キャプテン・マーベル』が、いよいよ3月15日(金)から公開となります。 本作の主人公同様、目覚ましい活躍で多くの人を魅了する日本の若き女性ヒーロー、レスリング選手の登坂絵莉さんにお話を聞きました。
(C)東新住建レスリング部
レスリング選手 登坂 絵莉さん
ラスト1秒まで諦めない。
強くて優しい女性ヒーローに憧れます
レスリングを始めたのは
ヒーローになりたくて
小学3年からレスリング教室へ通い始めました。ウォーミングアップのマット運動がカッコ良く見えて、あれができるようになったら学校のヒーローになれると思ったからです。
そこから続けていく中で、どんどんレスリングが好きになっていきました。一対一で道具も使わず相手と戦い、接戦になれば気持ちの勝負にもなり、最後の最後まで諦めない方が勝つ。そこが私にとっては面白く、ずっと魅力に感じているところです。
映画『キャプテン・マーベル』の主人公は、予測不能な戦いを繰り返しながらヒーローとして覚醒していくのですが、レスリングも全く同じです。相手がどこでタックルしてくるかなど、技をかけてくるタイミングが全く予測できないのですが、試合を何度も経験するうちに、最初は対応できなかった動きに対応できるようになったり、点数が取れなかったタイミングで取れるようになったりしていくんです。試合の積み重ねで確実に強くなっていくわけです。
キャプテン・マーベルは
心の強さを持つ女性
2016年の大きな国際大会で優勝という結果を出すことができました。最後まで諦めないと口で言うのは簡単ですが、本当にラスト1秒まで点を取るため必死に頑張り、諦めなかったのが良かったのだと思います。
キャプテン・マーベルも決して諦めない、不屈の心を持つヒーローですよね。おそらく、とてつもなく心が強いんじゃないかと思います。なぜなら記憶を失いながらも困難を乗り越えていくからです。自分にしか分からない不安と戦うのは本当に苦しかっただろうと深く共感しました。
実は私自身、ここ数年は、相次ぐケガで手術を受けたりしたのもあって目立った成績を残せていません。ケガは本当に孤独な戦いで、何度も逃げ出したくなりました。それでももう一度、勝った姿をお世話になった人たちに見せたいという思いで今、日々練習に励んでいます。20年には最高の結果を出したいです。
私にとってのヒーローは小さい頃から吉田沙保里さんです。沙保里さんは強いだけでなく真の優しさも持っています。キャプテン・マーベルも多分、強さと優しさを併せ持つ女性ではないかと。そんなヒーローがどんなアクションを披露してくれるかすごく楽しみです。
登坂 絵莉さん
とうさか・えり/1993年富山県生まれ。身長152センチ。小学3年生の時、国体選手だった 父の勧めでレスリングを始める。2013年世界選手権から3連覇を果たす。16年リオデジャネイロオリンピックで初出場にして金メダル獲得(女子48キロ級)。東新住建レスリング部所属。
映画『キャプテン・マーベル』imformation
■STORY■ 記憶を失ったヒーロー、キャプテン・マーべル。彼女の過去に隠された“秘密”が、恐るべき戦いの引き金となってしまう。自在に姿を変える正体不明の敵に狙われ、孤独と不安に打ちのめされても、彼女は不屈の精神で何度も立ち上がる。果たして彼女は記憶を取り戻し, この戦いを終わらせることができるのか? そして、最後につかむ“衝撃の真実”とは!? ……。
これは、アベンジャーズ誕生前の物語
3月15日(金)全国公開
監督・脚本:アンナ・ボーデン、ライアン・フレック
出演:ブリー・ラーソン、ジュード・ロウ、サミュエル・L.ジャクソン、ベン・メンデルソーンほか
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
公式サイト:Marvel-japan.jp/captain-marvel
(C)Marvel Studios 2019
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※2022年7月27日時点のVOD配信情報です。