映画『あの日のオルガン』あらすじ・キャスト・原作情報・予告編【戸田恵梨香×大原櫻子ダブル主演】

戸田恵梨香大原櫻子がW主演を務める映画『あの日のオルガン』が、2019年2月22日(金)より公開となる。

第二次世界大戦末期、東京都品川区戸越の保育士たちが幼い園児たちと集団で疎開し、東京大空襲の戦火を逃れた「疎開保育園」の実話を描いた本作。生と死が隣り合わせの時代、幾多の困難を前向きに乗り越えユーモアを持ち突き進んだ知られざるヒロインたちの奮闘を描いた真実の物語である。

共演に橋爪功、夏川結衣、松金よね、萩原利久たち実力派俳優たちが集結した。

映画『あの日のオルガン』あらすじ

あの日のオルガン

第二次世界大戦末期。警報が鳴っては防空壕に避難する生活が続く1944年、東京・品川の戸越保育所では、保母たちが保育所の疎開を模索していた。まだ幼い園児たちを手放す不安、迫りくる空襲から子供たちだけでも助けたい、と意見の分かれる親たちを保母たちが必死に説得する中、埼玉に受け入れ先の寺がみつかる。
荒れ寺での疎開生活をスタートした若い保母たちと幼い園児たちを待っていたのは、毎日わき出てくる問題との闘いの日々。それでも若き保母たちは子供たちと向き合い、毎日ひたむきに励ましあいながら奮闘していた。しかしそんな彼女たちにも、空襲の影がせまっていたーー

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映画『あの日のオルガン』キャスト

板倉楓/戸田恵梨香

戸越保育園の主任保母

あの日のオルガン

1988年生まれ、兵庫県出身。小学生の頃から地元・兵庫で芸能活動をスタートさせ、中学校進学を機に上京。2006年の映画『DEATH NOTE デスノート』でスクリーンデビューを飾る。主な出演作にドラマ「ライアーゲーム」シリーズ、「SPEC」シリーズ、「コード・ブルー」シリーズ。いずれも後に劇場映画化された。そのほか映画では『アマルフィ 女神の報酬』(09)、『阪急電車 片道15分の奇跡』(11)、『エイプリルフールズ』(15)など多数。

戸田恵梨香コメント

重たいシーンが続いたので、自分の精神状態が普段いないところにいました。ただ、子供たちも含め、みんなと心を通わせられていたと思うので、現場ではとても居心地がよかったです。板倉楓を演じるにあたっては、みんなの母となれるよう、お姉さんになれるよう、大きな心でどしっと構えていられるように心掛けていました。楓は背負っているものが多かったので、一ヶ月精神的にきついことが続きましたが、有意義な時間で、すごい作品が出来るんじゃないかと手応えを感じています。

野々宮光枝/大原櫻子

愛育隣保育館の保母

あの日のオルガン

1996年生まれ、東京都出身。2013年の映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』でスクリーンデビューし、日本映画批評家大賞新人賞を受賞。劇中バンドのボーカルとして、歌手としてもデビュー。日本レコード大賞新人賞を受賞した。2014年にソロシンガーとしてデビュー。主な出演作に、映画『チア☆ダン 女子高生がチアダンスで全米制覇しちゃったホントの話』(17)ドラマ『恋仲』(15)、『好きな人がいること』(16)などがある。

大原櫻子コメント

一生懸命楽しむ、楽しませるということを心がけていました。他の保母さんは子供たちを守るということを念頭に置いているかと思うのですが、光枝の場合は子供たちと楽しもうと意識しました。日常に笑顔を探しました。この作品は、色々な世代、これからの世代の方にも観て欲しい作品です。心が苦しくなるシーンもあるのですが、この作品はコミカルな部分があったり、子供たちの笑顔に見ている人もふと笑顔になる作品になると思います。タイトルの『あの日のオルガン』にもある、音楽のシーンも楽しんで欲しいなと思います。

