【★4.0高評価】オスカー監督が暴く衝撃の真実!アメリカを震撼させた驚愕の実話『デトロイト』<イラスト4コマ紹介>

2018.06.27
特集

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フィルマーくま

イラク戦争で爆発物処理に従事する兵士の苦悩を描いた『ハート・ロッカー』でアカデミー作品賞を受賞、続く『ゼロ・ダーク・サーティ』ではオサマ・ビンラディン暗殺作戦の裏側を描き、現代社会の闇を鋭く抉り出してきたキャスリン・ビグロー監督の最新作『デトロイト』が7月4日にリリースされます。

デトロイト1

 

ビグロー監督が今回題材に選んだのは、1967年デトロイトで起こった暴動事件。差別が横行する社会への不満が爆発し、黒人たちによる暴動が発生。そんな折、一発の銃声がモーテルから鳴り響き、白人警官や州兵たちによる強引な捜査が始まります。誰かれ構わず暴力を振るい、自白を強要する白人警官の恐怖に耐える若い黒人たち、やがて捜査はエスカレートしていき全米を揺るがす大きな事件へと発展していきます。

Filmarksでスコア4.0の高評価、圧倒的なリアリティある映像と役者陣の熱演によって観客を暴動の中に引き込み、目利きの映画ファンに熱く支持された本作の魅力をイラストとともにご紹介します!

圧倒的リアリティとともに若者たちの悲痛な叫びを表現!

デトロイト_イラスト

デトロイト暴動は、1967年7月23日から27日にかけて発生した大規模暴動。かねてからの警官による黒人に対する不当な扱い、社会全体に根強く存在する差別に苦しめられてきた黒人たちの不満がふとしたきっかけで爆発。この暴動により43人が死亡、負傷者は1,000人を超し、ミシガン州は警察だけでなく州兵までも動員して鎮圧にあたりました。

本作はその暴動の最中に、あるモーテルで起きた事件に迫ります。一発の銃声がモーテルから鳴り響き、狙撃者を探すために白人警官たちが突入、モーテルに宿泊していた若い黒人たちを次々に打ちのめし、なりふり構わず狙撃者を割り出そうとします。その強引なやり口は次第にエスカレートし、ついには全米を揺るがす大きな事件へと発展していく。

デトロイト2

ビグロー監督は、事実を丹念に調べ上げ、モーテルで起こった惨劇を圧倒的なリアリティで再現。観客は狂気に支配されたあの日のモーテルに自分もいるかのように体感することになります。

地獄のような一夜を描くこの40分間は衝撃的であることは言うまでもなく、私たちに人種差別だけでなく、暴力による統治がいかに非人間的なものかを問題提起するシーンにもなっています。

また、事件を追いかけるだけでなく、夢が潰えた若者の悲しみや冷静に対処しようとする黒人警備員の絶望感などが丁寧に描かれるからこそ、観るものの心を打つ映画になっているのです。

豪華役者陣の熱演から目が離せない!

ドキュメンタリータッチのカメラワークの臨場感もさることながら、本作のリアリティは役者陣の熱演によっても支えられています。『スター・ウォーズ』や『パシフィック・リム:アップライジング』など話題作への出演が続くジョン・ボイエガは警官と被害者の間に立たされる複雑な役を熱演。狂気に堕ちた警官たちと恐怖に怯える黒人たちの間で一人冷静かつ誠実であろうとし続けます。

デトロイト3

狂気に駆られた差別主義者の白人警官を演じるのは、『メイズ・ランナー』や『レヴェナント: 蘇えりし者』で知られるウィル・ポールター。「自分の役に嫌悪感を感じる部分もあった」と語る苦しい役を、差別意識の恐ろしさを体現するため心を鬼にして熱演しています。

デトロイト4

作品を彩る名曲の数々に涙すること間違いなし!

モーテルで事件に巻き込まれる、実在のバンド「ザ・ドラマティックス」のメインボーカル、ラリー・リードを演じるのは歌手としても活躍するアルジー・スミス。劇中でもその美しい歌声を披露しています。劇中歌「Grow」には、アルジー・スミスとともに、ラリー本人も参加。演者と本人による夢のデュエットが実現しました。

デトロイト5

また、人気ヒップホップバンド、ザ・ルーツも「It Ain't Fair」を提供。さらに1967年当時の雰囲気を再現するため、ザ・ドラマティクスやマーヴィン・ゲイ&タミー・テレル、ジョン・コルトレーンなどの楽曲も使用されており、そんな数々の名曲も作品の大きな魅力となっています。

キャスリン・ビグロー監督の最高傑作と名高い『デトロイト』は、7月4日よりBlu-ray&DVDリリース!

◆映画『デトロイト』 information

デトロイト7

あらすじ:1967年夏、デトロイト。暴動で街が戦場と化す裏側で、世界を揺るがす“ある事件”が起きていたー デトロイトの暴動発生から2日目の夜、ミシガン州兵隊の集結地付近で銃声の通報があり、デトロイト警察、ミシガン州警察、ミシガン陸軍州兵、地元の警備隊が、アルジェ・モーテルの別館に捜索押収のため乗り込んだ。何人かの警官が捜査手順を無視して、モーテルの宿泊客たちに不当な強制尋問を始めた。この尋問で、誰彼構わず脅迫し自白を強要する「死のゲーム」が展開されていく・・・。

上映時間:142分

2018年7月4日Blu-ray&DVDリリース!

