森見登美彦原作で話題のアニメ『ペンギン・ハイウェイ』、制作のスタジオコロリドに注目!

2018.08.14
映画

アニメの風通しがもっと良くなりますように

ネジムラ89

「夜は短し歩けよ乙女」や「四畳半神話大系」などで知られる小説家・森見登美彦の小説「ペンギン・ハイウェイ」をアニメーション映画化したことでこの夏話題となっている映画『ペンギン・ハイウェイ』。

ペンギン・ハイウェイ

​8月17日にいよいよ公開となる本作を制作した「スタジオコロリド」をご存知でしょうか? 今日は、アニメーション好きならぜひ知っておいていただきたいスタジオコロリドについてご紹介します。

不思議なペンギンとお姉さんのお話?

ペンギン・ハイウェイ』の主人公は小学4年生の男の子、アオヤマ君。努力家であり勉強家のアオヤマ君は、自身の住む郊外の街にペンギンが現れたのを発見し、このペンギンがなぜ現れて、いったいどこへいくのかを研究しはじめます。

そんなアオヤマ君を見守るのが、アオヤマ君の通う歯科医院の“お姉さん”。アオヤマ君はある日、お姉さんが投げたコーラの缶が瞬く間にペンギンに変身するところを見てびっくり。果たしてペンギンとお姉さんの関係とは? そんな少年のひと夏の体験が描かれる一作となっています。

ボイスキャスト陣も豪華。主人公のアオヤマ君には、ドラマ『バイプレイヤーズ』で注目を浴びた北香那が大抜擢されています。お姉さん役には、アニメーションの声優経験も豊富な蒼井優。その他、西島秀俊や竹中直人など、実力派の俳優陣も吹き替えを務めています。

また、宇多田ヒカルが手がける主題歌「Good Night」が、予告編の時点から、より一層本作を印象的にしています。

アニメーション制作を務める「スタジオコロリド」とは

この『ペンギン・ハイウェイ』を推したい理由のひとつが、本作が「スタジオコロリド」という新進気鋭のアニメーション制作スタジオの長編映画第1弾だからです。

『メアリと魔女の花』の米林宏昌監督率いる「スタジオポノック」や、『未来のミライ』を手がける細田守監督の「スタジオ地図」など、近年新たなアニメーション制作会社の名前を目にするようになってきました。しかし今、もっとも注目して欲しいなと思うのが、このスタジオコロリドなのです。

スタジオコロリドはこれまでにいくつかの中編や短編のアニメーション作品やTVCMの制作などを手掛けてきました。マクドナルドやゲーム「パズル&ドラゴン」のTVCMにてアニメーション制作を務めたほか、2015年には中編アニメーション映画台風のノルダ(15)を劇場上映しました。

おそらく映像を見れば、確かにTVで見たことがある、と声が出てしまうようなメディアの一線で活躍するアニメーション制作会社です。

台風のノルダ

スタジオコロリドは独特の繊細さと温かみのある画風のアニメーションを得意としており、“ふんわり”という擬態語がぴったりの映像作品が特徴です。明らかに他のスタジオにないカラーをもったアニメーション制作会社として、今後の活躍を非常に楽しみにしていただけに、満を持して公開される今回の長編作品にはかなり期待がかかるところです。

石田祐康監督はあの作品を手掛けた人!

そしてもう一点注目したいところは、本作の監督を務める石田祐康監督。

本作『ペンギン・ハイウェイ』が石田監督にとっても初の長編作品ではありますが、代表作がないわけではありません。それは、短編作品のフミコの告白(09)です。

フミコの告白

本作は好きな男子に告白をしてフラれてしまった女の子フミコちゃんが、思わず駆け出してしまったところ、足が止まらず、一気に街の斜面を駆け抜けていくという短い作品。そのスピード感や演出がいままでにない体験を生んだ魅力的な作品です。

驚くべきはこの『フミコの告白』を制作した時、石田監督はまだ大学在学中でした。本作をネットで発表以来、瞬く間に話題となり、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で優秀賞、2010年オタワ国際アニメーションフェスティバルで特別賞などなど数多くの賞を獲得することになりました。

その後新たに発表した作品が短編作品陽なたのアオシグレ(13)。監督、脚本、作画を石田監督が務めた本作は、またもや第17回文化庁メディア芸術祭にてアニメーション部門にて評価を得て、審査員特別推薦作品に選出。その確かな実力を再び魅せてくれました。

陽なたのアオシグレ

そんな石田監督がついに長編作品に挑むということで一体どんな仕上がりになるのか、楽しみでしょうがありません。スタジオコロリド、そして石田祐康監督。この2層に重なる挑戦をぜひリアルタイムで体験してください。

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