【映画ファン必見】待望の“YEBISU GARDEN CINEMA”再オープン!今こそ行くべき「新たな」魅力を徹底分析

恵比寿ガーデンプレイスの改装に伴い、2021年3月より一時休館していた映画館“YEBISU GARDEN CINEMA”が11月8日(火)ついに再オープンの日を迎えました。ここからさらにどんな才能とトレンドが発信されていくのでしょうか。さっそく場内をツアーしていきましょう!

YEBISU GARDEN CINEMAが映画ファンに愛されてきた、その歴史


1994年10月に開業した前身の「恵比寿ガーデンシネマ」は、“大人の街”恵比寿を舞台に、良質なミニシアター作品を多数上映。2007年から2008年にかけてピークを迎えたミニシアターブームを早くから牽引してきた映画館として、映画ファンはもとより、トレンドに敏感な若い世代を中心に深く愛されたスポットとして知られています。

ウディ・アレン、ポール・オースター、マイケル・ムーア、テリー・ツワイゴフ、デイヴィッド・リンチ…。同映画館でこれらクリエイターたちに初めて触れたという人も多いのではないでしょうか?

2011年1月の閉館後もミニシアターの復活を望む声が多く、恵比寿ガーデンプレイスが20周年を迎えた2015年には、ユナイテッド・シネマとの共同運営で洋画系ミニシアターとしてリニューアルオープンを果たしたのでした。

YEBISU GARDEN CINEMAの魅力 その1

こだわりの劇場空間「そこは、映画を楽しむ特別な“リビング”」

YEBISU GARDEN CINEMAの館内は、ウッドを基調にした落ち着いた内装を採用。恵比寿に「暮らす」「働く」「訪れる」方々をもてなしたい。そんな“おもてなし”のマインドが感じられ、細部にまでこだわり抜かれた館内は、まるで美術館か博物館のよう。

シネマ1前の壁面に設置された直径2.5メートル(!)のクラシカルな時計は、映えスポットになると同時に、時間を見誤らない安心感あり。映画ファンなら一目であの映画を連想し、思わず「ドク…」とつぶやいてしまうこと間違いなし。
往年の映画スターたちの写真もクラシカルで上品な雰囲気を演出しています。

その前のロビースペースには自然光降り注ぐ大きな窓がずらっと配置されています。シャトー広場が一望できる解放感抜群の空間で、映画を観終わった後の映画談義に花を咲かせるもよし、お一人様で雰囲気を味わうもよし。コンセントを備えたカウンター席やスタンディングテーブルが配置されているので、飲食や会話を楽しむ憩いの場としておすすめです。

充実したメニューを揃える館内カフェ「&CAFÉ」でアルコールを購入し、仕事終わりの一息や友人とのちょい飲みなど、利用シーンも様々です。

YEBISU GARDEN CINEMAの魅力 その2

すぐれたデザインと生活文化の向上を示す「グッドデザイン賞」の受賞

さらに映画館の命ともいえるスクリーン場内の気配りが秀逸。シートはカップホルダー付きで、広めの60センチ幅の「ワイドシート」を採用していてゆったり。座席も“千鳥”配置なので、前列に座る人の頭でスクリーン下部がブラックアウトする心配も低減されます。

スクリーン1には専用荷物置きを備えた「プライベートシート」が7席も用意されているので、買い物後の鑑賞も心配無用。映写機は最大23メートル幅(!)のスクリーンに対応する4Kプロジェクター。7.1チャンネルサウンドの音響設備が、心臓と鼓膜を心地よく震わせ、臨場感が味わえます。

親しみと安らぎ感ある居心地の良い空間で映画を楽しむことができる点が高く評価され、アート系映画館としては日本で初めて「グッドデザイン賞」を受賞したのでした。

今こそ行くべき「新たな」魅力

多彩な作品から「インスピレーション」が湧いてくる映画体験

再オープン後のYEBISU GARDEN CINEMAは、洋画だけでなく邦画にもジャンルを拡充。アート系ミニシアター作品を中心に、社会派ドキュメンタリーから文化芸術系作品まで、良質で彩り豊かなラインナップを用意し、映画を観る喜びと発見体験を提供します。さらに、若手クリエイターの育成にも注力予定。YEBISU GARDEN CINEMAをセンスの発信源にしていく構えです。

そんなYEBISU GARDEN CINEMAだからこそ観られる作品のラインナップを一挙ご紹介します!

