ドラッグまみれのティモシー・シャラメと真面目なスティーヴ・カレルに涙する『ビューティフル・ボーイ』<4コマでざっくり紹介>

右脳と左脳を使って映画を観たい

妖介

人は色々な側面を持つ生き物です。誠実かと思えば嘘つきだったり、軽薄かと思えば真摯な一面があったり。

今作の主人公であるティモシー・シャラメ演じるニックもその繊細さゆえに、輝かしい未来への資質を持ちながらドラッグにのめりこみ、そこから抜け出せないジレンマに陥り、そんな不完全で愛おしい息子をスティーヴ・カレル演じる父親のデヴィッドが無限の愛で救おうとします。

ゴールデン・グローブ賞や英国アカデミー賞など、数多くの映画賞にノミネートされているフェリックス・ヴァン・ヒュルーニンゲン監督の、実話を元にした親子再生のドラマ『ビューティフル・ボーイ』、内容はこういう感じです。

ビューティフルボーイ

さきほど「実話を元にした」と言いましたが、ニックのモデルとなった人物は現在、Netflixのドラマ『13の理由』などで脚本家として活躍しています。

「人は簡単には変わらない、しかし長い年月と周囲の愛情があればそれも不可能ではない」と我々に教えてくれる映画『ビューティフル・ボーイ』はただいま全国で絶賛公開中です。

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  • KaiSaito
    3.7
    Netflixオリジナルドラマ「13の理由」の脚本を手がけた、ニックシェフがドラッグ依存症と闘う様子を描いた作品。 「13の理由」が登場人物ひとりひとりの感情と1人の死を取り巻く周りの変化を繊細さと深さをもって扱っている背景には、脚本家の紆余曲折な人生があったのだと感じた。 シャラメ君お顔が美しい! というのもさることながら スティーブカレルの演技に圧倒された…! という印象がかなり強い。 「フォックスキャッチャー」とか「リトルミスサンシャイン」とか、改めてこの人カメレオン俳優だなと確信。 正直、原作本に基づいた事実の羅列だと思ってしまうところもあったが、それだけ嘘なく父子が歩んだ物語を伝えていると言えよう。ハリウッドにありがちな、ドラッグの描き方とはちょっとちがう。ドラッグをやる当事者じゃなく、それを支える父をメインにしているのが素晴らしい。更生への歩みというより、挫折を包み隠さず見せてくれる本作のような映画の方がまともなのかもしれない。
  • 4.0
    こういう現代アメリカの闇みたいな話好きです。アメリカンビューティーを思い出した。闇を抱えているからこそ美しい?お父ちゃんも大変やな。そこらへんにいる女の子に声をかけてご飯を食べさせているところが妙に印象的でした。 それにしても終始スクリーンに映るシャラメがムカつくほど綺麗なので観ていられた感。なので逆に現実感がない?彫刻のような美しい顔でドラッグをやってる時の虚ろな感じ(美しい)と弟たちと遊んでる時の子犬のような表情のギャップが余計に切ない。そこに加わる父の愛情。。。もう過ぎたけど、父の日にぴったりの映画(にしては重い)。
  • 中庭
    1.8
    回復して堕ちてを繰り返すことでしか表現出来ない治療の時間の重みが仮にあるとして、それを本当に映画で作り上げようとする試みは大層困難なものとなる。繰り返される行為の中に潜む些細な差異や身ぶりの変容から、普遍的なものを逸脱する手がかりにふと触れること。ここに賭けたい、という気概でこの映画を見つめることは苦しく感じた。最後、父親は投げ出したのかとも思ったけど、息子とのあの抱擁は何が語られていたといえる?
  • ココ
    3.5
    ティモシーシャラメに釣られて鑑賞! 薬物依存の話と聞いていたから、すごいエグいシーンがいっぱいあるのかな…って覚悟してたけど全然大丈夫でした。 薬でイッちゃってるティモシーシャラメも美しくてびっくり! 「堕ちていく息子を信じ続けた8年間」っていうキャッチコピーが付けられていたけど、私的にはこのキャッチコピーは納得できない…。この映画の父親は結構ダメ親だった気がする。だから「支えた」っていうよりは、一緒にもがいて苦しんで必死に前に進もうとしたっていう印象。 でもとにかくティモシーシャラメが良いから、ファンは見て!!
  • homary
    4.5
    まず、メインキャストほぼすべての俳優が良かった。特に主人公の男の子。素晴らしい。 ほか音楽、ロケーション、建物、車。 すべてが完璧。 分かりやすい御涙頂戴でないのもいい。 容赦ない薬物依存描写。何度も繰り返えされ、救いがないことこそ、その怖さ。子を持つ親としては、直視することができない。 どんなことがあっても我が子には無償の愛を注ごうと思った。
「ビューティフル・ボーイ」
のレビュー(6089件)