映画ファンに人気の長澤まさみ出演のおすすめ映画20本〈シーン画像有り〉【2020年最新版】

女優・長澤まさみ出演のおすすめ映画と主なプロフィールのまとめ。映画初主演作からブレイクのきっかけになった作品、受賞作など20本。

12歳の時に東宝のオーディションで当時史上最年少でグランプリを受賞。その後キャリアを重ね、快活で可愛らしいキャラクターや大人の魅力あふれる女性など、さまざまな役柄を演じる女優として活躍を続ける長澤まさみ

映画初主演作から飛躍のきっかけとなった注目作まで、長澤まさみが出演するおすすめ映画をまとめてご紹介。

長澤まさみ プロフィール

嘘を愛する女

長澤まさみは1987年6月3日生まれ、静岡県磐田市出身。身長168cm。

2000年、第5回「東宝シンデレラ」オーディションで当時史上最年少となる12歳でグランプリに輝き、芸能界入り。同年『クロスファイア』で映画デビュー。その後ティーン雑誌「ピチレモン」の専属モデルになり、活躍の場を雑誌・ドラマと広げていく。

2003年に『ロボコン』で映画初主演し、第27回日本アカデミー賞 新人俳優賞を受賞。2004年の行定勲監督『世界の中心で、愛を叫ぶ』ではヒロインを務め、第28回日本アカデミー賞 最優秀助演女優賞・話題賞を受賞しブレイクを果たす。

その後も、大根仁監督『モテキ』や是枝裕和監督『海街diary』など数々の話題作に出演。映画やドラマはもちろん、舞台、TVCMと活躍の場は多岐に及ぶ。

2020年で女優生活20周年を迎え、最新作『MOTHER マザー』では闇に溺れた母親役を熱演し、女優としての更なる深みを魅せている。

ロボコン』(2003)

長澤まさみ

古厩智之監督・脚本による「全国高等専門学校ロボットコンテスト」(通称「高専ロボコン」)を題材にした青春映画。理数系の甲子園とも称される熱い闘いを通じて、多感な高校生たちがぶつかりながら成長していく姿を描く。

長澤まさみは本作で映画初主演。飽きっぽく、要領よく物事をこなす冷めた高校生・葉沢里美を演じる。撮影では実際にロボットの操作をしており、現役の高専の教師から「あの子はうまい」と言わしめたリモコンさばきにも注目。

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深呼吸の必要』(2004)

深呼吸の必要

監督は『地下鉄(メトロ)に乗って』『起終点駅 ターミナル』などの篠原哲雄。沖縄での「さとうきび収穫アルバイト」に集まった若者たちが、大自然の中で共に成長していく青春群像劇。

長澤まさみは、無口で人見知りな高校生・土居加奈子を演じた。現在は快活な役柄が多い中で、日焼けを嫌がり相手に心を開かない本作での役どころは新鮮。

日本航空が特別協賛となっており、映画とコラボした沖縄キャンペーンを展開したことも話題になった。

世界の中心で、愛をさけぶ』(2004)

世界の中心で、愛をさけぶ

片山恭一の同名小説を『GO』の行定勲監督が実写映画化。高校生の男女による美しくも切ない青春ラブロマンス。観客動員数620万人を記録し、2004年実写映画1位に輝くなど大ヒットを記録。タイトルを略した「セカチュー」が流行語として社会現象になった。

長澤まさみが演じたのはヒロインの高校生・広瀬亜紀。スポーツ万能で成績優秀なクラスの人気者であったが、白血病を発症し次第に弱っていく。スキンヘッドで撮影に臨み、強くも儚いひとりの女性の人生を見事に演じた。

本作で日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を史上最年少で受賞した。

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タッチ』(2005)

タッチ

「週刊少年サンデー」で連載されていたあだち充の大人気漫画を『ジョゼと虎と魚たち』などの犬童一心監督が実写映画化。高校野球を軸に、双子の兄弟と幼なじみの女の子による三角関係を描く青春ラブストーリー。

