遠い惑星から来た美少女と冴えないパンク少年の恋ー音楽とファッションに彩られたラブストーリー

2017.11.22
特集

FILMAGA編集部

フィルマーくま

ジョン・キャメロン・ミッチェル監督の最新作『パーティで女の子に話しかけるには』が12月1日より公開です。

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パンクなのに内気な少年・エンは、偶然もぐりこんだパーティで、反抗的な瞳が美しい少女・ザンと出会う。大好きなセックス・ピストルズやパンクファッションの話に共感してくれるザンと、たちまち恋に落ちるエン。しかし、ふたりに許された時間は48時間。彼女は遠い惑星に帰らなければならないのだ。大人たちが決めたルールに反発したふたりは、危険で大胆な逃避行に出る。

 

ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』のジョン・キャメロン・ミッチェル監督が描く待望の新作は〈ボーイ・ミーツ・ガール〉ムービーの新たなる傑作。斬新な設定ながらも懐かしさを感じさせ、刺激的だけれども切なさが胸を打つ。音楽とファッションに彩られた世界にひとつだけのラブストーリー『パーティで女の子に話しかけるには』の魅力をご紹介いたします。

異性が〈異性人〉に思えたあのころの物語。遠い惑星の女の子を演じた、エル・ファニングの美しさ。

本作の役者たちは誰もが素晴らしく、主人公のエンを演じた、アレックス・シャープはナイーブですが、生意気な一面も見せます。それは男の子たちの共感を誘い、女の子には可愛らしくも見えるでしょう。地元のライブハウスのボス的な存在を演じたのは、ニコール・キッドマン。彼女のフィルモグラフィーのなかでもトップクラスの特異な出で立ち。強烈な印象を残します。

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そして、ヒロインのザンを演じた、エル・ファニング。見た目は地球人ですが、本当は遠い惑星の女の子という奇妙な役どころを見事に好演。「普通の女の子っぽいのに、どこかが異なる」と思わせられる演技を身体の動きや、表情などでキュートに見せます。また、ザンは地球上のすべてのものが興味の対象。見たもの、聞いたもの、触れたものへの純粋なリアクションを丁寧に汲み取るエルの演技にも注目です。

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みなさんは異性に興味を抱いた思春期のときに、自身を含む同性との違いに戸惑いを覚えなかったでしょうか。趣味、嗜好、言動、身体。内側も外側もすべてが異なり、分かり合えるかもわからないのに、なぜだか無性に惹かれる。本作は斬新で刺激的な物語ですが、主人公・エンの抱える恋心には誰しもが共感を覚えるでしょう。

■冒頭からセンス駄々漏れ! ブリティッシュロックな雰囲気が最高にお洒落です。星を跨いでの恋が、キラキラ輝いていて眩しかった。 まるで流れ星のような…幻を見たような気持ちになる恋でした。(mhrmhr0422さん)
■70年代のロックが好き、エル・ファニングが好き、ちょっとズレたような青春映画が好き、とりあえず全員見て下さい。(boxhakotaさん)
■予告にあった「顔ぺろ」みたいな、異星人的な交流の仕方が美しく、官能的でもう頭ぐらんぐらん(azono920さん)
■とんでもない映画をみた!!! ナードのパンク少年が恋に落ちて音楽も恋愛も頑張るぞ!的なサブカルボーイミーツガールかと思いきや全然違った。これは深い深い愛の話。(shimesaba3104さん)

ファンタジーとパンクの出会いから生まれた唯一無二の世界観。

本作は〈ボーイ・ミーツ・ガール〉の物語で、なおかつ〈ファンタジー・ミーツ・パンク〉の唯一無二な世界観も併せ持ちます。
自身もロンドン・パンク界に身を置いていた、アカデミー賞を3度も受賞経験のあるサンディ・パウエルが衣装を手がけています。遠い惑星からの来訪者たちを演じる、ザンたちの一族はビジュアル的にもおもしろく、不思議な髪型やコミュニティごとに色が分けられたスベスベなラテックス生の衣装など、パウエルとジョン・キャメロン・ミッチェル監督、2人ならではのこだわりが随所に見られます。

