“永遠の妖精”と謳われたオードリー・ヘプバーンと、名優グレゴリー・ペック初共演で贈る恋愛映画の最高傑作が2022年5月13日に地上波放送決定! 映画史に残る不朽の名作として世界中から愛され続けている『ローマの休日』では、ヨーロッパ最古の王室の王位継承者である王女と、新聞記者の1日の恋の過程をロマンチックに描いています。
本記事では、世界中に愛され続ける名作映画『ローマの休日』のあらすじ・キャスト・見どころ、2022年5月6日から公開されたドキュメンタリー映画『オードリー・ヘプバーン』までまとめてご紹介!
『ローマの休日』(1953)あらすじ
ヨーロッパ最古の王室の王位継承者であるアン王女(オードリー・ヘプバーン)は、欧州親善旅行でローマを訪れていた。しかし、分刻みの多忙なスケジュールと用意されたスピーチを披露するセレモニーへの出席など、アン王女は不自由な生活にストレスが溜まりうんざりとしていた。就寝前には、軽いヒステリー状態を起こし主治医に鎮静剤を投与されるが、それでも中々寝付くことが出来ないアン王女は宮殿をこっそりと抜け出し、夜のローマの街へと繰り出していく。やがて薬が効いてきてベンチで寝入っているところを、偶然通りかかったアメリカ人新聞記者のジョー・ブラッドレー(グレゴリー・ペック)に心配される。ジョーはアン王女の素性を知らないまま、自分の家で彼女を一晩休ませることになるのだが……。
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『ローマの休日』キャスト
※()は日本語オリジナル新吹き替え
アン王女(アーニャ・スミス)/オードリー・ヘプバーン(早見沙織)
ヨーロッパ最古の王室の王位継承者。人前では明るく振る舞い、祖国と王室のため務めを果たしてきたが、内心は分刻みのスケジュールなど多忙な日々に酷く疲れきってきた。
ジョー・ブラッドレー/グレゴリー・ペック(浪川大輔)
アメリカ人新聞記者。宮殿から飛び出しベンチで寝入っていたアン王女の素性を知らずに、心配して助ける。一晩だけ家を宿としてアン王女に提供する。
その他キャスト
アーヴィング・ラドビッチ/エディ・アルバート(関智一)
ヘネシー支局長/ハートリー・パワー(茶風林)
大使/ハーコート・ウィリアムズ(浦山迅)
将軍/テュリオ・カルミナティ(伊藤和晃)
マリオ・デラーニ/パオロ・カルリーニ(関俊彦)
『ローマの休日』見どころは?
銀幕ヒロインとして名を馳せたオードリー・ヘプバーンと、名優グレゴリー・ペックの初共演で贈るローマを舞台にした、ロマンティックでちょっと切ないラブコメディ。新聞記者のジョー(グレゴリー)と、王室の王位継承者であるアン王女(オードリー)の1日の恋模様を丁寧に、そしてコミカルに描いています。
劇中では、トレビの泉、真実の口、コロッセオなど誰もが知っているようなローマの観光スポットが度々登場。そしてアン王女が宮殿を飛び出し、ジョーから借りたお金でキュートな靴を購入したり、ロングヘアから今風のショートヘアに髪をカットしたり、ジョーと共に初めてタバコを経験するシーンなど、普通の女の子のようにローマの街を無邪気に楽しんでいる様子がとても印象的です。
そしてなんと言っても、アン王女とジョーが2人でベスパに乗りローマの街を颯爽と駆け抜ける姿は本作を代表する名シーン。不自由から解放され自由を満喫するアン王女の姿、そして2人の間に徐々に芽生える恋心はとても美しく眩いものです。
2人のフレッシュな恋模様やヒューマンドラマ的要素など、50年代の作品とは思えないほど古臭さを全く感じさせることがない名作映画になっています。
また、オードリーは本作でアメリカ映画初出演を飾りました。当時ほぼ無名の新人だったにも関わらず王位継承者であるアン王女を見事に演じ、第26回アカデミー賞で最優秀主演女優賞を受賞。
ちなみに本作で衣装デザインを担当した、イーディス・ヘッドが第26回アカデミー賞衣装デザイン賞を受賞。ファッションアイコンとしても世界中の女性たちから愛され続けるオードリーですが、劇中でもオードリーとグレゴリーのレトロでシックなファッションや、華麗なドレスアップ姿を披露するオードリーにも是非注目して鑑賞していただきたい一作です。
『オードリー・ヘプバーン』(2020)
幼少期に経験した父親による裏切り、そして第二次世界大戦という過酷な環境で育ったオードリーは過去のトラウマと一生涯向き合うことになり、私生活にも影を落とすこととなった。輝かしい映画女優として活躍する一方、幾度の離婚を繰り返して愛に破れていくが、子供達への深い愛情を注いでいく。そして後年、ユニセフ国際親善大使として彼女は世界中の子供達のために、自身の名声を捧げ、この活動に生涯を捧げた。恐怖や憎しみに溢れる世界で愛の重要性のために立ち上がったオードリー。この信念こそが私たちの中に永遠に彼女が生き続けている証であり、貴重なアーカイブ映像や近親者たちのプライベートに迫るインタビューとともに、極めて特別なひとりの女性の人生が鮮やかにスクリーンによみがえる。
銀幕ヒロイン、オードリー・ヘプバーンの内側に迫った初のドキュメンタリー映画が公開されました! 現在公開中のこちらの作品と合わせて、是非『ローマの休日』を楽しんで鑑賞してみてはいかがでしょうか?
『ローマの休日』作品情報
■原題:Roman Holiday
■配給:モービー・ディック
■上映時間:118分
■監督:ウィリアム・ワイラー
■脚本:サミュエル・B・ウェスト、ジョン・ダイトン、ダルトン・トランボ
■放送日:2022年5月13日(金)
※本記事で紹介された映画は国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」のデータに基づきセレクトされたものです。
※2022年5月10日時点での情報です。