人気ホラーシリーズのキャラクター同士を対決させたり、謎の生命体に人間たちが侵食されるSFホラーなど、少し風変わりな設定でツッコミどころが満載のホラー映画を、10本ピックアップしてご紹介します。今回紹介する作品がホラーとしてアリかナシか、是非チェックしてみては？
映画セレクト基準は？
本記事で紹介する映画は、国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks（フィルマークス）」のデータに基づきセレクトされています。
『貞子vs伽椰子』（2016）
『ノロイ』を始め多くのホラー作品を手掛ける、白石晃士が監督と脚本を担当。山本美月、玉城ティナ、佐津川愛美、田中美里、甲本雅裕、安藤政信出演。Jホラーを代表する2大キャラクターの激突を描いた、クロスオーバー作品。
あらすじ：「リング」シリーズ 貞子VS「呪怨」シリーズ 伽椰子。日本ホラー史上最大の歴史的スーパープロジェクト始動！ 決して出会ってはいけない2つの「呪い」が絡まる時、世紀の最恐対決がはじまる！
『ヴィジット』（2015）
『オールド』の、M・ナイト・シャマランが監督と脚本を担当。キャスリン・ハーン、ディアナ・デュナガン、ピーター・マクロビー、エド・オクセンボールド、オリビア・デヨング出演。奇妙な約束事がある祖父母の家に、初めてやって来た姉弟が体験する恐怖を描く。
あらすじ：祖母の家には奇妙な「3つの約束」があった。第一の約束、楽しい時間を過ごすこと。人里離れた祖母の家へ休暇を利用して祖父母の待つペンシルバニア州メイソンビルへと出発した姉弟。都会の喧騒から離れて、田舎での楽しい1週間を過ごす予定だった……その時までは。第二の約束、好きなものは遠慮なく食べること。奇妙な「3つの約束」とは？ 優しい祖父と、料理上手な祖母に温かく迎え入れられ、母親の実家へと到着した2人。しかし出会えた喜びも束の間、就寝時、完璧な時間を過ごすためと、 奇妙な「3つの約束」が伝えられる。第三の約束、夜9時半以降は部屋から絶対に出ないこと。この家は、何かがおかしい 夜9時半を過ぎ、異様な気配で目が覚める2人。部屋の外から聞こえるただ事ではない 物音に恐怖を覚えた彼らは、絶対に開けてはいけないと言われた部屋のドアを開けてしまう。そこで2人が目にしたものとは……？ 挙動がおかしい祖母、呼びかけに無反応な祖父、カギがかけられた納屋、尾行してくる男、消えた隣人、「ここには“暗闇さん”がいるの」、夜中に響く騒音、 床下で襲ってくる女、……なぜ？
『IT／イット “それ”が見えたら、終わり。』（2017）
『MAMA』の、アンディ・ムスキエティ監督作。スティーヴン・キングの代表作「IT」を原作としている。ジェイデン・マーテル（ジェイデン・リーバハー）、ジェレミー・レイ・テイラー、ソフィア・リリス、フィン・ウルフハード、チョーズン・ジェイコブス、ジャック・ディラン・グレイザー、ワイアット・オレフ、ビル・スカルスガルドほか出演。児童連続失踪事件が相次ぐ静かな田舎町で、少年少女たちが“それ”に立ち向かっていく姿を描いたホラーエンターテイメント。
あらすじ：“それ”は、ある日突然現れる。一見、平和で静かな田舎町を突如、恐怖が覆い尽くす。相次ぐ児童失踪事件。内気な少年ビルの弟も、ある大雨の日に外出し、通りにおびただしい血痕を残して消息を絶った。悲しみに暮れ、自分を責めるビルの前に、突如“それ”は現れる。“それ”を目撃して以来、恐怖にとり憑かれるビル。しかし、得体の知れない恐怖を抱えることになったのは、彼だけではなかった。不良少年たちにイジメの標的にされている子どもたちも“それ”に遭遇していた。自分の部屋、地下室、バスルーム、学校、図書館、そして町の中……何かに恐怖を感じる度に“それ”は、どこへでも姿を現す。ビルとその秘密を共有することになった仲間たちは“それ”に立ち向かうことを決意するのだが……。真相に迫るビルたちを、さらに大きな恐怖が飲み込もうとしていた……。
『犬鳴村』（2020）
「呪怨」シリーズを手掛けた日本ホラー映画界の鬼才、清水崇監督作。三吉彩花、坂東龍汰、古川毅、宮野陽名、大谷凜香、奥菜恵、須賀貴匡、田中健、寺田農、石橋蓮司、高嶋政伸、高島礼子出演。九州に実在する最凶の心霊スポット、旧犬鳴トンネルを舞台にしている。
あらすじ：SNSや動画サイト上で恐怖の声が絶えない九州屈指の心霊スポット・旧犬鳴トンネル。その近くには日本政府の統治が及ばない集落“犬鳴村”があり、そこに立ち入った者は決して戻れないという都市伝説がある。果たしてこれは単なる都市伝説なのか、真実なのか……。
『エクステ』（2007）
『冷たい熱帯魚』の、園子温監督作。栗山千明、大杉漣、佐藤めぐみ、つぐみ、町本絵里、佐藤未来、山本未來、夏生ゆうな、光石研、山本浩司、田中哲司、蛭子能収、佐久間麻由出演。少女の強い怨念がこもったエクステによって起こされる恐怖体験を描いた、異色のホラー。
