【京都国際映画祭】2度オーディションに落ちていた安部賢一。その衝撃の理由を江口カン監督が明かすー映画『ガチ星』舞台挨拶

2018.10.12
京都映画祭

Filmarks公式

フィルマーくま

10月11日(木)から開催中の京都国際映画祭2018にて12日、映画『ガチ星』の上映会が行われ、主演の安部賢一江口カン監督が登壇した。

ガチ星

映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」で★4.0の高評価を得ている本作は、福岡を拠点にエンターテインメント性の高いCMやドラマなどを制作し、近年では東京五輪招致映像のクリエイティブディレクションを務めるなどして注目のクリエイター・江口カンの商業映画デビュー作だ。

元プロ野球選手が戦力外通告を受け、パチンコや酒に溺れ、妻子と離れてゲス不倫ーーー。まさに崖っぷちの主人公が、再起をかけて挑んだのは「競輪」だった。過去の栄光が通じない彼の前に立ちはだかるのは、過酷なトレーニングと20歳以上も年の離れた若者たちの冷ややかな視線。そして、自堕落な生活が染み付いてしまった“自分自身”だった。

自堕落な四十男を演じた安倍。しかし舞台挨拶に現れた彼は、スクリーンの中の男とは同一人物とは思えないほどスラっと背の高いイケメンだ。演じるにあたり安倍は、1日6食に間食を加え、体重を10キロも増やしたという。

「一番辛かった経験」と爽やかな笑顔で語る安倍だが、実は主役を得るために3度ものオーディションを受けたとか。「1度目は落ちて、役者を辞めて地元・九州に帰るつもりだったんです」と明かす。

ガチ星

その理由について江口監督は、「彼の父親が競輪選手で、本人も目指していた時期があったそうなんですが、とにかく芝居が下手くそ……というか、何度言っても、まぁかっこいいんですよ。僕が作りたかった主人公は、映画を観ていただければわかりますが、こんなにかっこよくない。だから、すみませんと……」と語った。

ガチ星

しかし、競輪選手を目指したことがある40代はそういるものでもなく、「絶対に自分がやりたい」と、安倍は文字通り監督に「泣きついた」そうだ。そうして再びオーディションのチャンスをもらった彼は、3度目のオーディションでついに主役の座を勝ち取ったという。

ところが最近、監督にある出来事が起こった。「脚本を書いた金沢(知樹)のところに、日本で一番有名なボーカル&ユニット集団のリーダーから突然連絡が入ったんです。それで彼らと飲みに行くことになって……。みなさん『ガチ星』を観てくださったそうで、最高だったと」。

「もっと早く言っていただければ、安倍ちゃんじゃなくて……(笑)」。

ガチ星

京都国際映画祭2018は10月11日(木)〜10月14日(日)京都市内各地で開催。
公式サイト:https://kiff.kyoto.jp/

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