長様まさみが演じたのはヒロインの浅倉南。双子の兄弟・上杉達也(斉藤祥太)と和也(斉藤慶太)の間で揺れながらも、快活な笑顔で2人を元気付けるキャラクターを演じた。

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タッチ

涙そうそう』(2006)

涙そうそう

名曲「涙そうそう」の歌詞をモチーフに『いま、会いにゆきます』などの土井裕泰監督が映画化。沖縄を舞台に、幼くして親を亡くした血の繋がらない兄妹の変わらない愛のかたちを描く。

長澤まさみが演じるのは、妻夫木聡演じる兄・新垣洋太郎の妹で高校生の新垣カオル。兄のことを「にーにー」と呼ぶ愛くるしい姿が印象的。

映画レビューサービス・Filmarksでも「長澤まさみが可愛すぎる」「長澤まさみさんのにぃにだけでも見る価値がある」といったレビューが多数寄せられている。

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そのときは彼によろしく』(2007)

そのときは彼によろしく

『いま、会いにゆきます』の市川拓司による原作小説を平川雄一朗監督が実写映画化。幼なじみの3人の男女による奇跡と友情を描くラブストーリー。プリズムのように乱反射する人の心の機微を、物語の展開に合わせて見事に表現している。

長澤まさみが演じたのは、トップモデルにも関わらず、持病の悪化で引退を余儀なくされた女性・滝川花梨。限られた時間の中で、幼き日の恋心に突き動かされながらも素直になれない、可憐で儚い女性を演じている。

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ガンジス河でバタフライ』(2007)

ガンジス河でバタフライ

たかのてるこ原作のエッセイを『舞妓Haaaan!!!』や『少年メリケンサック』を手がけた宮藤官九郎の脚本で実写化。地上波で2夜連続放送されたほか、DVD発売記念イベントでは映画館でも上映された。

長澤まさみが演じたのは、就職活動でうっかり「ガンジス河でバタフライをしました」と言ってしまったために、本当にインドに行くことになった高野てるこ。実際にガンジス河でバタフライを披露するなど、そのたくましい姿にも注目。

曲がれ!スプーン』(2009)

曲がれ!スプーン

劇団ヨーロッパ企画の舞台「冬のユリゲラー」をもとに、同劇団主宰の上田誠が脚本を手がけ、「踊る大捜査線」シリーズの本広克行監督が映画化。舞台特有のテンポの良さで、個性的な俳優陣が掛け合いを見せるハートフルコメディ。

長澤まさみが演じたのは、超能力を信じる駆け出しの番組AD・桜井米。個性的なキャストの中にあって、コミカルでキュートな演技を披露している。

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(C)2009 フジテレビ/ROBOT/博報堂DYメディアパートナーズ/東宝/日本映画衛星放送

コクリコ坂から』(2011)

コクリコ坂から

スタジオジブリ制作、企画・脚本を宮崎駿、『ゲド戦記』の宮崎吾朗監督によるアニメーション映画。昭和初期・東京オリンピック開催を前年に控えた横浜を舞台に、純粋に生きる高校生男女の愛と友情を描く物語。第35回日本アカデミー賞で最優秀アニメーション作品賞を受賞した。

長澤まさみはコクリコ荘を切り盛りする16歳の少女・松崎海の声を担当。長編アニメーション映画での声優は初挑戦ながら、しっかり者で芯が強い海の感情を表現している。

モテキ』(2011)

モテキ

久保ミツロウによる人気漫画を、『恋の渦』『バクマン。』の大根仁監督が実写映画化。多彩な音楽シーンを織り交ぜながら、「モテ期」が突然訪れた冴えない男が、4人の美女たちに翻弄される様子をコミカルに描く。

長澤まさみは、殺人級の笑顔と人懐っこさで、冴えない男・藤本(森山未來)を魅了する松尾みゆきを好演。セクシーなシーンや役柄でも話題に。本作で第35回日本アカデミー賞 優秀主演女優賞を受賞した。