佐久間由衣
三浦透子
堀田真由
福地桃子
白石糸
奥村佳恵
萩原利久
山中崇
田畑智子
陽月華
松金よね子
林家正蔵
夏川結衣
田中直樹
橋爪功

映画『あの日のオルガン』監督

平松恵美子

山田洋次監督のもとで助監督として経験を積み、『小さいおうち』(13)、『母と暮せば』(15)、「家族はつらいよ」シリーズ(16、17、18)では山田監督との共同脚本を重ねる。2013年の映画『ひまわりと子犬の7日間』で監督デビュー。

映画『あの日のオルガン』原作

映画『あの日のオルガン』予告編

映画『あの日のオルガン』作品情報

あの日のオルガン

2018年2月22日(金) 全国ロードショー
配給:松竹
公式サイト: https://www.anohi-organ.com
(C)映画「あの日のオルガン」製作委員会

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【文/ビルボーイジン】

※2021年11月30日時点のVOD配信情報です。

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  • ざきを
    5
    空襲が東京に迫る太平洋戦争の最中。 学童疎開については教科書にもあるほど有名な話だが、それ以下の年齢の子らの保育疎開を行い、53人の子どもの命を救おうと奮闘する保育士たちがいた。 彼女たちの熱意と勇気の物語。 甘えたい盛りの子どもたちを、また会えるかわからない状態で手放す親の勇気と、保育士たちの預かる責任と覚悟。 迫り来る戦禍で身内を失い、仲間を失っても自分たちのためではなく、子どもたちのために必死に生きた保育士たちのかっこよさ。人として本当に素晴らしい。彼女たちのような人々の努力の上で、今の日本があるということを忘れてはいけない。 戦争をテーマにすると暗くなりすぎることが多いけど、子どもも大人も、どちらもの笑い声がたくさん詰まった作品だった。 でもその中で見える戦禍。良いことがあっても、一気に落とされる。もっともっと辛いことが、立ち直れないほどの苦しいことが多かった時代だったと思う。そんな時代を必死にを生き抜く。本当に凄いことで、今の私たちに足りないものだなと思う。必死に生き抜くということ。大事にしたい。 とても良い作品でした。 今日は祖父の49日。戦争について色んなこと教えてもらったな。祖父から聞いたことを、私なりに後世に伝えていけるといいな。
  • かのん
    3.7
    戦争ものの映画だけどずっと暗すぎるわけでもなく子供の無邪気な笑い声や歌声が印象的だった 戸田恵梨香の演技がうまくて引き込まれる。大原櫻子の演技の微妙な感じ?が逆に新人の無邪気っぽさも感じられて良かった気がする。
  • 3.7
    結構前に観た 戸田恵梨香やっぱ演技上手い
  • 早嶋すみちゃん
    3.5
    実在した疎開保育園を基にした映画。小ぢんまりしているけどとても力強い。 疎開保育園に対する周囲の態度は当時のいっぱいいっぱいな空気感を感じさせるが、そんな中で戦時中に子どもを預かるという重責を背負い気を張りながら日々奮闘する保母たちの姿は胸に来るものがある。
  • 案山子
    3.3
    役者同士の演技力の差が激しいから、あーね、って思うシーンの後に、急に良いシーンが来て、また落とされて…って、心臓に悪い。そういう所に「日本」を感じつつあって邦画の明日が不安。 あと疎開先の空襲シーンは音量差も激しくて聴き取り難かった。良いシーンなんだろうけど、「ん?なんて?」っていう自分の思考が邪魔過ぎた。 (映画の保育所とは別のだけど)当時の保母さんたちの手記を読むと、戦争で厳しい生活を強いられつつも、冗談を言ったり、子どもたちと笑ったりする時間もあったらしい。いわゆる戦争映画は、当然、戦争の暗い部分を強調するから、「明るい」部分の割合が多い映画を観ると、実際はもっと悲惨だったんじゃないかとか、戦時中の生活を美化してるとか思っちゃったりするけど、ささやかな喜びも戦争の一つの側面だと思う。映画や本になっているものだけが真実ではないし。もちろん残酷な部分は忘れてはならないけど、その中で工夫しながら必死に、間に合わせでも文化的な生活を送ろうとした人たちのことを、私は忘れてたかも知れない。当然のことなのに、ってちょっと反省。
あの日のオルガン
のレビュー(2320件)