映画界を全速力で駆け抜けるグレタ・ガーウィグ 脚本家、監督、女優、声優と挑戦を止めない彼女の魅力に迫る!

2018.06.01
映画

映画と現実を行ったり来たり

ne22co

脚本家、監督、女優、声優と幅広く活躍し、他に類を見ない特別な存在感を放つ、グレタ・ガーウィグ

今年で90回目、記念すべき節目の年を迎えた歴史あるアカデミー賞での、8年ぶり、女性監督としては史上5人目となる監督賞へのノミネートに、大きな注目が集まりました。

現在34歳、映画業界においてこれからの活躍が最も期待される女性の1人、グレタ・ガーウィグの魅力に迫り、これまでの活動と関連作品を紹介していきます。

インデペンデント映画界でムーブメントの顔となる

アメリカ・カリフォルニア州サクラメント出身、大学で英語と哲学を学び、もともと脚本家志望だったグレタ・ガーウィグは、マンブルコア映画運動に脚本家、女優として参加するようになります。

低予算でアマチュア俳優が出演し、即興やアクシデントを作品にそのまま取り入れ、日常を切り取った様な作風が特徴のマンブルコア映画作品。

そんなマンブルコアのミューズとして注目されはじめたグレタ・ガーウィグでしたが、彼女自身はマンブルコアやそこでミューズとして取り上げられることに関しては否定的でした。そんな姿からも彼女の1人の映画人としてのプライドや覚悟が垣間見えます。

日本で2014年に公開された『フランシス・ハ』はマンブルコアの代表作で、グレタ・ガーウィグは共同脚本、主演を務め、ゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネートされました。

ハ

30歳目前、自分の居場所を求め、ニューヨークを行ったり来たりの主人公・フランシスが、自分の置かれた状況に焦り、故郷のサクラメントに帰ったり、刺激を求めてパリに旅行してみたり……。

不器用ながらも前向きに進み続けるフランシスは、グレタ・ガーウィグ自身を描いているような錯覚すら覚えるほど、人間味溢れる自然体な演技がみどころとなっています。また題名の意味が明かされるラストシーンも印象的な作品です。

大物俳優との共演、唯一無二の存在感を発揮

インデペンデント映画界で注目を集めた後、2015年『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』ではイーサン・ホークジュリアン・ムーア、2016年『ジャッキー ファーストレディ 最後の使命』ではナタリー・ポートマンなどの大物俳優・女優との共演を果たします。

マギーズプラン ジャッキー

2016年、マイク・ミルズ監督作品『20センチュリー・ウーマン』では、ゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネートされたアネット・ベニングや、若手実力派女優のエル・ファニングと共に、悩みや困難を抱えながらも自分らしく強く生きる女性を好演し、女優としてのキャリアを着実に築いています。

20センチュリー

映画界を変えていく女性!グレタ・ガーウィグの活躍は始まったばかり

女優としてのキャリアを着実に築きながらも、2017年『レディ・バード』において単独監督初作品にして、アカデミー賞監督賞、作品賞、主演女優賞、助演女優賞、脚本賞、の5部門ノミネートの快挙を果たしたグレタ・ガーウィグ。

レディバ

惜しくもオスカーは逃したものの、授賞式ではローラ・ダーンと共に長編ドキュメンタリー賞のプレゼンターを務め、式中に挿入された映画業界におけるマイノリティーの人々の地位向上を訴える映像では、「あなたの物語が必要。だから映画を作って」と語りかけるなど、その存在はひと際輝くものでした。

彼女は今後も監督業に挑戦していきたいと語っており、現在ハリウッドが抱えるセクハラ問題、「#Me too」や「TIME’S UP」など、映画業界における女性の地位向上を目指す人々を勇気づける存在にもなっています。

さらに現在上映中のウェス・アンダーソン監督作品犬ヶ島』では声優にも挑戦しており、彼女の活躍のフィールドはとどまる事を知りません。

グレタ

今後も様々な分野でその豊かな才能を発揮し、唯一無二の存在感で自分らしく生きる姿を、スクリーンの内側と外側、それぞれで示し続けるであろうグレタ・ガーウィグ。彼女の活躍から目が離せません。

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