3月9日は「サンキュー」の語呂合わせで「ありがとうの日・サンキューの日・感謝の日」。
これにちなみ、国内最大級の映画レビューサービス・Filmarks(フィルマークス)で、「ありがとう」というワードが最も多くレビューで使われている映画を調査。
その結果、スティーヴン・スピルバーグ監督の『レディ・プレイヤー1』が最多で、“ありがとう”映画No.1だった。
“ありがとう”映画 ランキングTOP10
10位『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)243件
9位『シン・ゴジラ』(2016)279件
8位『ラ・ラ・ランド』(2016)291件
7位『ワイルド・スピード SKYMISSION』(2015)316件
6位『カメラを止めるな!』(2017)324件
5位『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2015)326件
4位『この世界の片隅に』(2016)349件
3位『LOGAN ローガン』(2017)472件
2位『ボヘミアン・ラプソディ』(2018)578件
1位『レディ・プレイヤー1』(2018)806件
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第1位は、2045年の荒廃した現実世界とVRの世界を舞台に、17歳の少年の冒険と戦いを描いたSFアクション大作『レディ・プレイヤー1』。
数々の名作映画とクロスオーバーし、日米のアニメやコミック、ゲームのキャラクターたちが夢の共演。版権の壁を乗り越えて描かれる世界と、それを実現した巨匠スティーヴン・スピルバーグに「ありがとう!」を伝えるコメントが圧倒多数投稿された。
また、「私のゲームで遊んでくれて“ありがとう”」というセリフに寄せる感動コメントも多く、2位以下に大きく差をつける、計800件以上の“ありがとう”レビューを集め、No.1に輝いた。
第2位は、世界的ロックバンド「QUEEN」のボーカルで、45歳でこの世を去ったフレディ・マーキュリーの人生と熱狂のライブを描いた『ボヘミアン・ラプソディ』。
当時からバンドを知る世代からは、特に「LIVE AID」の再現に対する熱烈なコメントが数多く、また、リアルタイムでQUEENを聴いていない若い世代からも「クイーンというバンドに出会わせてくれて、ありがとう」など、新旧ファンを巻き込み、現在の国内のQUEEN熱を反映するように、堂々の第2位にランクインした。
QUEENやフレディ・マーキュリー本人はもとより、フレディ役で第91回アカデミー賞主演男優賞を獲得したラミ・マレックらキャスト陣、監督・製作陣に対する“ありがとう”が寄せられている。
第3位は、人気アメコミ「X-MEN」のキャラクター「ウルヴァリン」を主人公にしたスピンオフシリーズ第3作『LOGAN ローガン』。
本作は、主人公ウルヴァリン役のヒュー・ジャックマン、プロフェッサーX役のパトリック・スチュワートがそれぞれ同役を演じる最後の作品。彼らと17年間続いたシリーズ展開に向けた感謝と労いを込めた“ありがとう”が多く集まった。
また、TOP10作品の中で、全レビュー投稿数に対する、“ありがとう”を含むレビューの割合(含有率)が最も多いのが本作だった。
国内作品で最上位にランクインしたのが『この世界の片隅に』。第2次世界大戦下の広島・呉を舞台に、前向きに生きるヒロインの日常を描いたアニメーション作品。
公開時はわずか63館での上映だったにも関わらず、公開初日から立ち見が続出し、最終的に全国190館以上で上映される異例のヒットとなった。
「この世界の片隅に、うちを見つけてくれてありがとう」というセリフとその場面に心を打たれたと語る感動コメントが多数。
また、クラウドファンディングによる資金調達・映画製作に取り組んだスタッフ陣とその支援者に向けた感謝のメッセージも目立った。
Filmarksに登録されている映画作品数は約8万件。TOP10にはいずれも、監督・キャスト・製作陣に向けた感謝の言葉を贈るレビューが多数投稿された作品がランクイン。
「スター・ウォーズ」、「ワイルド・スピード」、MARVEL作品など根強いファンをもつシリーズ作品に加え、近年増加傾向にある「口コミによるヒット作」が数あることも興味深い。6位の『カメラを止めるな!』には、拡大上映した地元の映画館や鑑賞を勧めてくれた友人・知人に対する“ありがとう”コメントも見られた。
以下、TOP10作品の主なレビューをご紹介。
1位『レディ・プレイヤー1』
「これまでいろんな映画を観てきたご褒美みたいな映画だなと、ありがとうスピルバーグ」「オタク愛あふれる映画‼︎ コマ送りにして全てのキャラクター確認したい‼︎ 夢のある映画を作ってくれてありがとう!」「男の子の最高の夢。テーマパークにいったかのよう」「ポップカルチャーは最高、ありがとう偉大な先人たち」など。
