女性向けコミックスを実写化!原作が人気のおしゃれ映画6本

2018.02.09
邦画

映画は気持ちよく生きるためのヒント

hikari

二階堂ふみ、吉沢亮主演の『リバーズ・エッジ』がまもなく公開されます。これは岡崎京子原作の同名マンガを実写化したもの。

ここ数年でマンガ原作の作品が実写映画化されることが多くなりました。特に原作自体がおしゃれで特徴的な作品だと、実写ではどんな世界観が作り上げられるのか気になりますよね。

今回は、『リバーズ・エッジ』のように、女子に人気のおしゃれコミックスを実写化した映画をご紹介します。

安野モヨコ原作『さくらん』

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子供のころ、吉原に身売りされたきよ葉(土屋アンナ)が花魁になるまでを描いた安野モヨコ原作の物語。

生意気で、遊女として生きることを嫌がり、脱走事件を起こしたこともあるきよ葉。しかし、その当時花魁だった粧ひから焚き付けられて花魁まで登り詰めることを決意します。

とはいえ、惚れた男からの裏切り、嫉妬ばかりの女の世界など、きよ葉のまわりは敵だらけ。

人間の欲と醜い感情渦巻く遊女の世界から抜け出したいと願いつつ、きよ葉は強くたくましく生き、信念を貫き通します。その姿に勇気をもらえる人は多いはず。

映画は、写真家としても活躍中の蜷川実花が監督を務め、おしゃれでスタイリッシュな世界を描いています。

遊女たちのアイコンのように金魚がときおり登場するのですが、これが物語と映像のいいアクセントに。ほかにも鮮やかな色使いをしたインテリアやファッションなど、まさに写真のような美しさに圧倒されるはず!

ここぞというシーンで流れる椎名林檎のサウンドも、ヒロインの葛藤や何かを決意するシーンにマッチしているので、ぜひ体感してほしいところ。

矢沢あい原作『パラダイス・キス』

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大学受験を控えた紫(北川景子)が、矢澤芸術学院服飾科のファッションショーにモデルとしてスカウトされたことからジョージ(向井理)たちに出会い、彼らのおかげで、人としても女性としても成長していく……矢沢あい原作の物語。

それまで親の言いなりで、有名進学校に入ったことが唯一のプライドと豪語していた紫。でもジョージから自分の意志で生きていないことを指摘され、紫なりにもがいていきます。

そのことでやりたいことを見つけていくところや、傲慢で大嫌いだったはずのジョージに惹かれていくなど、今まで目指していた道とはちがうところに生きがいを見出す紫の姿は、マンネリした日常を変えたいと思っている人にとって何かヒントを見つけられそう。

映像を観ていると、素朴な高校生だった紫がジョージたちパラダイス・キスのメンバーにより華麗に変身していくのがビジュアルでわかるので、ワクワクしてきます。

また、ファッションも重要な要素を持つ作品なので、さまざまなパターンのかわいい洋服が登場するところも見どころ。

岡崎京子原作『ヘルタースケルター』

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全身整形を隠し、モデル・女優などマルチに活躍しているりりこ(沢尻エリカ)。その完璧な美貌のおかげでカリスマ的な人気を得ているけれど、違法整形の副作用で身体に異変が出てくるように。

それでもなお美に執着するりりこが、身体だけでなく次第に精神まで蝕まれていく姿を描いた岡崎京子原作の作品。

美しくなりたい、モテたい、人気を得たいといった女性が欲しているものをすべて手に入れているりりこ。

けれど、いつか見向きもされなくなる恐怖と整形の副作用による心身の苦しみからプライベートで発狂しているところは、欲しても欲しても欲望が満たされない女性への皮肉のようにも感じます。

救いようがないヘルタースケルター(しっちゃかめっちゃか)な物語ですが、どこか胸に突き刺さる作品です。

こちらの映画も蜷川実花監督によって手がけられ、ビビッドな色彩で狂気な世界を表現。かわいく見えるのに、そこに毒が潜んでいるような映像は必見です。

東村アキコ原作『海月姫』

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クラゲオタクでおしゃれ女子苦手、男子なんてもってのほかな月海(能年玲奈)。イラストレーターを目指して上京したものの、そんなわけで、男子禁制、オタク女子のみ入居できる天水館で暮らし、平穏な日々を送っていました。

