家族の絆を描いたヒューマンドラマや、実話を基にした青春群像劇、ちょっぴり切ないラブストーリーなど、いい映画を観た後は必ず泣けるもの。泣ける映画には名作が多く、人気ジャンルの一つでもありますが、平日だとゆっくりと鑑賞することは中々難しいですよね。
そこで今回は、休みの日しか観られない「号泣作品」を10本厳選してご紹介します。本記事で紹介する作品を鑑賞してみて、思いっきり涙を流してスッキリしたり、観終わった後の余韻にどっぷり浸かったりなど、休日を活かして涙活してみては?
『余命10年』(2022)
20歳で不治の病にかかり、もう恋はしないと心に決めた余命10年の茉莉。生きることに迷い、自分の居場所を見失った和人。同窓会で再会した2人は惹かれあい、ありふれた毎日が嘘みたいに輝き出す。思い出の数だけ失われていく時間……彼らが最後に選んだ道とは?
『ヤクザと家族 The Family』の、藤井道人監督作。文庫版を待たず惜しくも永逝してしまった小坂流加の、同名のベストセラー恋愛小説を原作としている。小松菜奈、坂口健太郎、山田裕貴、奈緒(本田なお)、井口理、黒木華、田中哲司、原日出子、リリー・フランキー、松重豊出演。
『浅草キッド』(2022)
舞台は昭和40年代の浅草。大学を中退し、“ストリップとお笑いの殿堂”と呼ばれていた浅草フランス座に飛び込み、東八郎や萩本欽一ら数々の芸人を育ててきた・深見千三郎に弟子入りしたタケシ。舞台の上だけでなく日常生活においても芸人たる心構えを求める元、タケシは芸人としての成功を夢見て“笑い”の修行に励んでいたが、テレビの普及と共に演芸場に足を運ぶ人は減る一方……。お茶の間を席巻した大人気芸人を数々育てながら、自身はテレビに出演することがほぼ無かったことから「幻の浅草芸人」と呼ばれた師匠・深見との日々、個性と才能に溢れる仲間たちとの出会い、そして芸人・ビートたけしが誕生するまでを描いた青春映画。
『青天の霹靂』の、劇団ひとりが監督と脚本を担当。北野武(ビートたけし)が、自身の師匠である芸人・深見千三郎との青春の日々を綴った自伝エッセイ「浅草キッド」を原作としている。大泉洋、柳楽優弥、門脇麦、土屋伸之、中島歩、小牧那凪(のえる)、古澤裕介、大島蓉子、尾上寛之、風間杜夫、鈴木保奈美出演。
『君の名は。』(2016)
千年ぶりとなる彗星の来訪を一か月後に控えた日本。山深い田舎町に暮らす女子高校生・三葉は憂鬱な毎日を過ごしていた。町長である父の選挙運動に、家系の神社の古き風習。小さく狭い町で、周囲の目が余計に気になる年頃だけに、都会への憧れを強くするばかり。「来世は東京のイケメン男子にしてくださーーーい!!!」そんなある日、自分が男の子になる夢を見る。見慣れない部屋、見知らぬ友人、戸惑いながらも、念願だった都会での生活を思いっきり満喫する三葉。「不思議な夢……。」一方、東京で暮らす男子高校生、瀧も、奇妙な夢を見た。行ったこともない山奥の町で、自分が女子高校生になっているのだ……。彼らが体験した夢の秘密とは?
『天気の子』の、新海誠が監督と脚本を担当。神木隆之介、上白石萌音、長澤まさみ、市原悦子、成田凌、悠木碧(八武崎碧)、島﨑信長(島崎信長)、石川界人、谷花音、花澤香菜出演。
『THE FIRST SLAM DUNK』(2022)
「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて、1990年42号から1996年27号まで連載された、井上雄彦による伝説的なバスケットボール漫画「SLAM DUNK」の新たな長編アニメーション作品。高校バスケを題材に、選手たちの人間的な成長を描き出す。
原作者である井上雄彦が、監督及び脚本を担当。仲村宗悟、笠間淳、神尾晋一郎、木村昴、三宅健太出演。また、大御所ロックバンド「The Birthday」がオープニング主題歌を担当するほか、スリーピースの人気メロコアバンド「10-FEET」がエンディング主題歌を担当している。
『ラーゲリより愛を込めて』(2022)
第2次世界大戦後の1945年。シベリアの強制収容所(ラーゲリ)に抑留された日本人捕虜たちは、零下40度にもなる過酷な環境の中、わずかな食糧のみで重い労働を強いられ、命を落とす者が続出していた。そんな中、山本幡男(二宮和也)は生きる希望を捨てず、帰国(ダモイ)を信じて周囲の人々を励まし続ける。仲間思いの行動と力強い信念は、多くの捕虜たちの心に希望の火を灯していく。そして自身も日本にいる妻・モジミ(北川景子)と子どもたちと過ごす日々を強く信じていたが、山本の体は病魔に侵されていた……。彼を慕うラーゲリの仲間たちは、山本の想いを叶えようと思いもよらぬ行動に出る。そしてモジミに訪れる奇跡とは……。
『とんび』『糸』などを手掛けた、瀬々敬久(鈴木俊久/南極1号)監督作。累計発行部数25万部を突破する、辺見じゅんの人気小説「収容所から来た遺書」を原作としている。二宮和也、北川景子、松坂桃李、中島健人、寺尾聰、桐谷健太、安田顕出演。
『コーダ あいのうた』(2021)
家族の中でたった⼀⼈“聴者”である少⼥・ルビーは、「歌うこと」を夢みた。そして、彼⼥が振り絞った⼀歩踏み出す勇気が、愉快で厄介な家族も、抱えた問題もすべてを⼒に変えていく……。
