9.11公開『キングスマン』を30倍楽しめるイギリス発スパイ映画3選!!!

2015.08.14
洋画

シネマは身体の一部です。

イトウタクマ

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映画ファン皆様に緊急指令!監督は『キック・アス』のマシュー・ヴォーン、主演には『英国王のスピーチ』でアカデミー主演男優賞を受賞したコリン・ファース。2大イギリスヒットメイカーがタッグを組んだスパイ・アクション映画『キングスマン』は、2015年9月11日より全国公開されます。

実は『キングスマン』には過去のイギリス発スパイ映画とのリンクが秘められています。今回ご紹介する3つの映画から、イギリス発スパイ映画の持つスタイリッシュでタフなエッセンスをひもといていきましょう。これであなたもスパイ映画フリーク!

スパイと言えばやっぱりこの人!

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「ボンド。ジェームズ・ボンド。」

イギリスのスパイ映画と言えば、ご存知『007』シリーズ。今年12月4日公開予定の最新作『007/スペクター』で通算24作目となる大人気シリーズです。

その中でもお勧めの作品は最新作に繋がる『007/スカイフォール』。ダニエル・クレイグやジュディ・デンチなどお馴染みの顔ぶれに加え、新キャラの発明家Q役に若手のベン・ウィショーが抜擢。敵役シルヴァは『ノー・カントリー』でも殺人鬼を演じたハビエル・バルデムが出演と、新シリーズ特有の芳醇なキャスティングに加え、ハラハラドキドキのアクションシーンが実に豪華に組み合わさっています。

主人公ジェームズ・ボンドは、数々のスパイグッズを駆使して獲物を狙い、車の運転や銃の扱いもお手の物。敵対国であっても涼しい顔で乗り込む大胆さに各国の美女はメロメロ。今までは影の存在であったスパイという地味な役柄を、アクション活劇のスーパーヒーローに押し上げた代表的なシリーズであり、『キングスマン』にも多大な影響を与えています。

007の起こしたエポック・メイキングは数え切れないほどのパロディ映画を生み出しました。名優ジェームズ・コバーン主演の『電撃フリントGO!GO作戦』や、ガイ・リッチー監督によるリメイクが進んでいる『0011ナポレオン・ソロ』。香港喜劇界のスター、チャウ・シンチーは監督・脚本・主演として『0061北京より愛をこめて!?』という、なんとも寒いギャグ満載のパロディ映画を製作しました。

そして本国イギリスでもジェームズ・ボンドに相対する"スパイっぽくないスパイ"が誕生します。

もう1人の英国スパイは黒縁メガネ!?

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1965年に制作された『国際諜報局』は、ハリー・パーマーという名前のスパイが活躍します。『007』シリーズは派手なスパイ・ヒーローのジェームズ・ボンドをメジャーにしましたが、この映画では180°異なるスパイ像を作り上げました。

無愛想な顔つきに黒縁メガネ、食事は自炊、ボンドのような有名ブランドのスーツを着ている伊達男でもない。誰がどう見てもその辺にいそうな"普通"の男性です。しかしこの等身大のスパイという存在が007に慣れ親しんだ映画ファンの目には新鮮に映り、その後ハリー・パーマーシリーズは3本の続編が製作され、意外な人気を博すのです。

注目すべきはその名前にあります。『キングスマン』でのコリン・ファースの役名は"ハリー"で、なんと黒縁メガネ着用なんです。さらにハリー・パーマーを演じていたマイケル・ケインがスパイ組織「キングスマン」のボスとして共演!!オマージュたっぷりですね。

このように過去作のネタをハイブリッドさせた『キングスマン』は「ハリー・パーマーがジェームズ・ボンドのように華麗なスパイだったら?」という"if"の物語として観ると、さらに興味深く楽しめること請け合いです。

重厚な社会派スパイ映画も必見

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007シリーズやハリー・パーマーシリーズが娯楽映画であるのに対し、社会派のスパイ映画もご紹介。2011年製作、ジョン・ル・カレ原作の『裏切りのサーカス』です。アクション作品とは正反対ですが、裏で暗躍する"スパイそのもの"の面白さを描いています。

