第94回アカデミー賞(2022年)ノミネートされたNetflix10作品を紹介 -ついにNetflix映画が作品賞受賞なるか…?!

第94回アカデミー賞が2022年3月28日(月)に発表されますね!濱口竜介監督&西島秀俊主演の『ドライブ・マイ・カー』が作品賞を含む4部門にノミネートされ作品賞、脚色賞へのノミネートは日本映画として初の快挙となり話題になりました。
さらに注目されているのは、作品賞を含む11部門12ノミネートされたNetflix映画『パワー・オブ・ザ・ドッグ』。ついにNetflix映画が作品賞受賞となるのか…?!今回はそんな注目作品を含む、第94回アカデミー賞にノミネートされたNetflix10作品を、Filmarksレビューと共に紹介します。

パワー・オブ・ザ・ドッグ


《作品賞》
《監督賞》ジェーン・カンピオン
《主演男優賞》ベネディクト・カンバーバッチ
《助演男優賞》ジェシー・プレモンス/コディ・スミット=マクフィー
《助演女優賞》キルステン・ダンスト
《脚色賞》ジェーン・カンピオン
《美術賞》
《撮影賞》アリ・ウェグナー
《編集賞》ピーター・シベラス
《音響賞》
《作曲賞》ジョニー・グリーンウッド

<Filmarksレビューより引用>

カンピオン監督率いるスタッフたちが見事な映像表現、演出の工夫を展開し、素晴らしいキャスト達と実に巧妙な作品テーマが鑑賞者をじわじわと苦しめ、考えさせる繊細な作品である。超面白い。

男臭さを全身に纏ったフィル、少女の面影を残したローズ、繊細さの塊のようなピーター、いつだって枠に嵌めて見てしまう人間の眼の不確かさ。薄い膜を一枚ずつ剥がしていくようなデリケートな展開に興奮した。カンバーバッチは今までの役で一番好き。

ドント・ルック・アップ


《作品賞》
《脚本賞》アダム・マッケイ
《編集賞》ハンク・コーウィン
《作曲賞》ニコラス・ブリテル

<Filmarksレビューより引用>

政治や環境、戦争、人種など様々なテーマで本作のような事がたくさん起きているから皮肉が効いている。本作がクスッと笑えるフィクションのままであるように、私達も考えを変えないといけないなと思った。

深刻な現実がネタになり、目の前のことや利益を優先し現実を見ようとしない愚かな人間たちへの痛烈な風刺。Look upに対してDon’t look upをスローガンにする大統領選には笑っちゃった。

ロスト・ドーター


《主演女優賞》オリビア・コールマン
《助演女優賞》ジェシー・バックリー
《脚色賞》マギー・ギレンホール

<Filmarksレビューより引用>

マギー・ギレンホールの初監督作品ですが、美しい風景や色合い、緊張感と生々しさが凝縮された素晴らしい作品でした。才能溢れているし着眼点が凄い。「女性」「母性」をこういう描き方で描いた作品はそうはないと思います。この作品に救われる人がきっといると思います。

女性に当たり前に備わっていると決めつけられた母性に一石を投じるという意味でもこの作品は生まれて良かったと思う。

tick, tick…BOOM!:チック、チック…ブーン!


《主演男優賞》アンドリュー・ガーフィールド
《編集賞》マイロン・カースタイン/アンドリュー・ワイスブラム

<Filmarksレビューより引用>

限られた人生の一瞬一瞬を擦り切れるぐらいに生きて、燃え尽きるように生きた人々の物語。

とにかく音楽、演出が最高過ぎて文句なし!ここ数年間で見たミュージカル映画の中で一番良かった〜!そしてアンドリュー・ガーフィールドの才能の豊かさよ!歌も上手いしこの人が演じてくれて本当良かったな。

The Hand of God


《国際長編映画賞》イタリア

<Filmarksレビューより引用>

どのシーンを切り取っても素敵な情景で色彩豊か。成長する中で失うものは多くなるが、周りからのたくさんの愛情が支えになる。陽気な笑い声があったり、夫婦喧嘩の叫び声もあったり、、豪快にチーズを頬張るシーンもなかなかユーモアを感じた。

イタリア映画らしい、クスッとする丁度いい会話劇と美しいナポリの風景。徐々にくるこの多幸感と新しい人生に対する不安とワクワクが心地いい。

私の帰る場所


《短編ドキュメンタリー賞》

<Filmarksレビューより引用>

アメリカ西海岸のホームレス事情が見れる作品。クリーンな演出とホームレスが抱える闇がとても対照的で、40分じゃとても伝えきれない深い問題があるんだなと感じた。

ホームレスの人々の間には、家がない/お金がないの二点は共通しているけど、ホームレスになるまでのプロセスは様々。そこを知れただけでも観る価値があった。

オーディブル:鼓動を響かせて


《短編ドキュメンタリー賞》

<Filmarksレビューより引用>

本当に力強いドキュメンタリー。未来。という言葉の重みが、鼓動に変わったような作品。

アメフトが聾者にも向いたスポーツだったとは。普段当事者の声を聴く機会が無いから、こういう作品が賞レース入りするのは◎。悲しみや苦難を乗り越え前向きに生きようとする彼らの姿に励まされる。

ベナジルに捧げる3つの歌


《短編ドキュメンタリー賞》

<Filmarksレビューより引用>

夢に向かって生きたかっただけなのに、選択肢を与えられないアフガニスタンの若者の現実。短い時間で心に刺さる作品。

アフガン難民キャンプの青年の視点から見るアフガンの現状。彼が捧げる3つの歌が示すのは、それぞれ全く異なる状況下での「希望」と「幸福」の追求。20分でずっしり重い。全てを俯瞰する米軍の飛行船が何とも。

ミッチェル家とマシンの反乱


《長編アニメーション賞》

<Filmarksレビューより引用>

漢字で「最高」っていうより、カタカナで「サイコー!」って言いたくなる。笑えて泣けて、家族っていいなと思える。すごく好き。

いつか自分にも家族ができて、年頃の娘とか息子がいたらグサグサ刺さるんだろうなぁ。アメリカンなユーモア満載で、家族みんなで観たい映画。

ことりのロビン


《短編アニメーション賞》

<Filmarksレビューより引用>

ネズミの家族に育てられた小鳥が、小さくも大きな冒険に繰り出し、本当の自分に出会う姿を描いたストップモーションアニメ。キャラクターのチャーミングさとひたむきさが魅力的。短編ならではの凝縮したコンパクトなストーリーもいい。

フェルトの柔らかい質感と話の優しいメッセージが合ってるし、全体的に曲が良くて30分とは思えない満足感のあるショートフィルム。

いかがでしたでしょうか?作品賞も注目ですが、アニメーションやドキュメンタリーも良質な作品が満載なNetflix。今年のアカデミー賞の受賞結果、みなさんお楽しみに!

Netflix公式サイト:https://www.netflix.com

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