今宵もやって参りました13日の夜。
B級映画と廃墟をこよなく愛すやすゆきが、オススメのホラー映画を独自のカテゴリでご紹介。
先日、1990年代のB級映画を堪能していたところ、超有名な俳優さんが出演しており驚きました。当時はまだ無名だった彼も、B級映画に出演していた時代があったのかと感慨深く感じました。
B級映画は予算の関係で新人や無名の役者が出演することが多いですが、後にその役者がホットな役を掴みスーパースターになったりすることもありますよね。
そこで本日は、今をときめくハリウッド女優が過去に出演していたB級ホラー映画をご紹介します。
アマンダ・セイフライド
『死霊の棲む森』(2006)
双子の妹ソフィアを自殺で亡くしたメーガンを慰撫するため、友人たちは彼女をキャンプへと誘った。男女5人で山奥に佇むロッジで楽しんでいると、そこに現れたのはソフィアの亡霊だった!?……的な作品。
本作には『TIME/タイム』や『レ・ミゼラブル』でヒロインを務めたアマンダ・セイフライドが、メーガンの友人役として出演。男女5人がメインキャストとなる本作で独特の存在感を出す彼女。同年に『マンマ・ミーア!』で主演を飾るのも納得です。
レベッカ・ファーガソン
『ポゼッション』(2004)
湖畔に佇むヘルスタッド高校。100年前に起きた殺人事件が都市伝説のような形で現代に語り継がれていた。その事件に興味を持ったサラは、独自で調査を進めていくうち、去年校内で起きた学生の自殺にたどり着くのであった……的な作品。
スウェーデン製作の本作には、「ミッション:インポッシブル」シリーズでお馴染みの美女、レベッカ・ファーガソンが出演。主人公サラに意地悪をする女子生徒役で出演していますが、他の学生より遥かに美しい容姿……良い意味で浮いております。
ルーニー・マーラ
『ルール 封印された都市伝説』(2005)
数十年前。学校で突如行方不明となった女子生徒は、『ブラッディ・マリー』と名付けられ夜更かしを楽しむサマンサたちの話のネタとなっていた。しかし翌朝、サマンサたちは同じように行方不明となった。一体……的な作品。
本作は『キャロル』や『ドラゴン・タトゥーの女』で主演を務めたルーニー・マーラのデビュー作。主役のサマンサに陰口をする役名もない学生として出演。初々しいルーニー・マーラが観られる貴重な作品です。ちなみにサマンサ役は姉のケイト・マーラーが務めています。
Amazon Prime Videoで観る【30日間無料】エル・ファニング
『9-ナイン』(2007)
薬物使用中に交通事故を起こした俳優のギャリー。更正するため自宅軟禁が義務付けられた。この期間、ギャリーに接近できるのはマーガレットという女性だけ。退屈な毎日を過ごすギャリーに突如“9”という数字がまとわり付く。この数字は一体何を表しているのか……的な作品。
本作に登場する謎の少女を演じるのは、いまや大人気の女優となったエル・ファニング。手話で会話をする難しい役柄でありながら、完璧にこなす彼女。ダコタ・ファニング然り、姉妹そろって子役とは思えない演技力に脱帽です。さらに、ギャリー役にはライアン・レイノルズ、マーガレット役にはメリッサ・マッカーシーと、今では考えられない豪華キャスティングも必見です。
クロエ・グレース・モレッツ
『100年後…』(2006)
夫を亡くしたカレンは頼るあてもなく、2人の娘と山小屋に引っ越してきた。この山には古い炭鉱があり、そこではかつて大きな事故があった。そしてカレン達の身に危険が迫るのであった……的な作品。
カレンの娘役として出演しているのは『キック・アス』のヒット・ガールでお馴染み、クロエ・グレース・モレッツ。彼女はB級映画マニアには言わずと知れた天才子役で、本作以外にもたくさんのB級映画に出演しております。
■まとめ
いかかでしたか?
今ではビッグタイトルの主役を演じる彼女たちにも、こんな下積み時代があったのですね。いつの日か大スターになる役者さんを発掘・発見できるのもB級映画の魅力ではないでしょうか。皆様も是非、素敵なB級映画を見つけてくださいね。
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