イギリス情報部の中に潜む敵国からの二重スパイ・通称"もぐら"を探し出すという一見地味なストーリー。しかし、あやしく包むタバコの煙の中、光や影のコントラストで美しく切り取られた夜を背景に、抑えた演技が光る主役のゲイリー・オールドマンと、渋い俳優たちによる虚構を交えた心理戦が展開される、極上スパイ・サスペンス映画の傑作です。

また、この作品には『キングスマン』主演のコリン・ファースも重要な役で出演しています。予習として本作をご覧いただくと、社会派作品と娯楽作品でのキャラクターの違いをそれぞれ見比べられ、アカデミー主演男優賞受賞俳優コリン・ファースの魅力を十分堪能できるでしょう。どんな役柄も自分のものにする芝居の幅広さは見事です。

2015年はスパイ映画豊作年!

『キングスマン』に加えて、8月7日に公開されたトム・クルーズ主演『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』や、先述した『007/スペクター』等、今年は見逃せないスパイ映画が目白押しです。

映画館の大きなスクリーンで、ダイナミック&エレガントなスパイ・アクションを恋人同士や友達みんなでワイワイ楽しみましょう!…なお、このレビュー記事は自動的に消滅…しませんのでご安心を。

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  • momoko
    4.0
    アクションの見応え、スーツの似合い具合、最高です。マークストロングが悪役じゃないところも素敵。パグが飼いたくなります。
  • まっちょ
    3.0
    やっぱりアクション映画、好きじゃない、、
  • Nanacom
    -
    2を観に行くために、復習で。 やはりコリンファース、渋くてカッコいい。 続編よりまとまっている。筋書きがシンプルでいい。
  • K2U
    3.7
    普通にスカッとするアクション映画。 他のアクションと異なる所が、主人公が紳士でスマートだということ。 続編にも期待。
  • やまひろ
    4.2
    『マナーが作るんだ、紳士を』 2014年のイギリスのスパイ映画、監督はマシュー・ヴォーン 原作はマーク・ミラーとデイヴ・ギボンズによるコミック「キングスマン:ザ・シークレット・サービス」 「キック・アス」の監督が爽快で痛快なスパイ映画を作り上げてくれた! すんごく好みの映画に終始興奮して観た。(たしか劇場2回行ったな) ジェームズ・ボンドやイーサン・ハントとはまた違った魅力あるスパイ映画、それがこの「キングスマン」である。 シーツにネクタイ、メガネと紳士的な出で立ちでありながら、超強いってのがすげーいい! バーで不良どもを一網打尽にするハリーに痺れる憧れるッ! スパイの秘密道具も現代風にアレンジされ、超ハイテク機器搭載の面白グッズが満載!男子はこういうの好きなんだぜ! 傘が弾丸をガードするとか、メガネがオンタイムのカメラとかwすげー欲しい!(アガサ博士も真っ青だろうw) だがこの「キングスマン」ただのスパイ映画ではなかった! まずは、キングスマンの空いた席を候補生から選ぶ試験が面白い。 エグジーの機転と根性、身体能力が他の候補生を上回るのは観ていて痛快 「人は生まれた家柄で紳士になるんじゃない。学んで紳士になる」 素晴らしい名言だね。このセリフにこの映画の哲学、真理が全て詰め込まれている。 さらに、個性的な敵キャラが冴えている! スティーブ・ジョ○スばりのIT富豪ヴァレンタイン(チャラいわw) 両足が義足暗殺者ガゼル(足どうしたw) なかなかクセのある敵キャラ、そして現代風な世界征服?スマホ、SIMカードとか如何にも現代を象徴するアイテム 一番印象的なのは、見た目は紳士なのに、戦う時の容赦の無さ 教会でのハリー無双、チップ爆破による脳みそバーンの痛快かつグロさは「キック・アス」に通ずるものがある。 アクションシーンの音楽はテンション上がるwいや、悪ふざけがすぎるwwwやり過ぎwww ホントもう爆笑しながら観れるスパイ映画ってなんだよwそれがイイ 個人的にはランスロットに選ばれたロキシーが良い子だし可愛いし、なのに見せ場がイマイチで可哀想。もっと活躍させてあげて欲しかった・・・ とにかく、超好みの映画ですね!
「キングスマン」
のレビュー(82385件)