発売元・販売元:バップ
公式サイト:http://vap.co.jp/detroit/

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    4.3
    前回観た「フロリダ・プロジェクト」と同様にアメリカの原罪を真っ正面から捉えているものも、描き方の違いが顕著にあらわれていた。 ひょんなことから転がり落ちていくようにデトロイトは戦場と化し暗雲が立ち込める。様々な必然が交差した結果、事態は最悪の状況に。その悪夢はとても長く、重く、早く場面が変わってくれと願う程。映画の山場でこのような思いをした映画は他にない。 ラストシーンはこの映画を見終えた人へのご褒美のように感じられるが、これもまたとんでもなく心に迫るものがある。白人、黒人という分けだけではない、この時代を生きた数多の人の思いが伝わる映画であった。
  • きょっぺ
    4.2
    こんなひどい時代が徐々によくなってる(なってないかもしれない)にまずは感謝 最初から最後までけっこう最悪な状況が続いて胸糞なんだけど、そんな中でもまともな人間がいるのが唯一の救い でも状況が状況なのでその良い奴もほんとは悪人じゃないかと疑ってしまいそうになる 去年見てたら年間ベストに入ってもおかしくない
  • AsukaIgarashi
    -
    やっとみた話題作。 奇しくも今日はアメリカでは国民の祝日:キング牧師の日っていうタイミングでの鑑賞。史実ベースのお話はいつも考えさせられる。 にしても これが史実ベースなの怖いなあ。ほんの50年前までは…って思いつつ、けど人種差別主義者って今でもいるからその人たちは極端な話このくらいのこと思ってるってことだよね、自分とは違う話すぎてびっくり。 最後も自白→有罪→よかったね、とかじゃなくてこれがリアルだ!て突きつけられた感もあるよね、、、証言をもとに作られた映画でどうしても黒人側に感情移入してしまってるとはいえ、今の世の中だとどうも納得いかないかな。 暴動とかって日本では全然なくてわからないけど、何がきっかけで起こるかわからないし、わたしにとっては そんなことで?!ってことなんやろなあ。調べたらこの暴動の後白人が結構デトロイトを去ってるらしくて、一概に白人が悪ってわけじゃなさそうなのもあって、結局暴動起こす側もとめる側も自分と違う考えの人のことは受け入れられない、みたいな感じなのかな、くらいの平和ボケした感想しかいえない。 カメラワークの問題なのかな、自分もこの映画の中にいるみたいな気持ちになってほんとに怖いシーンとかたくさんあった。自分じゃなくてよかったー、みたいな そしてまさかの たまたまだけど鑑賞作品2作連続登場のウィルポールター、ブラックミラー バンダースナッチでみてた感じとはまた違った役どころで、またいい俳優さん知ってしまったー!という。笑 この役が辛すぎて合間に泣きながら撮影してたらしいんだけど、憎い白人警官、がハマりすぎてて泣いてるなんて想像できない、すごいなあ。しかもまだ若いんですね… 長くなってしまった。観てよかったです。
  • momoko
    4.1
    見たほうがいい映画! 切なすぎて切なすぎて自然と涙が出ました。 肌の色が違うだけでここまで差別されることにただただ心が苦しくなりました。 久しぶりに緊張感があるというか 目を背けちゃいけないというか そんな映画を見た気がします! キャサリンビグローの作品は どれもリアルすぎるけど、どれも事実だから、目を向けないでほしい(自分なりの解釈ですが...)メッセージ性の強い映画が多いのでいろいろ考えさせられます。 いろんな世代の人に見てもらいたい作品。 これを見てどう思うか気になります。
  • kaiyare
    4.5
    「人間をコントロールするための暴力」「人間をコントロールするためのハラスメント」が決定的に不可逆な事態まで引きずりこまれてしまう状況をリアルに描いた大傑作。 今までもこういった暴力は行われたであろうし、人間が人間である以上こういった上の立場の人間が下の立場の人間を「コントロールする」というお題目で傷つけるという構造は、ありとあらゆる人間のコミュニティで存在し続けるのだ。 そうやって人間をコントロールするために自分以外の人間を傷つける様なゴミクズは、残念ながら反省などしないのである。だってその当人にとっては他人なんてせいぜい「自分のキャリアをコントロールする道具」でしかないのだから。他人が傷つこうが、自殺しようがそういう人にとってはどうでも良いのである。 本当にクラウスを殺したくてしょうがない気持ちになったし、本当にクラウスは死んで欲しいしなんなら喜んで俺は1年間毎日あのクソ警官のために五寸釘を丑の刻に打っても良いしというか可能であれば家に突撃して可能な限り傷つけたいぐらいにはあのクソ警官が嫌いになりました。そういう意味で俺の中ではバットマンのジョーカーを完全に超えて人生NO.1の悪役になりました。最高の悪役が拝めて最悪の気持ちになれたので最高の映画です。
「デトロイト」
のレビュー(9942件)