【川島 海荷】プーのストレートな言葉が心のど真ん中に刺さります

2018.09.12
特集

FILMAGA編集部

フィルマーくま

プー転載1

女優 川島 海荷(かわしま・うみか)さん 

1994年埼玉県生まれ。 2006年女優デビュー。ドラマ「ブラッディ・マンデイ」、NHK大河ドラマ「花燃ゆ」、映画『映画 怪物くん』『星守る犬』など数々の作品に出演。日 本テレビ系の情報番組「ZIP!」(月~金曜午前5時50分から)の総合司会を務めている。

子どもの頃の自分を忘れずにいたい。素直にそう思いました

プーの優しさが心に響き その度に涙が溢れる

プー転載2

 

子供の頃から親しみのあった「くまのプーさん」。今回は実写なのでぬいぐるみのまま登場するわけですが、あたかも本当に命が宿っていると思うほどまなざしが温かく、表情も豊か。何よりプーの言葉が想像以上に優しく、何度も涙があふれました。

プーの親友クリストファー・ロビンは大人になり、仕事中心の生活を送っています。そんな折りプーが久々に現われ、せわしなく動き回っている彼に語りかけます。そのプーの言葉が本当に温かいんです。「友達だよ」のひと言ですら心のど真ん中に刺さり、ホロっと泣けてきました。他にもシンプルなのに心に響く言葉がたくさんあります。

特に心に残ったプーの言葉が「僕は“何もしない”を毎日してるよ」。私も知らず知らずのうちに時間に追われ、休日ですらつい何か予定を入れなくてはと思ってしまう。でもプーのそのひと言を聞き、「今度の休日は何も考えずに過ごそう」と思いました。

考えたら子どもの頃は何も予定がなくても楽しかった。弟や妹と遊んでいたらあっという間に日が暮れて。そんな風景の中にいた頃の自分を思い出し、子ども心だけは忘れたくないなって思いました。昔を懐かしく思わせてくれたり、大切なことに気づかせてくれたりするという意味で、これは紛れもなく大人のための映画です。

大事なものを見つけた 大人はとても魅力的

プー転載3

プーとクリストファー・ロビンの友情にも感動しました。お互い気を使わずに言いたいことを言う。でも、相手への優しさは忘れない。まさに本物の友情です。その友情のお陰でクリストファー・ロビンも変わっていきます。

その瞬間を象徴するのが、クリストファー・ロビンが〝100エーカーの森〞で川に飛び込むシーン。仕事人間の彼が、プーによって忘れかけていた大切なものを思い出し、無邪気に遊び出す姿がとても良かった。むしろ、そんなクリストファー・ロビンの方が生き生きとしていて魅力的。私が一番好きなシーンでもあります。

映像も本当にステキ。ファンタジー過ぎないところが私は気に入っています。20世紀中期のロンドンの街並みがレトロでオシャレだし、レトロな世界観だからこそ、そこにプーさんがいることがリアルに感じられます。知らない世界なのに私自身も昔に戻ったような心地良い錯覚を楽しめました。

毎日忙しく働く人必見!優しい気持ちになれる

プー転載4

この映画は会社員や日々忙しくしている人たちにぜひ観て欲しい。観ているうちにクリストファー・ロビンに自分を重ね、ずっとプーが話しかけてくれているように感じて、最後は優しい気持ちになることができる。ふと、自分は今のままでいいのかと立ち返らせてもくれます。私も、プーがくれた「大切なモノ」を、宝物として心の中にしまっておこうと思います。

(取材・編集 朝日新聞社メディアビジネス局)

プーと大人になった僕

プーとおとなになった僕

STORY:かつて“100エーカーの森”でくまのプーや仲間たちと遊んだクリストファー・ロビンは、今や大人となり、愛する妻や娘とロンドンに暮らしている。ある日、仕事のことで悩んでいたクリストファー・ロビンは大親友のプーと奇跡の再会を果たすのだが……。ロンドンを舞台に、忘れてしまった「大切なモノ」を思い出させてくれる感動の物語。

9月14日(金)全国ロードショー​
監督:マーク・フォスター(『チョコレート』『ネバーランド』)
出演:ユアン・マクレガー、ヘイリー・アトウェル ほか
日本語吹替版・声の出演:堺 雅人ほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(C)2018 Disney Enterprises, Inc

記事をシェア

公式アカウントをフォロー

  • RSS
  • lui
    3.4
    ★大人になってだんだん色褪せてくる現実を、プーさんが色鮮やかにしてくれる★ 印象的だったのが、クリストファーロビンが大人になってしまった後の100エーカーの森が薄暗いこと。ちょっと不気味なほどに。 そして衝撃だったのは、自分が、なにも考えずに行動してクリストファーロビンの手を煩わせる呑気なプーさんにちょっとイラっとしてしまったこと。 そんな現代で働く大人に、たまには"何もしない"が素敵な何に繋がることを気づかせてくれるほっこりムービー。 昔から耳馴染みのあるプーさんの曲のアレンジや、本のストーリーを追っていくようなアニメーションが素敵でした。 "DOING NOTHING OFTEN LEADS TO THE VERY BEST OF SOMETHING"
  • ボールド
    3.3
    見ているうちにプーが可愛く見えてきた。 何もしないってのも大事なんやな。
  • ぞえ
    -
    プーさんがこんな愛おしいキャラクターだとは思わなかった。 自然と涙が出てしまった。 プーさんの言ってることもクリストファーロビンの行動もわかる気がする。 大人になる代償は大きすぎる。でも人間はみんな大人になるしかないんだ。大人になる間に何を大切にするか、 子どもの頃の大切なものを両腕いっぱいにかかえて大人になりたいけど、そんな甘いこと言ってられない、でもこの作品は、そうしてもいいよって、むしろそうしてほしいって言ってるような、はたまた、大人になっても戻っておいでって言ってくれてる帰れる場所を用意してくれてある作品だった気がする。 もう一回観に行きたい、プーさんに会いたい。
  • シカ
    3.5
    大人も見るべきものだとは思う 途中でプーさんとクリストファーの対立構造が見られるが、自分はこれを子供と大人のものと見えた かつて、プーさんを見ていたあの頃の自分はプーさん側に近い考えを持っていたと思う しかし、今作を見て、クリストファーの考えの方が妥当だと思ってしまうようになり、自分が大人になったことを感じ、一抹の寂しさを感じた 大人になり、社会に出て、多様なしがらみにがんじがらめにされる事で見えなくなる本質というものが多く存在すると思う この映画を見て、改めてコドナである事の重要性を感じた あんだけ水たまりにぼちゃんしたら中の書類オワコンだと思います
  • やみこ
    2.9
    とても平和で和む映画! が、私は3ー4歳くらいからの記憶を今でも覚えてるから子供時代を忘れてしまったクリストファーロビンにあまり感情移入できなかったなあ。 冒頭から1時間くらい寝てしまった..
「プーと大人になった僕」
のレビュー(11246件)