世界的に評価の高い北欧の映画作家たちの名作・旧作・劇場未公開作品が集結
「北欧」をテーマに、映画、アート、ミュージック、カフェと、毎年様々なイベントの企画で来場者を魅了するトーキョーノーザンライツフェスティバル2019。スウェーデンやノルウェーなど、近年そのデザインやライフスタイルが一層の注目を集める北欧を体感できる1週間です。
注目の上映作品
『ルールズ・フォー・エヴリシング』(2017年/ノルウェー)《ジャパン・プレミア》
「万物には法則がある」と世界を俯瞰して眺める10歳の少女。父親の突然の死を経験し、人生そのものも見えない糸に操られているのかもしれないと思い始める。臨場感のあるサウンドに合わせて少女の哲学が囁かれる。実験精神溢れる野心作。
『マン&ベイビー』(2017年/フィンランド)《ジャパン・プレミア》
出産を終えた妻が「母親にはなりたくない」と病院からタクシーで失踪。夫は生まれたばかりの息子と2人で残されて途方に暮れる。子育て先進国フィンランドから届いた育児奮闘コメディー。男とは? 仕事とは?子育てとは!?
※2/15(金)11:30~『マン&ベイビー』上映後トークあり:マルクス・コッコ参事官をお迎えして、男女共同参画のフィンランドの子育て事情と作品の魅力を探ります。
渋谷のカフェやバーではコラボメニューが登場
「LOFT9 Shibuya」「渋谷西村フルーツパーラー 道玄坂店」「Tabela」など渋谷のカフェ6店で期間限定のTNLFとのコラボメニュー、美味しい北欧の料理とお菓子が楽しめます。
渋谷西村フルーツパーラー 道玄坂店
オンネリとアンネリのHOTベリーティー(エスプーマクリーム添え)。人気のHOTベリーティーに「オンネリとアンネリ」のハッピーな世界観をMIXしたスペシャルメニューです。
LOFT9 Shibuyaでは北欧ミニマーケットも同時開催
トーキョーノーザンライツフェスティバル2019
■日程:2019年 2月9日(土)〜15日(金)
■会場:東京都渋谷区 ユーロスペース
■詳細は(公式HP)より
競技人口世界一位の”サッカー”映画に、胸の高鳴りが止まらない
毎年100本近く製作される世界のサッカー映画の中から、ジャパン・プレミアを含むイチオシのプログラムを上映するヨコハマ・フットボール映画祭2019。第9回となる今年は過去最多の14作品が2日間にわたり上映されます。
注目の上映作品
『ワーカーズカップ』(2017年/イギリス)《ジャパンプレミア》
2022年カタールW杯のスタジアム建設現場には160万人にも及ぶ外国人労働者が集まっている。ある者は家族を養うため、ある者はプロサッカー選手になれると騙されて。サンダンス映画祭ドキュメンタリー部門出品作品。
『MARIO』(2018年/スイス)《ジャパンプレミア》
フットボール映画祭にBLストーリーが初登場。マリオはクラブからの指示で、チームに移籍してきたレオンの面倒をみることに。仲を深める二人。ある夜、ふいに一線を越えてしまう。やがて二人の噂がクラブ内に広がり……。
『冷たい汗』(2018年/イラン)
女子フットサルのイラン代表チームの主将がアジア選手権大会の決勝戦の地・マレーシアへ向かう空港で予期せぬ事態に見舞われる。女性の権利を巡るサスペンス・ドラマ。第31回東京国際映画祭「アジアの未来」部門出品作品。
サッカーカルチャー祭典「フットボール文化祭」も開催
会期中は、サッカーの同人誌(コミックや試合分析、旅行記など)、オリジナルアパレル、チャリティなど、サッカーを通じた活動を展開する出展者によるコンベンションイベント「フットボール文化祭」も開催されます。出店はこちら。
ヨコハマ・フットボール映画祭2019
■日程:2019年 2月16日(土)〜17日(日)
■会場:神奈川県横浜市 開港記念会館
■詳細は(公式HP)より
世界中どこからでも最高のフランス映画が楽しめる
フランス国外未公開の28作品を配信する第9回マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル(MyFFF)。フランスならではの愛の物語「Love « à la française »」ほか、6つのテーマに分けられた秀作が楽しめます。
※短編映画の視聴は無料。配信作品数は国・地域によって異なります。
注目の上映作品
