世界の歌姫たちの儚く壮絶な人生を描く伝記的映画7本

2018.05.20
映画

映画狂の唄を大いに謳おう

ロックス

こんにちは。もう夏ですね。さて、皆さんは「ディーヴァ」なんて言葉を聞いたことありますか?
ラテン語で「神々しい・神がかり的」なんて意味があるようですが、日本では「歌姫」なんて訳されたりしています。「歌姫」ってのはいい響きですな。

今回はこの「歌姫」に焦点を当てた伝記的作品をご紹介していきます。どの作品も彼女たちの歌声は魂を震わせる「歌姫」そのもの。観応え抜群でございます。

エディット・ピアフ愛の讃歌(2007)

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世界的なシャンソン歌手エディット・ピアフ、この名前を知らない方でも、彼女の代表曲である「愛の賛歌」は、聞いたことがある方も多いはずです。歌手として一時代を築きあげ、代表曲「愛の賛歌」も大ヒットを記録。

しかし本作『エディット・ピアフ愛の讃歌』は、皮肉にもその“愛”に恵まれなかったピアフの生涯を描いています。スクリーンの中にまるで本物のピアフがいるようなマリオン・コティヤールの演技に注目してください。

TINA ティナ(1993)

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“芸能界のゴッド姉ちゃん”が和田アキ子ならば、“洋楽界のハイパーゴッド姉ちゃん”は、このティナ・ターナーであろう。圧倒的なパフォーマンス、そしてパフォーマンスの説得力が増すその容姿。一度見たら忘れられない歌手ティナ・ターナー。

そんな彼女の伝記的映画が本作『TINA ティナ』。テネシーの片田舎で育った彼女の成功、そして凋落が描かれています。作品を観終わった後、あなたはきっとYouTubeでこう検索するはず。「ティナ・ターナー」と。

歌え!ロレッタ愛のために(1980)

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カントリー&ウエスタン歌手のロレッタ・リンの半生をつづった伝記映画でございます。
炭坑の貧しい家に生まれたロレッタは、13歳で結婚し、貧しいながらも子宝に恵まれます。ある日、ロレッタの歌の才能に気付いた夫に歌手になることを薦められたことを機に、スターダムにのし上がります。スターになる妻ロレッタと夫の距離は徐々に離れるばかり……。

主演のシシー・スペイセクが歌も吹替えなしで挑み、見事に演じきったその姿も必見です。

キャデラックレコード 〜音楽でアメリカを変えた人々の物語〜(2008)

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シカゴブルースの名門レーベル「チェス・レコード」をモデルにした伝記・ミュージカル映画。マディ・ウォーターズ、リトル・ウォーター、チャック・ベリーなど伝説的なミュージシャンがその名を連ねます。

中でも今現在世界トップレベルの「ディーヴァ」である、あのビヨンセが演じるエタ・ジェームズには注目です。「ディーヴァ」が「ディーヴァ」を演じる。このキャスティングは秀逸の一言。

ランナウェイズ(2010)

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果たして彼女たちを「ディーヴァ」と呼べるのか、いやむしろ本人たちは否定するかもしれない女性パンクバンド「ザ・ランナウェイズ」の伝記映画。

今となってはギターのジョーン・ジェットが世界的な成功をおさめ、ジョーン・ジェットがいたバンド、日本では、下着を着て歌う「チェリー・ボム」の一発屋、なんてイメージがあるかもしれませんが、作品では当時少女だった彼女たちが置かれていた環境が鮮明に描かれています。

しかしあの『I am Sam アイ・アム・サム』で主人公の娘=超かわいらしいルーシー役を演じたダコタ・ファニングが、後に下着姿で歌うザ・ランナウェイズのシェリー・カーリーを演じるとは……! 時の流れを感じますな。

バックコーラスの歌姫たち(2013)

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マイケル・ジャクソン 、ミック・ジャガー、ブルース・スプリングスティーン、スティーヴィー・ワンダー、スティング……世界的なトップスターを支えるバックシンガーたちに焦点を当てたドキュメンタリー作品。一般的には知られていない女性バックシンガーですが、トップシンガーとほぼ変わらないほどの実力を持ちます。

歌うことを心から愛する彼女たちのその姿、「なにかに本気で情熱をささげる」ことの大切さを改めて認識できるはずです。

ダリダ~あまい囁き~(2016)

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最後にご紹介するのは、2018年5月19日から公開の映画『ダリダ~あまい囁き~』です。

あのフランスの名優アラン・ドロンとのデュエット曲であり、本作の副題ともなっている楽曲「あまい囁き」や、「18歳の彼」などで一世を風靡したフランス人歌手・ダリダの栄光と挫折を描いた伝記映画。

女性としてスターダムにのし上がることの重圧は、我々一般人にはとても理解できないほどでしょう。ダリダに限らず、今回紹介させていただいた作品でも、その例は多く観られます。輝かしい栄光の裏とは対照的に、荒れ果てた私生活はついに彼女を自殺にまで追いやってしまいます。とても実話とは思えない、映画を超えるほどのドラマチックな彼女の短い人生は、伝記映画として見事に描かれています。

スターと言えどやはり人間、心の弱さは必ずあるというもの。歌と恋に満ち溢れた彼女の人生をぜひご覧になってみてください。

ディーヴァたちの饗宴をぜひお楽しみください。

いかがでしたか? ショービズ界で華やかなスターダムにのぼりつめた女性歌手の伝記映画を中心にご紹介をさせていただきました。

儚く前途多難な人生を生きた彼女たちの歌声は「魂」そのもの。かつて歌手を目指した方も、今まさに目指している方も、音楽が好きなあなたも、ぜひご覧になっていただきたい作品となっています。私、かなりの音楽映画マニアなのですが、どの作品も強くお薦めいたします。ではまた。

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