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ザンたちとの邂逅を果たすロンドンのパンクスたちの衣装は当時のリアルなもの。それは、わたしたちが「パンク」と聞いたときに思い浮かべる多色な髪の毛や大きなモヒカンとは異なり、制服を切り裂き、自身の持ち物を利用したパンク。劇中でも、ザンは自身の衣服をハサミで切り裂き、エンは「それがパンクだ」と言います。本作の象徴的なシーンのひとつです。

■バンド青春系は苦手だけど、これは全く別のジャンルをストーリーにぶち込んでて斬新だった。 とにかくエル・ファニングが可愛い。 彼女の持つ、繊細なパンク精神って、一見矛盾しているように見えるけど、それがとても魅力的だった。(hide_yukiさん)
■始めは独特の世界観に驚かされ、だんだん慣れてきたところで…最後はグッと感動。個人的には最後のオチがすごく好きです。涙が止まりませんでした。(oyakodon22さん)

隠れた名曲も並ぶ、パンク・ミュージックの数々。映画を彩る音楽たち。

音楽は本作の重要な要素のひとつ。昨今、音楽に重きを置いた作品が目立ちますね。近ごろならば『ベイビー・ドライバー』などはその筆頭で、本作の劇中でも流れるダムドというパンクロックバンドの楽曲が印象的に使われます。また、エル・ファニング出演の『20センチュリー・ウーマン』にも当時のパンクシーンの出来事が語られます。

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劇中のライブシーンも熱狂的で、本作のために結成されたディスコーズが見せる冒頭のライブはパンクを知らない方の心もがっちりと掴むでしょう。そして、エンとザンのライブシーンも然り。徐々にフロアに熱気が帯び、観客を沸かせるのはライブの醍醐味。ふたりの感情の昂りが映画への高揚感を生む、本作の名シーンのひとつです。

■傑作。最近流行の音楽映画とは一線を画すセンスの良さ。(JunjiTakaneさん)
■劇中に流れる曲や物語中盤のMV的演出が最高にかっこいいのと、ファッションが未来的で見ているだけワクワクしてくるしエル・ファニング演じるザンの可愛さがあまりにも眩しい…(boxhakotaさん)
■エル・ファニングのパンキッシュな姿。なかなか見られないし可愛かった。ニコールも誰か分からないくらいパンキッシュで新鮮! バンドのシーンはMVやライブ映像見ている感じでそれもよかった。(benny1118さん)
■冒頭から響き渡るパンクの小刻みなビートが、宇宙人の登場する”異質な世界感”をぐいぐいと押し出してくる。70年代の音楽が弾みをつけ、セックス・ピストルズ、ラモーンズと名曲ラッシュ。映画自体がまるでライブのようだ。尖っていて、でも懐かしい。(emxlvさん)

〈ボーイ・ミーツ・ガール〉ムービー、パンク、ファンタジーの不思議な三つ巴から生まれた物語『パーティで女の子に話しかけるには』。ぜひ、劇場でご覧ください。

◆映画『パーティで女の子に話しかけるには』 information

映画タイトル

あらすじ:1977年、ロンドン郊外。パンクなのに内気な少年エンは、偶然もぐりこんだパーティで、反抗的な瞳が美しい少女ザンと出会う。大好きなセックス・ピストルズやパンク・ファッションの話に共感してくれるザンと、たちまち恋におちるが、許された時間は48時間。彼女は遠い惑星へと帰らなければならなかったー。

上映時間:103分
12月1日(金) 新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷他全国順次ロードショー
配給:ギャガ
公式サイト:http://gaga.ne.jp/girlsatparties/
(C)COLONY FILMS LIMITED 2016

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