ダイナマイト心中した母を持つ稀代の編集長の一代記!『素敵なダイナマイトスキャンダル』

2018.03.02
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伝説の雑誌「写真時代」の名物編集長・末井昭の自伝的エッセイを映画化した『素敵なダイナマイトスキャンダル』が3月17日より公開されます。

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母親が隣の若い男ダイナマイト心中したという、とんでもない過去を持つ末井昭氏は、「NEW self」や「写真時代」などの雑誌を次々と創刊。新しい表現を追求し、昭和カルチャーを代表する名物編集長として時代を牽引しました。

映画は、末井氏の幼少期から、編集者として脂の乗った70年代、80年代まで当時の猥雑かつエネルギッシュな時代を背景に1人の編集者が駆け抜けた昭和カルチャーを描き出しています。主人公の末井を演じるのは柄本佑。今や演技派俳優として、日本映画に欠かせない存在となった彼が新たな一面を切り開き、狂乱の時代を生きる男のを演じきっています。

 

数奇な運命を背負った男を愛情たっぷりに描く

田舎に生まれた末井は、幼い頃に母親が若い男とダイナマイト心中するという、強烈な過去の持ち主。大阪での工場勤務の後、デザイン学校に通うも学校がなくなり、その後キャバレーの看板描きへ。その縁から小さなエロ雑誌の編集部での仕事がはじまる。そして「NEW self」や「写真時代」など、既存の型にはまらないカルチャー・エロ雑誌を創刊、警察の検閲をのらりくらりとかわしながら、時代をリードしていきます。

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過去のトラウマを乗り越え、自らの糧にしていくしたたかさと新しいことに挑戦する異端の編集者は、気がつけば時代をリードする存在になっていきました。

■ひたすら楽しかった、面白かった。末井さんの方向性というか、生き方に圧倒されっぱなし。映画の中と終演後の富永監督のお話の中に印象的なワードがいくつかあって、それを踏まえてもう一度観たい。大事に、何度も見返したいと思うくらい、ぎゅっと詰まった映画。(はるかさん)
■面白かった!! テアトル系らしさ溢れる作品です(笑)私はテアトル系が好きなのかもしれない! コミカルにエロを描いているだけではなく、色々な心情や人間の奥底にある気持ちや人生についてまで考えてしまった。(yukakyasarinさん)
■芯は明確にあるのに、やりたいことか分からない?違う?けれど、なんとなくその流れに乗っている主人公がリアルで親近感が湧きました。かといってそれが全面に出ている訳ではなくテンポよく進むうちに見ている側も気づいていく感じで楽しかったです。(すももさん)

平成が失った昭和の猥雑かつエネルギッシュな空気を再現

舞台となるのは1960年代から80年代の日本。キャバレーやエロ雑誌というアンダーグラウンド業界に自身の「情念」を見出した末井氏は、エネルギッシュな創作活動を次々と行います。

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当時は今よりも社会にグレーゾーンがたくさんあったと末井氏も述懐していますが、そうした時代のおおらかさが猥雑さとエネルギッシュな時代の空気を作り出しています。映画は昭和のアングラカルチャー匂い漂う空気を見事に表現、平成が失ったエネルギッシュなパワーに満ち溢れた作品に仕上がっています。

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また、アラーキーこと荒木経惟をモデルにした写真家の荒木さんなど、当時のカルチャーシーンを彩った人物も多数登場、そんな時代の空気だからこそ生まれ、今も数多くあります。

■期待以上の昭和感。煮しめたような空気と、俳優陣の佇まいが味わい深いです。観ている間、常にうっすらしんどいけど、妙に可笑しい。主人公のダメさとタフさが絶妙で、柄本佑のハマりっぷりが印象的でした。(sawaさん)
■昭和高度成長期からバブル期までの混沌の中で刺激的な人物との出会いや時代の流れが衣装や髪型、デザイン道具や電話機などが物語と共に丁寧に描かれていた。(リカちゃん人形さん)
■70年代〜80年代当時の雰囲気、ものを作る場所に生まれる情熱や熱気がとても魅力的に表現されていて、それだけで観ていて楽しい。(Yuiccoさん)

柄本佑の新境地。実在の人物を見事なリアリティで演じきる

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本作の主人公で原作者の末井昭氏を演じるのは演技派俳優、柄本佑。今や日本映画に欠かせない存在となり、多くの映画で活躍する彼が新境地とも言える演技を見せてくれます。末井氏本人も、「他人の気がしない」と柄本の演技を絶賛。実在の人物を圧倒的なリアリティとユーモアを交えて演じきっています。

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その他、前田敦子三浦透子尾野真千子ら女優陣が、主人公をとりまく女性を演じ、。峯田和伸松重豊など豪華なキャストが脇を固めているほか、音楽家の菊地成孔が、役者として映画初出演ながら写真家の荒木さんを堂々と演じています。

■キャスティングも最高。それと演出の部分も素晴らしくて、昭和のあの感じとか、自分には外から知ることしかできないけど、あの場にいれたら、と何度も思った。(はるかさん)
■柄本さんの自然な演技も相まって、とても素直に楽しめました。(シャンブルさん)
■前田敦子さんの牧子の空気感がたまらなくてクセになるし、三浦透子さんのふわふわした追いかけたくなるあどけなさと色気も絶妙でした。(すももさん)

◆映画 『素敵なダイナマイトスキャンダル』information

映画タイトル

あらすじ:幼少期に「実母が隣家の息子とダイナマイト心中」という驚愕の体験をした「末井 昭」。高校を卒業と同時に工場に就職したあと、上京してグラフィックデザイナー目指す。ひょんなことからエロ雑誌の編集を手伝うことになり、その後、編集長として写真家・荒木さんとのコンビで80年代を席巻。のちに伝説となる雑誌「写真時代」をおくり出すなど名編集長として活躍するのだが……。

上映時間:138分
3月17日(土) テアトル新宿、池袋シネマ・ロサほか全国ロードショー!
配給:東京テアトル
公式サイト:dynamitemovie.jp
(C)2018「素敵なダイナマイトスキャンダル」製作委員会

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