Netflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」が、2023年1月12日(木)より独占配信中(全9話)。是枝裕和監督率いる実力派監督陣が、古都・京都を舞台に舞妓さんの日常を、美味しいごはんを通して綴る心温まる本作のあらすじや魅力を、3つのポイントでご紹介。
是枝裕和監督 × Netflixの初タッグが実現!!
まずは、「舞妓さんちのまかないさん」の簡単なあらすじから。祇園の舞妓を夢見て、屋形(舞妓たちが共同生活する場所)で先輩たちと住み込み生活を始めたキヨ(森七菜)と親友のすみれ(出口夏希)。日夜稽古に明け暮れるが、めきめきと才能を発揮するすみれとの差は開くばかり。そんなある日、屋形の皆のために作ったまかないの親子丼が評判を呼び、キヨは毎日のごはんを用意する「まかないさん」として働くことになる。
自分の新たな居場所を見つけて奮闘するキヨとすみれをどこまでも温かく見つめた本作の総合演出を務めるのは、世界にその名をとどろかせる是枝裕和監督。本作がNetfixとの初タッグとなり、第65回小学館漫画賞を受賞、累計発行部数270万部超の人気コミック(著:小山愛子)の実写化に挑んだ。企画に『君の名は。』のプロデューサー・川村元気が参加し、各エピソード演出に『十年 Ten Years Japan』の津野愛、『僕はイエス様が嫌い』の奥山大史、『泣く子はいねぇが』の佐藤快磨と是枝監督の薫陶を受けたメンバーがそろった。
森七菜、出口夏希、蒔田彩珠、橋本愛、松岡茉優…豪華キャストが百花繚乱
W主演を務めた森七菜と出口夏希をはじめ、ふたりを取り巻く面々も豪華キャストが勢ぞろい。観ているだけで楽しくなる多彩なキャスト×キャラクターがひしめいている。
W主演 幼馴染のキヨとすみれ
森七菜(キヨ)/出口夏希(すみれ)
本作のW主演を務めるのは、成長著しい森七菜と出口夏希。『銀河鉄道の父』『君は放課後インソムニア』と注目作が多数待機中の森は、おっとりしていて不器用だが、周囲を朗らかにする不思議な魅力をもったキヨを驚異的なハマり具合で好演。出口は『沈黙のパレード』で映画初出演を果たしたばかりの俊英。“百年にひとりの逸材”と将来を期待されるすみれを、堂々たる存在感で演じ切っている。
人気No1の芸妓の百子と元同期で出戻りの芸妓・吉乃
橋本愛(百子)/松岡茉優(吉乃)
すみれが憧れるスター芸妓を圧巻の説得力で魅せるのは、橋本愛。仕事中もオフの時間も、周囲が見惚れてしまう神々しいオーラを放ち続ける。対照的に、庶民的な明るさで皆を包み込むのは、出戻り芸妓に扮した松岡茉優。キレのいい丁々発止のやり取りが新鮮だ。『桐島、部活やめるってよ』で共演し、公私ともに親友同士であるふたりの息の合った掛け合いにも注目していただきたい。
屋形の女将たち
蒔田彩珠(涼子)/常盤貴子(梓)/松坂慶子(千代)
屋形の女将・梓とその師匠で先代女将の千代に扮するのは、常盤貴子と松坂慶子。屋形の規律を守るだけでなく、時に一緒になってふざけたり笑いあったり、良き保護者として見守る両者のチャーミングな演技が心地よい。一見つっけんどんだが、冷静な判断力で皆を支える梓の娘・涼子に扮したのは、是枝作品の常連・蒔田彩珠。三者三様・だが演技力はピカイチの競演をお見逃しなく。
豪華俳優陣が続々!
上記のメンバーに加えて、福地桃子、若柳琴子、南琴奈、リリー・フランキー、北村有起哉、尾美としのり、 古舘寛治、 戸田恵子、白石加代子 、井浦新といったキャストが勢ぞろい。それぞれに味わい深い演技を披露している。
見どころポイント
魅惑のスタッフ×キャストが紡ぎ出すのは、きめ細やかでほっこりする物語。何度も観たくなる「舞妓さんちのまかないさん」の“お品書き”はこちら!
■是枝監督の魅力がつまった丁寧なストーリー
『海街diary』や『海よりもまだ深く』『奇跡』等、日常劇の名手・是枝裕和監督。彼が作り上げる“自然さ”はいつも、忙しない日常に疲れた我々を癒してくれる。八百屋や魚屋で食材を買い、料理をして、皆で食べる。周囲の人間と面と向き合って、きちんと対話をする。お互いに想いやって生きる――。毎日を丁寧に暮らすキヨの日々を丹念に掬い取った日常は、心が洗われるよう。
■祇園の舞妓さんの風流な日常
普段なかなか知ることのできない「舞妓さんの生活」を垣間見られるのも本作の特徴。京都の風光明媚な風景の数々をバックに、彼女たちの和気あいあいとした屋形での生活や、伝統芸能の担い手・探求者としての悩み、目に映るものを魅了する座敷上での生きざまが、美しく切り取られていく。美術監督はクエンティン・タランティーノや李相日との仕事で知られる種田洋平、撮影は『万引き家族』の近藤龍人が担当。
■まかないさんが作る絶品家庭料理
親子丼をはじめ、シチューや天ぷらからパンプディングまで……。まかないさんになったキヨが振る舞う手料理の数々は、どれをとっても抜群に美味しそう。素朴なおにぎりすら「食べたい」と思わされてしまう“シズル感”あふれる料理は、本作の主役のひとつ。フードスタイリストは、『かもめ食堂』や『南極料理人』『深夜食堂』など、日本映画の“食”を牽引する飯島奈美が務める。
■キヨとすみれの微笑ましいかけあい
ドキュメンタリー畑で培われた是枝裕和監督の方法論は、森七菜と出口夏希から等身大で自然体の演技を引き出した。そこに続くのは、津野愛、奥山大史、佐藤快磨といった次世代のクリエイター群。キヨとすみれが“まかないさん”と“舞妓さん”として一歩ずつ成長していく足跡を、繊細かつ緩やかに映し出していく。
まとめ
お正月休みが明け、仕事始めに入ったもののなかなかエンジンがかかりきらないこの時期は、まだまだ心身が疲れやすいもの。そんな我々に癒しの時間を与えてくれる「舞妓さんちのまかないさん」を観ながら、それぞれの居心地の良い空間で、ホッと一息ついていただきたい。
◆Netflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」information
Netflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」Netflixにて独占配信中
Netflix公式:https://www.netflix.com/title/81325501