異国で人が亡くなった時、国境を越えて母国の遺族のもとに送り届ける。そんな仕事があることをご存じでしょうか。
2023年3月17日よりPrime Videoで配信開始されるAmazon Originalドラマ『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』は、そんな知られざる実在する職業を題材にした作品です。
国際霊柩送還士とは、海外で亡くなった人の遺体を国境を越えて搬送する人たちのこと。その現場には様々な困難があり、さらに故人や遺族たちの間で交錯する想いが絡んで、人間の生と死に直結する想像もつかないような物語が日々巻き起こります。本作は、死の悲しみを越えて未来への希望を見つけ出そうと奮闘する人々の姿を描くヒューマンドラマです。
脚本 古沢良太 × 主演 米倉涼子が送るオリジナルストーリー
舞台となるのは、口が悪いが情に厚い社長の伊沢那美(米倉涼子)と強面の会長の柏木(遠藤憲一)が立ち上げた国際霊柩送還を行うエンジェルハースという会社。新入社員の凛子(松本穂香)は、那美をはじめとする一癖も二癖もある同僚たちに手を焼き、想像もできない過酷な仕事を前に早くも入社したことを後悔します。
しかし、故人と遺族が最後のお別れをきちんとできるよう懸命に奮闘する彼らの姿を見て、凛子はこの仕事の大切さに気づいていきます。
本作の脚本を担うのは、『コンフィデンスマンJP』やNHK大河ドラマ『どうする家康』の古沢良太と、『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』で知られる香坂隆史。そして、主演は数々のドラマで長年絶大な存在感を発揮してきた米倉涼子が務めます。彼女が演じる那美は、少々口が悪いところもありながら、誰よりも遺族の気持ちに寄り添い、情熱的に仕事に取り組むシングルマザーの敏腕社長。そんな那美に振り回されながらも必死に食らいつく新入社員の凛子を演じるのは、松本穂香。その2人を城田優、矢本悠馬、野呂佳代、徳井優、遠藤憲一などの実力派が固め、さらに各話で登場するゲスト俳優にも一流のキャストを揃え、生と死のあり方を見つめる本作を盛り上げています。
米倉さんの新しい代表作になるのではないかと思う程良きドラマでした。
「死」をテーマとして扱っている作品で重い内容になっているかと思いきや、濃いキャラクター陣が揃っている為笑いもあり、最後には感動の涙を出せる作品に仕上がっています。
エンジェルフライトのメンバーが嘘偽りなく本音で向き合う姿に、凄く心打たれ色々な立場の目線で観れる今までにない新しいドラマだと感じました。
国際霊柩送還士の仕事とは?
本作が描く国際霊柩送還士は、多くの人にとって耳新しいものでしょう。本作を観ると「こんな仕事があったのか」と驚くとともに、社会にとって確かに欠かせないものであると思わされます。
海外で悲運の死を遂げた方の中には、不慮の事故や災害に巻き込まれた方々もいます。そうしたご遺体は損傷も激しく、遺族にとって向き合うことが非常につらいものです。国際霊柩送還士は、そんな遺体を海外から搬送してきれいに修復し、遺族のもとに返すのです。テロなどの国際事件に巻き込まれた場合は、検視などですぐに遺体と対面できない場合もあり、遺族たちも不満が募ります。そんな遺族たちの気持ちを汲み、ケアすることも彼らの大切な仕事の一つ。遺族の悲しみを受け止め、無念の死を遂げた方々の尊厳を守る、そんな過酷な国際霊柩送還の現場を迫真のリアリティーで描いています。
国際霊柩送還士という仕事を始めて知り、御遺体をどのように待っている人に送り届けるかだけではなく、心の葛藤や様々な関わりを改めて思い出させる作品でした。
この作品に出会わなければ、一生考えることがなかったかもしれない。そう思うと、広く知れ渡っていない職業にフォーカスを当てた作品は、考える機会を与えてくれるのだと思いました。
無念の死を悼み、遺族に寄り添い続けるエンジェルハース社員の姿に感動
本作は、エンジェルハースの面々が様々な問題を解決しようと奔走する姿をそれぞれ一話完結の形で描いており、その中心になるのが社長の那美と、新人の凛子の2人。那美は自ら現場に赴き、誰よりも熱心に仕事に取り組んでいますが、その熱意は実は彼女の過去に関係あることが物語の進行と共に明らかになっていきます。そして、新人の凛子は、大変な業務に翻弄されながらも、この仕事の大切さとやりがいを感じて成長しながら、避けてきた自分の家族とも向き合うようになっていくのです。
グローバル化の時代と言われる現代は、多くの人々が母国を離れ海外で生活をしています。その理由は様々ですが、どんな人も目標や夢を持ってかけがえのない人生を生きています。そして理不尽な運命によって志半ばで亡くなってしまった人には、母国に残された遺族があり、那美や凛子は愛する人を失った遺族のやり場のない怒りや悲しみと直面するのです。
大事な人が見知らぬ土地で突然亡くなったと知らされた時の悲しみ。それははかりようもなく、遺族の心に寄り添うことがどれだけ難しいかを、物語を観る中で我々は思い知らされます。
「せめて故人と遺族が最後のお別れがきちんとできるように、一刻も早く海外からご遺体を搬送し、生前の姿さながらに修復して遺族の元に届けたい」というのが那美の信念。
悲しみに暮れる遺族が、最愛の人の死を乗り越えて前を向いて生きていけるように寄り添いながら奮闘する国際霊柩送還士たちの姿に、きっと誰もが心を打たれることでしょう。
生と死に向き合える作品でありながら、どこか前向きにもなれる。 気がついたら涙出てました。
重いテーマですが所々にクスッと心軽くなるやり取りもあり、残された人の思いややり場のない気持ちを大切に表現されており、込み上げてくるものを抑えられませんでした。
きちんと向き合うことで初めて、見えていなかった本当の姿が見えてくる。 このあたりの展開がほんとに素晴らしくて、胸が張り裂けそうになります。
重くなりがちな話なんだろうとは思っていたが、重くなるだけでなく、クスッと笑えるシーンや考えされたり、また明日から、家族や周りの方々も日常も大切にしていきたいと前向きに思える作品でした。 公開されたら家族と一緒に観たいと思います。
生と死を見つめる普遍的なテーマを感動だけではなく、時に明るくコミカルに描きながら、知られざる人たちの職業ドラマとしても秀逸。さらに、日本と世界をつなぐ人々の想いをも描いた物語となっている本作。見どころ多数のヒューマンドラマをお見逃しなく。
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Prime Videoとは?
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◆Amazon Original新ドラマ『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』information
Amazon Originalドラマ『エンジェルフライト 国際霊柩送還士』
Prime Video にて2023年3月17日(金)より独占配信開始
作品ページ:https://amzn.to/3xOxZ4N
提供:Prime Video