『勤務につけ!』(2017年/フランス)
舞台はとある警察署。容疑者を尋問中の捜査官に数々のハプニングが襲い掛かる。何が起こるかさっ ぱり謎の、究極のミステリーコメディ。 「異なるジャンルをミックスさせるという遊び心のある演出。デュピュー監督はフランスだけでなく外国でもそのカルト的人気を確固にしてゆくだろう。」ザ・ハリウッド・リポーター誌。
『神よ、お助けを!』(2016年/フランス)
カルト的人気を博すベルギーのテレビ番組「StripTease」による初の映画作品。 ブリュッセルで活躍する女性予審判事アンヌ・グリュヴェッツに密着したドキュメンタリー。犯罪捜査、事情聴取、現場検証など、現実はシネマより奇なり。
「スクリーンでみよう!マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバル」も開催
旅する映画館café de cinémaが日本で配信される短編映画11作品をカフェやバーなどの会場ごとに編制して上映します。ワインや料理と共にくつろぎの映画タイムを楽しめます。詳細はこちら。
・2月6日(水)20時~ヱビスキネマ vol.68(ビストロダルブル恵比寿店)
・2月9日(土)20時~青猫キネマ vol.12(目黒Bar青猫)
・2月13日(水)20時~Movie at Portland Cafe Vol.17(三軒茶屋Portland Cafe and Market)
■日程:2019年 1月18日(金)〜2月18日(月)
■詳細は(公式HP)より
まだまだあります!おすすめの映画イベント
大須にじいろ映画祭2019
大須にじいろ映画祭2019は、映画を通じてすべての人が自分らしく生きられる社会になれるよう、2015年から始まった名古屋初のLGBT系の映画祭です。2日間で5プログラムが上映され、トークショー、交流会が会場を盛り上げます。
シネマ9 インディーズ・シアター”ワンコイン”
“インディーズ映画”のイベントを積極的に実施してきたLOFT9 Shibuyaが平日昼間に新プログラム「CINEMA9」を開設。かつてないほどの高まりを見せる“インディーズ映画”ムーブメントを盛り上げる短編・長編を週替わりで上映します。
シネマ9 インディーズ・シアター”ワンコイン”
■日程:2019年 1月28日(月)~平日14時上映開始(曜日により変更あり)
■会場:東京都渋谷区 Loft9 Shibuya
■詳細は(公式HP)より
第10回座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル
映画・テレビの枠を超えたドキュメンタリー映像の祭典座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル。第10回を迎える今年は「戦争とドキュメンタリー―記憶と記録―」&コンペティションを特集。6日間に渡って18作品が上映されます。
特別上映『東京裁判』(1983年/日本)
太平洋戦争後の1948年に行われた極東国際軍事裁判(東京裁判)の全容を、後に公開されたアメリカ国防総省撮影のフィルムを中心に用い、5年の歳月をかけて作られた記録映画。
『シリーズ憲法~第9条・戦争放棄「忘却」』(2005年/日本)
演出・是枝裕和の個人史が色濃く反映された異色作。日本国憲法をテーマに各社が競作したテレビシリーズの1本。「憲法9条 戦争放棄」が人々の内面にどのように関わってきたのかを、父の故郷・台湾をはじめ各地でカメラを回しひも解く。
上映後にはトークショーもあり
田原総一朗、是枝裕和、諏訪敦彦、森達也、井浦新ほか、連日上映後にトークショーが開催されます。
【第14回 スクリーンに映画がかかるまで】ゲスト:矢田部吉彦~世界の映画祭訪問記 2018‐2019~
今回は東京国際映画祭作品選定ディレクターの矢田部吉彦氏をゲストに迎え、はじめて訪れたシドニー映画祭、イスタンブール国際映画祭、今年2月開催のベルリン国際映画祭のホットな報告など、世界の映画祭情報が語られます。
第14回 スクリーンに映画がかかるまで
■日程:2019年2月24日(日)13:00〜15:00(12:30開場)
■会場:東京都港区 スパイラルルーム(スパイラル9F)
■受講料:3,000円(飲み物代込/税込)/定員:40名
■詳細情報は(公式HP)より。