映画界の至宝 グザヴィエ・ドラン 若き天才の華麗なる足跡を辿る!

11月8日(火)~11月24日(木)「グザヴィエ・ドラン スペシャル コレクション

YEBISU GARDEN CINEMA特別企画。休館前にも複数のドラン監督作品を上映していたが、「ドラン作品を恵比寿で見たい!」という熱烈な声もあったことから、なんと未上映だった初期作品『マイ・マザー』『胸騒ぎの恋人』『わたしはロランス』『トム・アット・ザ・ファーム』を含む7作品を限定上映。同劇場としてのドラン監督作品のコンプリートが実現します。しかも先着で1,000名様に限定ポストカードをプレゼントするサービスも。

丁寧な生き方とはどういうものか、真の豊かさとは何かを問いかける

11月11日(金)公開『土を喰らう十二カ月

沢田研二&松たか子出演の食をテーマにした作品。“恵比寿のまちの豊かな暮らしを支える場所”を目指す恵比寿ガーデンプレイスのコンセプトにふさわしい作品として、再オープン後初の邦画作品として選定。水上勉の料理エッセイを『ナビィの恋』の中江裕司監督が脚本化。料理研究家・土井善晴さんが参加していることも注目を集めています。

セレブ紳士と海の男の恋!父親同士の再婚が巻き起こす大騒動

12月2日(金)公開『泣いたり笑ったり

南イタリアの美しい港町ガエータを舞台に2組の家族の父親同士の再婚が巻き起こす騒動を描いたコメディドラマ。ファブリツィオ・ベンティヴォッリオらイタリアを代表する名優たちが贈る、笑って泣けて今年を最高にハッピーに締めくくれるフィールグッド・ムービー。

ロンドンを舞台に“結婚前夜”&“離婚前夜”の男女に訪れた<出会い>の奇跡

12月16日(金)公開『トゥモロー・モーニング

YEBISU GARDEN CINEMAならではの華やかなミュージカル作品の封切り。ロンドンで大喝采を浴びたミュージカル舞台の映画化で、テーマは一組のカップルの結婚前夜と離婚前夜です。舞台版&映画版「レ・ミゼラブル」のエポニーヌ役でも知られるビッグスターのサマンサ・バークスと、「レ・ミゼラブル」でトニー賞ミュージカル主演男優賞にノミネートされ、「オペラ座の怪人」「ミス・サイゴン」など錚々たる作品で主演を務めてきたラミン・カリムルーが、現代的な大人の愛を表現します。

作品ジャンルを拡大し、希代の才能に触れる企画から、日本の食のエッセンスを描いた作品、人生をハッピーに謳歌する作品、華やかなエンタテイメントまで、オープニングから多彩で見逃せないラインナップ!リニューアルというより、バージョンアップしたと評価しても過言ではないYEBISU GARDEN CINEMA。11月8日(火)同日には、恵比寿ガーデンプレイス内「センタープラザ」の地下1階から2階までの全フロアがグランドオープン。新業態を含む全25店舗のテナントと、新しい働きかたを提案するオフィスエリアが、ほどよい距離感で集います。

休日に、買い物帰りに、仕事帰りに。映画を楽しむにとどまらない時間を過ごせ、時代とともに進化する恵比寿ガーデンプレイスとともに、YEBISU GARDEN CINEMAはさらに多くの方を魅了していくこと間違いないでしょう。


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YEBISU GARDEN CINEMA Information
劇場名:YEBISU GARDEN CINEMA エビスガーデンシネマ
所在地:東京都渋谷区恵比寿 4 丁目 20 番 2
再オープン日:2022年11月8日(火)
スクリーン数:2スクリーン(シネマ1:187席、シネマ2:93席)
https://www.unitedcinemas.jp/ygc/

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