北野武(ビートたけし)による原作小説を、主演に二宮和也、ヒロインに波瑠を迎え映像化された映画『アナログ』の場面写真が公開された。
【場面写真】『アナログ』(2023)
喫茶店で出会った主人公・悟と謎めいた女性・みゆきが交わした、「毎週木曜日に、この場所で会いましょう」という約束。気軽に連絡が取れる現代に、あえて連絡先を交換せずに、週に一度だけ“会うこと”を大切にしてゆっくりと関係を紡いでいく2人を通して、いつの時代も変わらない「大切な人にただ会える喜び」を描く本作。
この度公開されたのは、藤原丈一郎演じる悟の後輩・島田の可愛い後輩ぶりがわかる場面写真3点。大先輩の二宮とは初共演で、はじめはかなり緊張気味だったという藤原。しかし、フラットに接してくれる二宮に徐々に緊張が解けていったようで、撮影中に「二宮さんが出られる時間の前までには終わらせますので!」と藤原が宣言すると、二宮が「全然大丈夫。じゃあ17時までによろしく!」と早々の帰宅を希望するユーモアたっぷりな返しをするなど、相性抜群なやり取りを繰り広げた。
特に、大阪支社の若手社員と悟との懇親会シーンでは関西弁のアドリブを炸裂させ、監督から「さすがアドリブ王!」との声が飛び、二宮も思わず笑顔に。藤原は嬉しそうに「やめてください(笑)!」と言うものの、心配げに「自分の(本来の)シーンより、アドリブのほうが長い気がするんですよ」と語り、二宮は「さすが令和の喜劇王(笑)。大爆笑でした!」と愛あるイジりで励ます様子も見られたそう。
また、藤原は島田を演じるにあたって「悟との距離感をうまく表現しよう」と監督からアドバイスをもらっていたことを明かし、「自分の中で、『このシーンは水島さん(悟)と距離を縮められているな』とか『ここはまだやな』とか、考えながら演じていました」と撮影を振り返っている。
『アナログ』は、2023年10月6日(金)全国公開。
『アナログ』あらすじ
手作り模型や手描きのイラストにこだわるデザイナーの悟。携帯を持たない謎めいた女性、みゆき。喫茶店「ピアノ」で偶然出会い、連絡先を交換せずに「毎週木曜日に、同じ場所で会う」約束をする。2人で積み重ねるかけがえのない時間。悟はみゆきの素性を何も知らぬまま、プロポーズする事を決意。しかし当日、彼女は現れなかった。その翌週も、翌月も……。なぜみゆきは突然姿を消したのか。彼女が隠していた過去、そして秘められた想いとは。ふたりだけの“特別な木曜日”は、再び訪れるのか。
原作:ビートたけし「アナログ」(集英社文庫)
監督:タカハタ秀太
脚本:港岳彦
出演:二宮和也、波瑠、桐谷健太、浜野謙太、藤原丈一郎、坂井真紀、筒井真理子 宮川大輔、佐津川愛美、鈴木浩介、板谷由夏、高橋惠子、リリー・フランキー
配給:東宝、アスミック・エース
公式:analog-movie.com
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※2023年8⽉24⽇時点の情報です。