。
  • ライミ
    3.8
    頼れる男 こんなん実話とか本当に信じられない。 ペイン&ゲイン以来のふざけ倒した大事件の実話!かと思いきや、なかなか何重にも動く展開。 その動きがあまりにも信じ難い展開ばかりで、結果的に作品を通して本当に実話なのかと疑問が生まれるほど動きのある展開でした。 実話って言う重さを帳消し、むしろ塗りかえていく様なポップな感じと、スマホで撮影しているんですか?目が粗いなと思わせる様な時代に合わせたカメラが、チープな様で実はめちゃくちゃ凝ってる所が最高でした! トム史上最も狂ってる。 たしかに今までのトムよりもネジが2、3本多く抜けてるかもw でも...高層ビルを登り始めた辺りからもー狂った人間なのは...いやいやトムはやっぱかっこよかった!w トムの次の作品はM:I 6かな? 待ち遠しい...。
  • 清原和博
    2.0
    メチャクチャやって時代を駆け抜けた小悪人の物語を『ウルフ・オブ・ウォールストリート』ぽく撮るのもう禁止にしてほしい。トム・クルーズってなんだかんだ言っても品良く映ってしまうので、こういった映画は可哀相なぐらい場違いに見える(実際のBarry Sealはぶくぶくに太った醜い体型だし)。映画も卑しさや野蛮さが全然足りない。ダグ・リーマンって上っ面だけ見繕った(芯がない)作品ばっかり。ホント三流だと思う。
  • ゆみ
    3.0
    おもしろかったけど難しかった、 解説見ます!
  • MasashiAsanuma
    -
    「バリー・シール」観了。 みなさんお待たせしました、ハリウッドですよ、トム・クルーズですよー!アメリカ映画ですよー!安心してご覧下さーい! もう、ポップコーンばりばり食べながら、コーラごくごく飲みながら、なんにも考えないで観ましょう。
「バリー・シール/アメリカをはめた男」
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