『タルーラ 彼女たちの事情』の、シアン・へダーが監督と脚本を担当。エミリア・ジョーンズ、トロイ・コッツァー、マーリー・マトリン、ダニエル・デュラント、フェルディア・ウォルシュ=ピーロ、エウヘニオ・デルベス、ジョン・フィオーレ出演。本年度、第94回米アカデミー賞にて、作品賞を含む主要3部門を受賞する快挙を成し遂げている。
『ミッドナイトスワン』(2020)
故郷を離れ、新宿のショーパブのステージに立ち、ひたむきに生きるトランスジェンダー凪沙。ある日、養育費を目当てに、育児放棄にあっていた少女・一果を預かることに。常に片隅に追いやられてきた凪沙と、孤独の中で生きてきた一果。理解しあえるはずもない二人が出会った時、かつてなかった感情が芽生え始める。
『獣道』の、内田英治が監督と脚本を担当。草彅剛、服部樹咲、田中俊介、吉村界人、真田怜臣、上野鈴華、佐藤江梨子、平山祐介、根岸季衣、水川あさみ、田口トモロヲ、真飛聖出演。
『ワンダー 君は太陽』(2017)
オーガストこと“オギー”はふつうの10歳の男の子。ただし、“顔”以外は……。生まれつき人と違う顔をもつ少年・オギ―(ジェイコブ・トレンブレイ)は、幼い頃からずっと母イザベル(ジュリア・ロバーツ)と自宅学習をしてきたが、小学校5年生になるときに初めて学校へ通うことになる。クラスメイトと仲良くなりたいというオギーの思いとは裏腹に、その外見からじろじろ見られたり避けられたりするが、彼の行動によって同級生たちが徐々に変わっていく……。
『ウォールフラワー』の、スティーヴン・チョボスキー監督作。グラフィックデザイナーとして活躍するR・J・パラシオが、初めて手掛けたにも関わらず全世界で800万部を突破したベストセラー小説「ワンダー」を原作としている。ジュリア・ロバーツ、ジェイコブ・トレンブレイ、オーウェン・ウィルソン、マンディ・パティンキン、ダヴィード・ディグス、イザベラ・ヴィドヴィッチ、ダニエル・ローズ・ラッセル、ナジ・ジーター、ノア・ジュプ、ミリー・デイビス、ブライス・ガイザーほか出演。
『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』(2020)
代筆業に従事する彼女の名は、「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」。人々に深い、深い傷を負わせた戦争が終結して数年が経った。世界が少しずつ平穏を取り戻し、新しい技術の開発によって生活は変わり、人々が前を向いて進んでいこうとしているとき。ヴァイオレット・エヴァーガーデンは、大切な人への想いを抱えながら、その人がいない、この世界で生きていこうとしていた。そんなある日、一通の手紙が見つかる……。
『劇場版 境界の彼方 I’LL BE HERE 未来篇』の、石立太一監督作。暁佳奈による、同名の大ヒット小説を原作としている。石川由依、浪川大輔出演。
『神と共に 第一章:罪と罰』(2018)
死を向かえた消防士のジャホンの前に突然現れた3人の冥界の使者ヘウォンメクとドクチュン、そしてカンニム。彼らは、これからジャホンが転生のために通る7つの地獄の裁判の弁護と護衛を行うのだ。ジャホンは生前の善行が認められ19年ぶりの貴人として転生は確実と使者たちも楽勝ムードが漂っていた。しかし、裁判を進むにつれ、地獄鬼や怨霊が出現し冥界が揺らぎ始める。こ原因はいったいなぜか? そして無事にジャホンは全ての裁判をクリアーし人間に戻ることが出来るのか? いま冥界と下界を巻き込んだ壮大な物語が始まる……。
『カンナさん大成功です!』の、キム・ヨンファ監督作。ハ・ジョンウ、チュ・ジフン、キム・ヒャンギ、チャ・テヒョン、ド・ギョンス(D.O.)、マ・ドンソク、キム・ドンウク、イ・ジョンジェ、キム・スアン、オ・ダルス、イム・ウォニ、イ・ジュニョク、イェ・スジョン、チャン・グァン、チョン・ヘギュン、キム・スロ、イ・ギョンヨン、キム・ハヌル、ユ・ジュンサン出演。
(C)2022映画「余命10年」製作委員会(C)2016「君の名は。」製作委員会(C)I.T.PLANNING,INC. (C)2022 THE FIRST SLAM DUNK Film Partners(C)2022映画「ラーゲリより愛を込めて」製作委員会 (C)1989 清水香子(C)2020 VENDOME PICTURES LLC, PATHE FILMS(C)2020 Midnight Swan Film Partner(C)暁佳奈・京都アニメーション/ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会(C)2019 LOTTE ENTERTAINMENT & DEXTER STUDIOS All Rights Reserved.
※本記事で紹介した映画は国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」のデータに基づきセレクトされたものです。
※2022年12月28日時点での情報です。