「長澤まさみさんのキュートで、いじわるな猫のような小悪魔さが女性の私でもたまらない」「この長澤まさみに憧れて髪の毛切った女子多いよね」といった同性からの支持も高い。

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長澤まさみ

冬の日』(2011)

冬の日

海外でも活躍が期待される3名の気鋭監督による中・短編映画上映「コ・フェスタPAO」の中の1作品。監督は『セカンドバージン』の黒崎博。写真を辞めたカメラマンと病を抱えた女性の出会いと行く末を描く。

長澤まさみが演じたのは、夢を諦めたカメラマンのリサ。雪の降る田舎町を背景に、寒さの中でも人の温かさを感じさせる作品。

長澤まさみ

潔く柔く』(2013)

潔く柔く

女性コミック雑誌「Cookie」で連載されていた、いくえみ綾の人気漫画の最終章を『ただ、君を愛してる』『僕の初恋をキミに捧ぐ』の新城毅彦監督が実写映画化。過去に囚われた2人が次第に惹かれ合い、前に進む様子を温かいタッチで描くラブストーリー。

長澤まさみは15歳の夏、大切な人を失った時から前に進めなくなってしまった女性・カンナを演じる。つらい過去を持つ男性・赤沢禄(岡田将生)と出会い、彼女の止まっていた時間が動き出す。

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長澤まさみ

海街diary』(2015)

海街diary

第11回文化庁メディア芸術祭漫画部門優秀賞を受賞した吉田秋生の人気漫画を『誰も知らない』『そして父になる』の是枝裕和監督が実写映画化。鎌倉を舞台に、3人姉妹と異母の妹を含めた4人姉妹の生活を通じて、家族の絆とは何かを描くヒューマンドラマ。

長澤まさみが演じるのは自由奔放で、酒好きで男運のない次女・香田佳乃。冒頭の彼氏(坂口健太郎)とのベットでのシーンや正反対の性格をしている長女の幸(綾瀬はるか)との本物の姉妹のような喧嘩など、数々の印象的なシーンを残している。

本作で、第39回日本アカデミー賞で優秀助演女優賞を受賞。作品自体は、第68回カンヌ国際映画祭で最高賞パルム・ドールを受賞した。

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長澤まさみ

アイアムアヒーロー』(2015)

アイアムアヒーロー

『ボーイズ・オン・ザ・ラン』などの花沢健吾による人気漫画を『GANTZ』『図書館戦争』の佐藤信介監督が実写映画化。冴えない漫画アシスタントが、謎の感染によって大パニックになった世界から、決死の覚悟で生き抜く様子を描くパニックホラー。

長澤まさみが演じたのは、感染した人間(=ZQN)に立ち向かう元看護師・藪。アクションシーンを演じるなど、過去にトラウマを抱えながらも強く生きようとする姿が印象的。

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君の名は』(2016)

君の名は。

『秒速5センチメートル』『言の葉の庭』の新海誠監督によるアニメーション映画。都会の男子高校生と田舎の女子高校生、交錯する2人の不思議な運命を描く。アニメ映画では史上初となる日本アカデミー賞 最優秀脚本賞を受賞した他、国内外で数々の賞を受賞した。

長澤まさみは都会の男子高校生・瀧(神木隆之介)に好意を寄せられる憧れの先輩・奥寺ミキの声を担当。バイト先で人気を集めるオシャレな女子大生という役柄に合った、雰囲気のある色っぽさを感じさせる。

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散歩する侵略者』(2017)

散歩する侵略者

劇団イキウメ主宰の前川知大の原作を『クリーピー 偽りの隣人』『ダゲレオタイプの女』の黒川清監督が映画化。地球を侵略しに来た宇宙人とそれを知る人たちのやり取りを通じて、人類にかけがえのないものは何かを描き出す。

長澤まさみが演じたのは、記憶を失った男性・加瀬真治(松田龍平)の妻・鳴海。

共演の松田龍平について、インタビューでは「大好きな俳優さんなので、一緒にお芝居できてとっても嬉しかった」「とても居心地がよく、お互い夫婦の空気感を寄り添い合って作っていけた感じがします」とコメント。

