【沖縄国際映画祭】TCP受賞作『ルームロンダリング』片桐監督「こんな素敵な二人に演じていただけるとは」

ルームロンダリング』のワールドプレミアが開催され、舞台挨拶に主演の池田エライザ健太郎片桐健滋監督が登壇した。

ルームロンダリング

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本作は2015年「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM」にて準ブランプリにあたるFilmarks賞を受賞した片桐健滋の初長編監督作品。制作に至った経緯について片桐監督は、「居酒屋で(共同で脚本を手がけた)梅本竜矢と話しているときにぽっと生まれたのですが、こんな素敵な二人に演じていただけるとは思ってもみなかった」と感無量の様子。「御子がこんなに綺麗になるとは……」と池田をまじまじと見ながらつぶやいた。

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主人公・八雲御子を演じた池田は、「キャラの濃い共演者に影響されながら、素直に御子を演じられたらといいなと思いながら撮影に望んでいました」と挨拶。

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続いて、御子の住む部屋の隣人・虹川亜樹人役の健太郎が一礼すると、観客から黄色い声援が。心に後悔を秘める亜樹人と自分の似ているところは?との質問に「陰と陽で言うと、亜樹人は陰で僕はどちらかというと陽なので、似ているところはないですね(笑)」と回答。「でも、彼の正義感には共感ができる……って僕が正義感のある男というわけじゃないですけど(笑)」。

ワケあり物件に住むことによって、物件を浄化させるという“ルームロンダリング”がテーマとなっている本作。実際にワケあり物件に住むことはできる?という質問が出ると、「僕は無理! 怖いというか……怖いですね」と即答する健太郎。

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一方の池田は「御子のように見えたら……イケるんじゃないかな」と驚きの回答。ところが「でも、私も御子のように人とのコミュニケーションが得意なわけではないので、おばけがうわっと寄ってきても『ほっといて』ってなっちゃうかも。ルームシェアってことじゃないですか。無理かな」と予想外の答えを出した。

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5歳で父親と死別し、その翌年には母親が失踪してしまった八雲御子(池田エライザ)。その後は祖母に引き取られたが、18歳になると祖母も亡くなり天涯孤独に。
度重なる不幸で自分の殻に閉じこもってしまった御子のところへ、母親の弟である雷土悟郎(オダギリジョー)が現れ、住む場所とアルバイトを用意してくれることに。しかし、そのアルバイトとは、ワケあり物件に自分が住むことによって、物件を浄化するという“ルームロンダリング”だった。
ルームロンダリングを始めて以来、幽霊が見えるようになった御子は、部屋に居座る“この世に未練たらたらな”幽霊たちのお悩み解決に奔走させられ…!?

映画『ルームロンダリング』は、2018年7月7日より新宿武蔵野館、渋谷HUMAXシネマ、シネ・リーブル池袋ほか全国ロードショー。

第10回 島ぜんぶでおーきな祭 沖縄国際映画祭」は4月19日(木)〜22日(日)、沖縄各地で開催。

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※2022年12月23日時点のVOD配信情報です。

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