劇場未公開タイトルも!ドリームワークス・アニメーション作品一挙ご紹介

2018.08.08
映画

アニメの風通しがもっと良くなりますように

ネジムラ89

『シュレック』や『マダガスカル』、『カンフーパンダ』などを生み出した世界的に有力なアニメーション制作会社「ドリームワークス・アニメーション」。

2018年には『ボス・ベイビー』が大ヒット。ドリームワークス・アニメーションの作品において歴代最高興行収入を叩き出すなど、大きな話題になりました。

ボス・ベイビー

ドリームワークス・アニメーションという会社に聞き覚えがなくても、前述で紹介した映画作品は知っているという人は多いと思います。しかし、ある数年間、ドリームワークス・アニメーションは制作した作品すべてが劇場公開されないといった氷河期を迎えていたことをご存知でしょうか。

今回は、そんな“冬の時代”を含む全ドリームワークス・アニメーション作品を、年代別に一挙ご紹介します。

ドリームワークス・アニメーションとは

ドリームワークス・アニメーションは、元々ドリームワークスSKGという会社のアニメーション制作部門からスタートしました。このドリームワークスSKGは、ディズニーを退社したジェフリー・カッツェンバーグたちが、1994年に設立した会社。当初はディズニーとの確執も濃く、ディズニーのアニメーション作品を意識した作品も多数ありました。

ドリームワークス・アニメーション制作映画一覧

アンツ(1998)

アンツ

記念すべきドリームワークス・アニメーション長編作品第1弾の『アンツ』。同時期に公開が予定されていたPIXAR作品『バグズ・ライフ』とテーマが類似しているのですが、それもそのはず。本作は『バグズ・ライフ』の企画の存在を知りながら、あえてそれに対抗して同テーマの作品を制作したからなのです。『バグズ・ライフ』に比べ、リアルな虫のキャラクターの造形と、ブラックユーモアに富んだ表現がうまく合わさり、独特の魅力となっている作品です。

プリンス・オブ・エジプト(1998)

エル・ドラド/黄金の都(2000)

チキンラン(2000)

シュレック(2001)

シュレック

ドリームワークス・アニメーションブランドを確固たるものに押し上げた作品が、2001年の『シュレック』です。史上初、アカデミー長編アニメーション映画賞を受賞するなど、高評価を得ました。おとぎ話をパロディ化した本作は、ある意味ディズニー作品のアンチテーゼとなっており、なかでも『美女と野獣』に対して痛烈な反論となるようなメッセージが込められています。

スピリット(2002)

シンドバッド 7つの海の伝説(2003)

シュレック2(2004)

シャーク・テイル(2004)

ドリームワークス・アニメーション分社化!

2004年末、ついにドリームワークスSKGからアニメーション制作部門が分社化し、正式にドリームワークス・アニメーションとして上場します。この頃から『シュレック』に続く『マダガスカル』『カンフーパンダ』『ヒックとドラゴン』といった人気シリーズが生まれていきます。

マダガスカル(2005)

マダガスカル

『シュレック』につづいてドリームワークス・アニメーションを支える代表作となったのが『マダガスカル』です。ライオンとシマウマの友情を描いた本作は、さまざまな個性の強い動物キャラクターが登場しており、ペンギンズやキングジュリアンなどの人気キャラクターも生み出しました。現在ではそんな脇役たちをフィーチャーしたスピンオフが展開され、TVアニメや独立した劇場版作品も制作されています。

ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!(2005)

森のリトル・ギャング(2006)

マウス・タウン ロディとリタの大冒険(2006)

マウス・タウン ロディとリタの大冒険

2006年当時、ドリームワークス・アニメーションは『ウォレスとグルミット』、『ひつじのショーン』などを制作するアードマン・アニメーションと提携関係にあり、『チキンラン』を皮切りに『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』、そして本作『マウス・タウン ロディとリタの大冒険』を共同制作します。その後も制作の話はありましたが、創造性の違いを理由に蜜月は解消されました。

シュレック3(2007)

ビー・ムービー(2007)

カンフー・パンダ(2007)

