皆様、新年あけましておめでとうございます。
今年も皆様に愛すべきB級映画をご紹介させていただき、少しでも興味をもっていただけるよう頑張っていきたいと思います。
そんな私でございますが、先日FILMAGA編集部からこんな話を頂きました。
「やすゆきさん、いま干支に関する記事を考えているんですけど、2019年はイノシシじゃないですか」
「はい」
「そんな都合よくイノシシが出てくるホラー映画なんてないですよね……(タメ息)」
完全にダメもとな感じで聞かれましたが、
イノシシをテーマにしたアニマルパニック映画、通称・アニパニ映画……、
あります!
確かにサメやヘビなどアニパニの常連動物に比べるとイノシシを題材にした作品はかなりレアです。
しかし、パワーとスピードを合わせ持つその凶暴性とパニック映画は、実は抜群の相性です。
ということで、新年一発目はイノシシによる至高(!?)のアニマルパニック映画3本をご紹介します。
『人間狩り』(2008)
主人公のジョンは昔住んでいた田舎の村に友人を誘い訪れた。
そこでジョンの旧友である兄弟と共に山でハンティングをすることになったが、この山には恐ろしいイノシシの化け物が棲んでいた……!
さらになぜか突如発生する人間関係の崩壊!!
人間vs人間vsイノシシの3つ巴戦争が今始まるのであった!! ……的な作品。
本作は日本でパッケージ化される際に、イノシシより人間同士の戦いにフォーカスしたためタイトルが『人間狩り』となってしまいました。
ちなみに原題は『PIG HUNT』!(そのまま!!)
肝心のイノシシはポスターの右下にちょこっと写っている程度ですが、迫力ある化け物イノシシがちゃんと登場します。
干支では先着された馬をも食い尽くすその狂暴性、ウリ坊の悲鳴で覚醒する姿はまさに圧巻の一言。
さらに謎のオカルト集団が登場するなど、かなりのカオス状態となっている珍品でございます。
『プレデターズ EVOLUTION/プレデターズ エヴォリューション』(2010)
普段は静かな田舎町で突如事件が起きる。農家が設置した獣害対策用のフェンスに数匹のシカが突っ込み死んでいたのだ。
さらに森に棲む動物たちも次々と異常な行動をはじめる始末。
原因を調査するために森へと入ったネーサンたち。そこで待っていたのは化学汚染によって変異した狂暴イノシシだった!! ……的な作品。
化学の犠牲となった“バイオ系”アニパニ映画の本作はイノシシのサイズはさほど大きくないですが、人間を襲う執着心は他者を圧倒!
さらに田舎町ならではの複雑な人間模様と衝撃のラストは必見です。
Rakuten TVで観る【登録無料】『人喰猪、公民館襲撃す!』(2009)
「犯罪のない村」を掲げる小さな村。しかしそのコピーとは裏腹に、無残に引き裂かれた死体がゴロゴロと見つかってしまう。
警察や専門家の調査により犯人は山に棲むイノシシだと判明。
腕利きのハンターを雇い、いざ山の中へ……見事に一匹の巨大イノシシを仕留める。
危機が去ったことで村人たちは大喜び、公民館で宴会を始める。しかし本当の恐怖はこの公民館から始まるのであった!! ……的な作品。
なかなか個性のある邦題でリリース当時、ネットでも話題となった作品。
しかもキャッチコピーは「怪獣映画史上最少スケールのスペクタクル!」。(なんて自虐的な)
前半は割りとコミカルな展開を挟みつつ上手く盛り上げ、後半ではもう超凶暴な巨大イノシシが大暴れ!大暴れ!大暴れ!といった感じです。
イノシシ年の本年にこそ押さえておきたい(というか、むしろ今しかない!!)一品です。
まとめ
いかがでしたか?
「猪突猛進」という四文字熟語が表す通り、どの作品もダイレクトにイノシシの狂暴さや強さが表現されている作品ばかり!
アニパニ映画の多くは「結局一番の被害者は動物じゃないか!」的な展開で、動物好きの私としては胸を痛める内容であることは否めません。
しかし、それを感じられるのもまたアニパニ映画の魅力のひとつ。
皆様も是非、ご紹介させていただいた作品以外にも素敵なアニパニ映画を見つけてみてくださいね。
今年も素敵なB級映画との出会いがありますように!
(来年はネズミだ!!)
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