夫のために奔走しながら、本当の愛を見つけていく妻を熱演している。

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嘘を愛する女』(2018)

嘘を愛する女

恋人に全てを偽造されていたと知った女性が、嘘に隠された愛と真実を探すラブサスペンス。「TSUTAYA CREATERS’PROGRAM FILM 2015」のグランプリを受賞した中江和仁が長編映画初監督を務めた。

長澤まさみが演じたのは、飲料メーカーに勤めるキャリアウーマン・川原由加利。彼の“嘘”に翻弄され、真実を追い求める役柄。私立探偵を演じた吉田鋼太郎との掛け合いを評価するレビューも多い。

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嘘を愛する女

50回目のファーストキス』(2018)

50回目のファーストキス

ハワイのオアフ島を舞台に、1日で新しい記憶を失ってしまう女性と彼女に何度もアプローチをかけるプレイボーイの恋をコメディタッチで描くラブストーリー。ピーター・シガール監督の『50回目のファースト・キス』を原案に、映画『銀魂』や「勇者ヨシヒコ」シリーズの福田雄一が監督を務める。

長澤まさみが演じたのは、1日で記憶を失ってしまうヒロイン・瑠衣。記憶障害のため、瑠衣に好意を寄せる青年・大輔(山田孝之)に出会う度に新鮮なリアクションを見せる、その喜怒哀楽を感情豊かに表現している。

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50回目のファーストキス

キングダム』(2019)

累計6,400万部を突破した原泰久によるコミック「キングダム」の実写化映画。監督は『GANTZ』などの佐藤信介。山﨑賢人、吉沢亮、長澤まさみ、橋本環奈、本郷奏多、満島真之介ら豪華キャストが集結。紀元前245年、春秋戦国時代、中華・西方の国「秦」で天下の大将軍になることを夢見る少年の第一歩を描く。

本作で長澤まさみが演じるのは原作でも人気のキャラクター・楊端和(ようたんわ)。圧倒的な頭脳と強さ、そして美しさを持つ山の民の王を熱演。堂々とした戦いのシーンでは思わず息を飲む美しさで存在感を見せつけている。

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MOTHER マザー』(2020)

実際に起こった「少年による殺人事件」をモチーフに『さよなら渓谷』などの大森立嗣監督が、長澤まさみを主演に迎えて生み出した映画『MOTHER マザー』。ゆきずりの男たちと関係を持つことでその場しのぎの生活を送る秋子と、幼い息子・周平。やがて成長した周平が起こす“凄惨な事件”。彼が罪を犯してまで守りたかったものとは……?

長澤まさみが演じる自堕落で奔放な母親・秋子の姿は観る者の心に強烈な爪痕を残すと話題。女優生活20周年を迎え、より成熟した“長澤まさみ”の新たな魅力を存分に感じられる1作となった。

【文/真央masao】

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(C)2005「タッチ」製作委員会、(C)2009 フジテレビ/ROBOT/博報堂DYメディアパートナーズ/東宝/日本映画衛星放送、(C)2011映画「モテキ」製作委員会、(C)NHKエンタープライズ/クロスメディア、(C)2013「潔く柔く」製作委員会(C)いくえみ綾/集英社、(C)2015 吉田秋生・小学館/フジテレビジョン 小学館 東宝 ギャガ、(C)映画「アイアムアヒーロー」製作委員会(C)花沢健吾/小学館、(C)2017「散歩する侵略者」製作委員会、(C)2018「嘘を愛する女」製作委員会、(C)2018「50回目のファーストキス」製作委員会(C)原泰久/集英社 (C)2019映画「キングダム」製作委員会(C)2020「MOTHER」製作委員会

※記事内の映画レビューサービスのFilmarksの感想・レビューは2018年12月21日時点のものです。

※2020年7月31日時点の情報です。

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