カンフー・パンダ

冴えわたったアクション描写をアニメーションで魅せてくれた傑作が『カンフー・パンダ』です。普段はコミカルでありながら、ここぞというタイミングでカッコよく、そして感動的に描かれるところが魅力的な作品です。『カンフー・パンダ2』(11)、『カンフー・パンダ3』(16)と続編が製作されました。

マダガスカル2(2008)

モンスターVSエイリアン(2009)

ヒックとドラゴン(2010)

ヒックとドラゴン

驚きの3D体験を与えてくれた『ヒックとドラゴン』。人間とドラゴンが対立する世界で、人間の少年ヒックと、ドラゴンの相棒トゥースの交流をとおして二種族の共存が描かれる作品です。ヒックがトゥースに乗って飛行するシーンの爽快感が見事で、いまだに本作を越える3D体験はないのではないかという映像体験が味わえます。一見恐ろしいドラゴンが、急に子犬のような可愛い素振りを見せる演出なども面白い作品です。

シュレック フォーエバー(2010)

メガマインド(2010)

カンフー・パンダ2(2011)

長ぐつをはいたネコ(2011)

マダガスカル3(2012)

日本展開縮小!冬の時代へ

順調に世界スケールで活躍するアニメーション制作会社へ成長したドリームワークス・アニメーションでしたが、2012年より、プツリと日本での劇場公開がなくなってしまいます。明確な理由は発表されていませんが、他国では公開されていた作品も、日本ではディスクリリースのみになってしまう状態が続きます。

ガーディアンズ 伝説の勇者たち(2012)

クルードさんちのはじめての冒険(2013)

クルードさんちのはじめての冒険

原始人のクルード一家を主人公に、新時代の到来を描いた『クルードさんちのはじめての冒険』。生き残るため、できる限りの洞窟ぐらしを推し進める父グラグ。おかげで家族たちは生き残ることができましたが、大陸移動で巻き起こる天変地異によって洞窟が崩壊し、外の世界で生きなければならなくなります。生きるために洞窟に籠るのか、危険であろうとも外の世界に飛び出すのか。現代人にも教訓として響く一作です。

ターボ(2013)

天才犬ピーボ博士のタイムトラベル(2014)

ヒックとドラゴン2(2014)

ヒックとドラゴン2

日本未公開作品が続出するドリームワークス・アニメーション作品群の中でも、大きな注目を浴びたのが『ヒックとドラゴン2』です。前作『ヒックとドラゴン』は日本でも劇場公開され、世界的大ヒットを記録していましたが、続編である本作が、なぜ日本でだけ劇場公開されないのか、ファンの中でも熱い声が上がり、署名運動にまで発展しました。この署名運動には、監督のディーン・デュボアもが参加することになったのですが、残念ながらイベント上映のような限定公開のみで、全国的な劇場公開はついに果たせませんでした。

ペンギンズ FROM マダガスカル ザ・ムービー(2014)

ホーム 宇宙人ブーヴのゆかいな大冒険(2016)

カンフー・パンダ3(2016)

トロールズ(2016)

そして新時代へ

2016年、ドリームワークス・アニメーションはコムキャストにより買収され、『ミニオンズ』などを世に送り出してきたイルミネーション・エンターテインメントと同じくユニバーサル傘下に加わります。新体制を迎えたことを機に、『ボス・ベイビー』の公開を経て久しぶりに本格的なドリームワークス・アニメーション作品の日本での劇場公開が果たされました。

ボス・ベイビー(2017)

スーパーヒーロー・パンツマン(2017)

そして2019年以降、ドリームワークス・アニメーションは新体制の中、新たな作品の制作を発表しています。新作はもちろん、『ヒックとドラゴン』『ボス・ベイビー』『トロールズ』『クルードさんちのはじめての冒険』などのシリーズ続編の公開も予定しています。
日本ではDVDスルーとなったシリーズも含まれているラインナップなだけに、果たしてこれらが日本でも公開されるのかが気になるところです。

今後は、ドリームワークス・アニメーション作品が、世界と同じくまんべんなく劇場で楽しめるような環境になってくれることを期待しています。

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