しかし、ひょんなことがきっかけで出会ったファッション大好きで女装好きの蔵之介(菅田将暉)が、男子であることを隠して、なぜか天水館へ頻繁に出入りするように。

最初、天水館のメンバーは嫌がっていたものの、地上げ屋から天水館の売却を迫られ、蔵之介がある策を思いついたことで結束し……。

オタクな女子たちの生き様をコミカルに描いた東村アキコ原作の作品。

現在、連続ドラマとしても放送中ですが、渋谷に出るのもNG、おしゃれもNG、ひたすら自分たちの世界だけで生きてきた天水館の住人・尼〜ず。

でも蔵之介の空気を読まない態度のおかげで(?)、彼女たちが自分の殻をちょっとずつちょっとずつ破っていきます。それには何かにチャレンジしようとするパワーをもらえそう。

また物語のクライマックスに登場するファッションショーで使うドレスは、マンガに出てくるドレスを完全再現! そんなキラふわな世界もかわいく、オタクなシーンとのギャップに女子なら楽しめるはず。

そして一筋縄に行かない月海と蔵之介、蔵之介の兄・修との恋愛模様もみどころです。

ジョージ朝倉原作『ピース オブ ケイク』

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支配的な彼氏と別れ、何もかもリセットしようと仕事も住まいも変えた志乃(多部未華子)。今まで言い寄られ、流された恋愛ばかりだったのに、隣人でもありバイト先の店長でもある京四郎(綾野剛)に自分から恋したことからはじまるジョージ朝倉原作のラブストーリー。

当初、京四郎には同棲中の彼女が。だから付き合う云々を考えず、でもひたすら志乃は彼を想い続けます。

そんなある日、その彼女が失踪。その間に京四郎と想い合えるように! しかし、その彼女が失踪後しばらくしてから京四郎に名乗っていた名前とは別名で小説家デビュー。しかもそれから京四郎の怪しい行動が続き……。

ハッピーだけじゃない、恋の痛さ、辛さを的確に描いた作品です。

映画で監督を務めたのは田口トモロヲ。男性の監督だからなのか、女子特有の恋愛におけるジメッとした感情をいい具合にドライに描いています。だから共感もできるけど、女の恋心を客観的に見られるので、恋愛の勉強にもいいかも!?

ジョージ朝倉原作『溺れるナイフ』

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東京でファッション誌のモデルをしていた15歳の夏芽(小松菜奈)は父が祖父の家業を継ぐことになった事情で、ど田舎の浮雲町へ越すことに。

そこで出会った、同級生の中で異彩を放っているコウ(菅田将暉)に惹かれます。

次第にお互い想い合うようになるのですが、町が一番盛り上がる夏祭りの日に夏芽とコウの絆を引き裂く悲しい事件が起こり……。

こちらもジョージ朝倉原作の映画です。

日常が退屈、どこか自分の居場所を探してモデルになった夏芽。それと同じ気持ちを持ち、田舎町をさまようコウ。同じ心境を持つからなのか、たとえ離れ離れになっても心のどこかでお互いに求め合う2人。そんな彼女たちが相手に対する気持ちにどう向き合っていくのか。

10代ながらも強烈に惹かれ合う恋愛とその葛藤を描いています。

よくある青春映画とはひと味ちがう、恋の生々しさが伝わってくる、大人こそ観ておいたほうがいい作品かもしれません。

読んでから観ても、観てから読んでもいい!

作品によっては、原作の設定を多少変更している映画もあります。ひょっとしたら原作ファンにとっては少し「あれ?」と感じる人もいるかもしれません。

でも、どの作品も原作の醸し出している空気感を大切にしながら、マンガの登場人物を大切に描いています。

原作を読んでから観れば、登場人物が実際の人間で動いていることの感動があり、観てから読めばよりおしゃれな世界に浸れ、ヒロインの生き方への共感度も増すはず。

マンガはもちろん、おしゃれコミックスの実写映画もぜひ楽しんでみてください!

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