【この秋一番の感動作】過酷な状況だろうが守りたい!『パパが遺した物語』が泣ける

映画は人生のスパイス

橋本大介

心にゆとりがない時、あなたは人に優しくできますか?

じぶんのことで精いっぱいなとき、時間、お金、健康などにゆとりがないとき、ふと我を見失うことはありませんか?

「過酷な状況だろうが自分を犠牲にして守りぬく愛」をテーマに『幸せのちから』『7つの贈り物』などを手掛けてきたガブリエレ・ムッチーノ監督。

そんな監督に「いままで読んだ脚本の中でも最高級だ」と言わしめた最新作『パパが遺した物語』がいよいよ10月3日に上映されます。

パパが遺した物語

素晴らしい脚本×名優だから泣ける!

未来のアカデミー賞が眠る「ブラックリスト」とは?

まだ映画化されていない優秀な脚本を発掘するため、映画業界の関係者が投票して決めるブラックリスト賞。『スラムドッグ$ミリオネア』『アルゴ』『英国王のスピーチ』などアカデミー賞を受賞した作品もあるくらいレベルの高さは折り紙つき。

本作も2012年にブラックリストにランクインして映画化へ。今年のアカデミー賞も敗者復活戦からの大番狂わせがあるかもしれません。

だれにも屈しない男ラッセル・クロウが号泣?

小説家の父親役を演じるのは”脚本を読んで感動しない映画は絶対に引き受けない”というルールを持っているラッセル・クロウ。もちろん本作の脚本も感動して泣いたそうです。

アカデミー賞の主演男優賞を受賞した『グラディエーター』をはじめ、『ビューティフル・マインド』『ロビン・フッド』『スリーデイズ』など一途に妻や子供を愛する”理想の夫”を演じてきたハリウッドを代表する名優。

鋭い目つきに強靭な肉体、さらに太くて渋い独特の声。インテリジェンスと存在感を持ちあわせた彼は「けっして信念を曲げず、けっして誰にも屈しない」まさに男の中の男。

レ・ミゼラブルのコンビ再会

大人になった娘を演じるのは『レ・ミゼラブル』でラッセル・クロウと共演した実力派女優のアマンダ・セイフライド。父親に「会いたい」という想いが胸の奥にまで伝わってくる演技はさすがとしか言いようがありません。

ふたりの天才子役たち

娘の幼少期を演じるのは、11歳にしてすでに出演作が20本を超えるカイリー・ロジャース。500人のオーディションから選ばれた彼女の武器は「涙」。「泣いて」という要求にたいしてすぐに涙を流したそうです。

さらに史上最年少でアカデミー主演女優賞にノミネートされ、『ANNIE/アニー』で主演を演じたクヮヴェンジャネ・ウォレス​。素朴で無邪気な表情はとても演技と思えません。

芦田愛菜ちゃん並みに大人顔負けの天才子役たち。ふたりの演技にも注目してみてはいかがでしょうか?

苦しみのすえに遺した愛の物語とは?

前置きはここまでにして、本作のあらすじを紹介したいと思います。

次第に明らかにされていく父との想い出

幼い頃に愛する両親を失った心の傷をかかえた大学院生のケイティは「愛する人は消えてしまうのでは?」という思いから人との深い関わりをずっと避けてきました。

そんなある日、小説家だった父の大ファンだという青年と出会い、恋に落ちます。しかし、過去のトラウマから愛することが怖いと感じてしまうケイティ。

やがて彼女は過去と向き合い、新しい人生を踏み出そうとします。

妻の他界、引き裂かれた娘

20年前。小説家のジェイクは、妻と7歳の一人娘ケイティと幸せな毎日を送っていました。しかし、ジェイクが起こした交通事故で妻は他界。ジェイクも入院し、ケイティは妻の姉に預けられることに。

事故の後遺症による発作

7カ月後、退院したジェイクはすぐさまケイティを迎えにいきます。「もう離れない?」と不安がるケイティにこれからは「ずっと一緒だ」と約束します。ところが事故の後遺症による発作は悪化するばかり。

評論家の酷評と訴訟問題

後遺症による痙攣と闘いながらも書いた新作小説は、無残にも評論家から酷評されてしまいます。

さらに、娘を持つことが長年の夢だった叔母はケイティを溺愛するあまり、養育権を巡る訴訟を起こすことに。

ジェイクは必死で娘との生活を守ろうとする一方で、一緒に自転車に乗ったり、カーペンターズの名曲「Close to You」を歌ったり大切な時間を共に過ごします。

父が娘に遺した最期の物語

困難にもめげずに娘にひたすら愛情をそそぐジェイクですが、病状も生活も苦しくなるばかり。そんなギリギリまで追い詰められていく中で新しい小説を執筆します。それは愛する娘とのささやかな幸せを書いた愛の物語。

父娘の時空を超えた愛の絆はどのように結ばれるのでしょうか?気になる続きは劇場でお楽しみください!

過酷な状況でも人に優しくできるとき、、

きっとそこにはどうしても守りたい強い愛があるのでしょうね。

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  • ひかり
    3.5
    ラッセルクロウはこーいう病を抱えてる役をすごくリアルに演じるせいで辛さがすごい… 娘が大事で大事で大切で命より大切で 大切だからこそ守るための葛藤が生じる 自分の病気は自分の意に反して発作を起こす 発作を起こせば起こすほど娘が自分から離れていってしまのではないか 辛い現実、、、 娘への愛で溢れてしかいない父親 すごーーーく優しい気持ちになれました 娘については、小さい頃に捧げられた大きな愛情が逆に彼女を大人になってから苦しめてしまう あんなにたくさんの愛をもらったのに、それでも自分の周りからその大切な人たちがいなくなってしまう その恐怖と立ち向かう、アマンダ演じるケイティの強さが心にグッときました…!!!
  • 大空
    -
    一緒に歌うシーン最高だった
  • 3.9
    娘・ケイティを守る為に必死に生き抜く父・ジェイクの切なさ、やるせなさ。 ケイティと過ごすひと時は絵に描いた様な幸せと愛とに満ち溢れているが、それ以外の場面では常に孤独でストレスフル。 その落差が余りにも大き過ぎて深過ぎて。 病気を抱えつつ、ギリギリのところで生きる父だが、娘の前では気丈に振る舞う姿を見ると、親の強さを思い知らされる。 「娘の為」がいつしか「お金の為」にすり替わり、娘をぞんざいに扱ってしまう場面には本末転倒の哀しさを覚えるが。 父の愛情を一身に受けたケイティだが、父も母も幼くして失くした為、心の穴を埋められず、自信が無く、幼いまま大人になっている点がまた切ない。 愛する・愛される・幸せになることへの怯えから、自ら不幸を選び取ってしまうのだ。 父を尊敬し、どこか父と似た彼を好きになるところは微笑ましいけれど。 人それぞれ、複雑で無慈悲な事情を抱えながら、それでも懸命に生きている。 もっと単純に生きられれば、ただただ笑って暮らせれば、それだけで良いのに、現実はかくも過酷で息苦しい。 ただただ、皆が幸せになって欲しい。 きっと、人は信じられるから。
  • moe
    3.8
    家族愛がテーマの映画で、父親の娘への愛が痛いほど伝わってきた。演技についてはあまり分からないけど、ラッセル・クロウの演技は本当にすごく良かったのでは?主題歌の、Michael Boltonが歌うFathers and Daughters も凄くいい歌で映画とマッチしてる!
  • N
    3.6
    記録
「パパが遺した物語」
のレビュー(9891件)