あらすじ：美容師の卵である優子は、ダンサーを夢見る女友達と二人で、将来の成功を目指して海の側で暮らしていた。そんなある日、横浜港に到着した巨大なコンテナから膨大な量の髪の毛が発見される。髪の中から見つかったのは、少女の遺体。そこから事件は動き出す……。髪を売り歩く奇妙な男・山崎が、優子の働く美容室に現れる。彼は、死後も美しい髪が生え続ける少女の死体から取った髪の毛でエクステを作っていた。そして、そのエクステを身につけた女性が惨殺されるという事件が発生。優子と共に暮らし始めた、姉の幼い子供も巻き込んで、髪の呪いは次々と暴走……。死してなお続く少女の怒りとは一体……？
『悪魔のいけにえ』（1974）
『ポルターガイスト』の、トビー・フーパー監督作。マリリン・バーンズ、アレン・ダンジガー、ポール・A・パーテイン、ウィリアム・ヴェイル、テリー・マクミン、エドウィン・ニール、ジム・シードウほか出演。旅行を楽しむ男女5人の若者たちが、テキサスの片田舎で人皮を被った殺人鬼に襲われる恐怖を描いている。
あらすじ：テキサス州のあちこちで墓場泥棒が出現し、遺体の一部が持ち去られるという何とも不気味な事件が相次いで多発していた。同じ頃、サリー、ジュリー、フランクリン、カーク、パムの5人組は、夏休みを利用してサリーたち祖父の墓参りを兼ねたドライブ旅行へ出かける。ドライブの途中でヒッチハイカーの男を車に乗せるが、その男はナイフで自らを切りつけるはじめ、恐れをなした5人は男を車から追い出す。それから一行は、とある一軒の洋館を見つけ、その家に立ち寄ろうとするが……。
『ハッピー・デス・デイ』（2017）
『ゾンビーワールドへようこそ』の、クリストファー・ランドン監督作。ジェシカ・ローテ、イスラエル・ブルサード、ルビー・モディーン、レイチェル・マシューズ、チャールズ・エイトキン、ジェイソン・ベール、ファイ・ヴ、ドナ・デュプランティエ出演。誕生日に殺された主人公が、自分が殺される誕生日を何度も迎える姿を描いた地獄のタイムループホラー。
あらすじ：主人公ツリーは、キャンパスの女子寮に暮らすイケてる大学生。遊んでばかりの彼女は、誕生日の朝も見知らぬ男のベッドで頭痛とともに目を覚ます。慌ただしくルーティンをこなし、夜になってパーティに繰り出す道すがら、彼女はマスク姿の殺人鬼に刺し殺される。しかし目を覚ますと、またも誕生日の朝、見知らぬ男のベッドの上にいる。そしてまた同じ1日を繰り返し、また殺されてしまった。彼女はエンドレスのタイムループにはまりこんでいたのだ！ タイムループを止めるには犯人を見つけることだと気づいたツリーは殺されても、殺されても、立ち向かう。しかし、その先には予想もしない衝撃の事実が待ち受けていた……。
『スリザー』（2006）
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズなどで知られる、ジェームズ・ガンの監督デビュー作。ネイサン・フィリオン、エリザベス・バンクス、マイケル・ルーカー、グレッグ・ヘンリー、ブレンダ・ジェームズ、タニア・ソルニア、ジェナ・フィッシャー、ロイド・カウフマン、ロレーナ・ゲイル出演。謎の宇宙生命体に蝕まれていく人間たちの恐怖を描いたSFホラー。
あらすじ：アメリカ南西部のとある田舎町に、謎の隕石が落下する。街の有力者・グラントがそれを発見するが、突如としてそこから“未知の生命体”が飛び出し、グラントの体内へと侵入……。その日を境に、街では奇妙な事件が多発するように。グラントの異様な変貌に不信感を抱いた警察署長のビル・パーディは、事件との関連性を調べ始めるが……。
『インシディアス』（2010）
『ソウ』の、ジェームズ・ワン監督作。パトリック・ウィルソン、ローズ・バーン、タイ・シンプキンス、リン・シェイ、リー・ワネル、アンガス・サンプソン、バーバラ・ハーシー、アンドリュー・アスター、コルベット・タック、ルーベン・プラ出演。新居で謎の怪奇現象に悩まされ、息子が昏睡状態に陥ってしまったとある一家がたどる運命を描く。
あらすじ：ルネ（ローズ・バーン）と夫のジョシュ（パトリック・ウィルソン）は、3人の子供たちと共に新居に引っ越してくる。ところが、引越し後間もなく、おかしな現象が起き始める。屋根裏から不審な音、勝手に配置が変わる物、赤ちゃん用のモニターから聞こえてくる謎の声。そんな時、小学生の息子ダルトン（タイ・シンプスキン）が梯子から落ちて昏睡状態に陥ってしまう。家族はすぐにこの家から引っ越すが、既に見えない“何か”は家でなくジョシュたち家族を狙っていた……。原因不明の昏睡状態のダルトンに医者もお手上げ状態に。霊媒師や牧師まで呼び出しルネとジョシュはあらゆる手を尽くしてみるが、状況は悪化の途をたどるばかりだった。“何か”は着実に彼ら一家に近づきつつあった。“何か“の狙いとはいったい……？
『カルト』（2012）
『テケテケ』『不能犯』などを手掛ける、白石晃士が監督と脚本を担当。三浦涼介のほか、あびる優、岩佐真悠子、入来茉里がそれぞれ本人役で出演を果たしている。
あらすじ：とある心霊番組のレポーターを務めることになった人気タレント・あびる優、岩佐真悠子、入来茉里の3人は、霊に取り憑かれたと悩む母娘が暮らす金田家を訪れることに。母娘に取り憑いたとされる霊は厄介なもので、訪れた霊能者たちが除霊を開始すると、様々な怪奇現象が発生する。そこに、最強の霊能者と謳われる青年霊媒師・NEOが呼ばれ、悪霊との壮絶な除霊に挑むが……。
※2023年3月14日時点でのVOD配信情報です。
