<来場特典付>12ヶ月のシネマリレー『ことの次第 4Kレストア版』上映決定

Filmarksの上映プロジェクト

Filmarksリバイバル上映

時代を彩った名作から貴重な国内初上映作品まで12本のマスターピースと巡る12ヶ月の特集上映「12ヶ月のシネマリレー」

ことの次第 4Kレストア版』上映イベント詳細

第11弾となる『ことの次第 4Kレストア版』は6/2(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館、シネ・リーブル池袋ほか全国順次公開!

〈STORY〉
古典SF映画のリメイクは資金難で中断、ポルトガルのシントラ海岸で立ち往生した撮影クルーの停滞と苦悩を描いたハリウッド映画へのオマージュ。F・コッポラに招かれて撮影した『ハメット』と並行して制作され、当時のヴェンダースの苦い経験が色濃く反映されている。サミュエル・フラーやロジャー・コーマンら伝説的映画人の客演も話題となった。

■上映作品:『ことの次第 4Kレストア版』
■上映日:2023/6/2(金)10:35〜
■価格:1,500円
■上映時間:121分(字幕)
■公開劇場:ヒューマントラストシネマ渋谷(東京都渋谷区渋谷1丁目23−16)シアター3
■来場者特典:オリジナルポストカード2種

(C)Wim Wenders Stiftung 2015

記事をシェア

公式アカウントをフォロー

  • RSS

  • 電気羊
    3.1
    ヴィム・ヴェンダース監督お得意のロードムービー的作品。よくわからんエンディングだった。 なんでも映画製作でフランシス・コッポラと揉めた時の大変だった経験を映画にしたとか。 ポーランドでSF映画のリメイクを製作中に撮影監督が家庭の事情でアメリカに帰国してしまう。 映画の製作が中断となり残されたキャストやスタッフは撮影監督が戻るのを待っていたが、いつまでたっても戻ってこないのに業を煮やした監督は、アメリカのプロデューサーの元へ撮影続行の直談判に行くのだが。 なぜかプロデューサーからは白黒作品ではなくカラー作品にすべきだったと製作続行に難色を示す。 監督とプロデューサーは車に乗り込みドライブインへと向かう。監督は映画製作が継続できなくなった理由のシーンをカメラに収めるが、何者かによってプロデューサーも監督も射殺されてしまうのだった。 …なんでやねん?
  • ぴよ
    5
    カラー以降にモノクロで映画を撮る意味を教えてくれる。 見ながら考え事をしてしまう映画。いちばん似てる作品は『うる星やつら2』。 音楽も良い。
  • 邹启文
    3.7
    「ハメット」が撮影中断になったんで、再開するまでの間に本作を作りました。 内容はSF映画を撮ってたら予算関係で撮影中断になってしまう話です。 ↑こんなトチ狂った内容なのになんやかんや面白い作品なのが凄い 基本、撮影が再開しないんでキャスト・スタッフのモラトリアムな日常を映し続けるんだけども、画が綺麗すぎるんで見飽きることはない。 おまけにサミュエル・フラーのお茶目なおじいちゃんが見れるので見てて微笑みが自然と湧き出てしまう。 コッポラを敵として描く寸前の危ういパートを作りながら、「ハメット」のようなノアールタッチでことを進めて対立へと進めない姿勢も大変たまらん。 確かになんか金獅子賞の1つでもあげてヴェンダース監督を慰めたくなる作品ではあるよね。
  • 鹿
    3.4
    音楽、雰囲気なんかがジャームッシュのデッドマンを見てる感覚に似てた気がする 物事をあまりに淡々と映していて、正直、睡魔に襲われる瞬間はありました
  • イトウモ
    5
    2023 まず全編ばっちり構図がキマッていることに驚く。それで「構図が綺麗な映画」というのでないのがすごい フィルムが切れてリスボンの海辺で待ちぼうけをくらう撮影隊の暇つぶし以外にプロットがない。そのため、暇つぶしをする俳優、スタッフの面々を並列していくしかないところ、長回しでまったり撮ったりせず、短い構図のキマッたショットで重ねていく、なんとも潔い。 構図ゆえに成り立つ編集の映画 室内の裸体がこんなにすばらしいのを忘れていた。クライマックスにベッドに横たわるのが男なのもいい 海岸編、市街編とあって、 資金繰りでヤクザの金に手をつけ雲隠れしたプロデューサーを探して監督がLAに飛ぶところからやっと話が動き出す 2007 後半は『アルファヴィル』みたいなパロディの趣があって迫力深い、ラストで嫌になる。見えない敵に向かって銃のようにカメラを構える主人公。映画の、芸術の力を信じるポーズ、恥ずかしげもなく高らかに謳うヴェンダースのバカ正直さが嫌ハントケと別れると、後は恥ずかしいだけになる
ことの次第
のレビュー(802件)