Amazon Prime Videoで観る【30日間無料】2位『ボヘミアン・ラプソディ』
「クイーンを、フレディ・マーキュリーを蘇らせてくれてありがとう」「2018年劇場鑑賞作品No.1、何も言うことはありません。こんな凄い映画を作ってくれてありがとう」「ただただ鳥肌が立った。 クイーンを知らない私でも聴き覚えのある名曲の数々」「マジで心が揺さぶられる映画でした。 ありがとうラミ・マレック」など。
Amazon Prime Videoで観る【30日間無料】3位『LOGAN ローガン』
「17年間、楽しませくれてありがとう! お疲れ様でした!」「ありがとう、ヒュー・ジャックマン。 今までウルヴァリン役が貴方で良かった」「最高だった。最後まで憧れの姿のままで戦ってくれた」「お疲れさん!ヒュー・ジャックマン! 俺の心にもしっかり爪痕は残ったぜ」など。
Amazon Prime Videoで観る【30日間無料】4位『この世界の片隅に』
「最後のセリフがとても心に沁みました」「監督と原作者とのんちゃんにありがとうと言いたい」「クラウドファンディングに参加された方々、製作陣に感謝を込めて。この映画を作ってくれてありがとう」「世界中にこの作品が広がっていってくれる事を切に願う」など。
Amazon Prime Videoで観る【30日間無料】5位『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』
「みんなはこれが見たかった!ありがとう!J・J・エイブラムス」「ずっと心待ちにしていた新三部作の序章。 ただただ素晴らしかった!文句無し!感無量!」「J・J・エイブラムスは素晴らしい仕事をした」「本っっっ当にありがとう。スター・ウォーズの在る時代に生まれて幸せ」など。
Amazon Prime Videoで観る【30日間無料】6位『カメラを止めるな!』
「映画館でこんなに笑ったのは初めてだった。ありがとう」「この作品に携わった全ての人に3億回くらいありがとうって伝えたい」「映画愛溢れる傑作」「やっと観た。地方でも上映ありがとうございます」「大いに笑いに包まれた劇場のなんて幸せなこと」など。
Amazon Prime Videoで観る【30日間無料】7位『ワイルド・スピード SKY MISSION』
「ポール・ウォーカー今まで本当にありがとう!そして安らかに」「ラストシーンは涙なしでは見れない」「”See you again”とともに流れる過去作のモンタージュとFor Paulの言葉。とにかく感動。ありがとうワイスピ。これからもついてくぜ」など。
Rakuten TVで観る【登録無料】8位『ラ・ラ・ランド』
「良い俳優、良い脚本、良い音楽。最高の娯楽でした。ありがとう」「ありがとうチャゼル監督、最高でした」「音楽のジャスティン・ハーウィッツ、素晴らしい音楽をありがとう」「最後に2人が交わした最上級の“ありがとう”がいいすな〜」など。
Amazon Prime Videoで観る【30日間無料】9位『シン・ゴジラ』
「ゴジラを復活させてくれてありがとう」「現代の邦画のレベルと映像技術に感激した日となりました!感動をありがとう庵野監督」「3回観にいきました。こんなに凄い映画を作ってくれて本当にありがとう」「在来線たちありがとう」など。
Amazon Prime Videoで観る【30日間無料】10位『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』
「あっという間の2時間45分だった」「ルークとレイアがまた観れるなんて…本当に感動しました。ありがとう」「何よりルーク!大好きなルーク!みんなのためにいのちを燃やしつくしたルーク!ありがとう!」「レイア姫、キャリー・フィッシャーどうぞ安らかに」など。
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また、発表に先立ち、Twitter上で実施した上位作品を対象にした一般アンケートの投票結果は以下の通りとなった。
【投票受付中!!】映画レビューサービス・Filmarksで「ありがとう」という言葉がレビューで最も多く使われている映画は、次の4作品のうちどれでしょうか!? 投票受付中!!《答えは3月9日[感謝の日]にFILMAGAの記事で発表》#映画 #3月9日 #感謝の日 #ありがとうの日 #Filmarks
— 映画レビュー | Filmarks (@Filmarks) 2019年3月8日
※本記事内のFilmarksのレビュー及びレビュー数、★スコアは2019年3月8日現在のものです。
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※2021年5月31日時点のVOD配信情報です。