あの大ヒットドラマ「ウォーキング・デッド」シリーズで大人気のキャラクター、ダリルを演じるノーマン・リーダスが、初のホスト番組となる「ライド with ノーマン・リーダス」シーズン2の日本独占配信開始を受け、このほど来日!
彼がバイクで駆る姿だけでも贅沢極まりないのに、行く先々でファンとの交流を盛大に図るなど、ファン垂涎の画期的な旅番組だ。今回、シーズン2のプロモーションながら、すでにSNSでは日本での撮影もバレている関係上、我が国での撮影エピソードも直撃! 「楽しみながらやっている」と語るノーマンにあれこれ聞いたよ。
ーー「ウォーキング・デッド」でも一緒のジェフリー・ディーン・モーガンとは長年の親友とのことで、普段もツーリングに行くそうですね。
ノーマン すごく仲が良いよ。俺たちはいろいろなところに家があって、いろいろなところで暮らしている。ニューヨーク、「ウォーキング・デッド」の撮影をしているジョージア……ジェフリーとはどこでもご近所同士だ。俺たちは山のほうでよくツーリングをしていて、それこそ俳優になる前からの付き合いだ。俺が画家として活動していた20代の頃から仲がいいよ。
ーーファンとの交流や人とのコミュニケーションが好きじゃないとできない企画ですが、特にやみつきになったエピソードはありますか?
ノーマン ウルグアイで撮影をした時に「オレはウルグアイのピーター・フォンダ(※)だ!」というライダーがいてね。彼のガレージに行くと『イージー・ライダー』のポスターだらけで、ピーター・フォンダがいっぱい。ハーレイを所有していて、もちろんタンクは星条旗だ。完全にレプリカだよね。で、その彼がバイクに乗った後ろ姿を写真に撮ってピーター・フォンダ本人に送ったら、2時間後に返信が来た。「いい写真だ!」ってね。その時俺たちはフリーウェイでライド中だったけれど、走りながらウルグアイのピーター・フォンダに見せたら感極まってしまって、なんだか物事が一周回った気がして、すごく思い出に残っている。(※映画『イージー・ライダー』でおなじみの俳優)
ーーよく事故らなかったですよね!
ノーマン 俺たちは腕の立つライダーでね。よくやっていることさ。昔はツーリングしながら写真を撮りたかったから、小型のケータイを持っていたよ。
ーー今回、日本でも番組の撮影していたそうですね。何かおみやげなどは買いましたか?
ノーマン 子どもの服を買ったよ。今回は大阪で撮影して、その後に京都に行ったんだけど、印象に残っていることは寺院かな。山の上に竜の銅像があって、そこから水が流れ出ていた。兄弟の僧侶がいて、その水で体を清めているそうだ。彼らは実はライダーでもあって、一緒にツーリングしたよ。山の中を走って、俺のバイクも清めてもらったよ。
ノーマン 日本でのツーリングはとても楽しくて、高速道路でさえとても静かだ。ニューヨークはマジでうるさいけど、日本は静かで道路もきれいで、アスファルトもデコボコしていないから走りやすい。消防車が通りかかったことがあったけれど、恐縮してやってくるような感じで、すごく静かな国だなと思ったよ。
ーー世界のどこに行ってもファンに囲まれてしまいますが、嫌になることはないですか?
ノーマン ジョージア州で「ウォーキング・デッド」の撮影をしている合間に、カントリーのベストアーティストを紹介するという役割を引き受けたことがあって、ナッシュビルに行くことになった。で、花に水をやりながら、ふと今日は飛行機に乗るのは止めようと思って、バイクでナッシュビルへ向かったんだ。勝手に決めたから皆には心配をかけたし、どこにいるか聞かれまくったけれど、とにかくバイクでナッシュビルへ向かった。
あるガソリンスタンドに寄ったとき、そこには数人のファンがいて、一緒に写真を撮った。それが次のスタンドでは5人、次のスタンドでは10人と、止まる度に人数が増えてね。しまいには通りがかった家に「ノーマン愛してる」というサインがあり、マクドナルドの“M”の下にも同じサインがあって、行きに寄ったスターバックスに帰りも寄ったら地元紙に載っていた。まるでフォレスト・ガンプになったような気分だった。
ーー「ウォーキング・デッド」のダリルは言葉少ななキャラクターですが、この作品ではコミュニケーションそのものを楽しまれていて、まるで素顔を観ているようです。
ノーマン どこに行っても「ウォーキング・デッド」のファンに囲まれることが多いけれど、10年続いている大ヒットしたシリーズだからね。どこに行っても群衆に囲まれる。ジョージア州でも人里離れた場所で撮影しているから、撮影中は囲まれることはないけれど、一度そこを離れて旅をすれば人がついてくる。
「ライド with ノーマン・リーダス」も当初はバイカー向けに作っていて、メカニックなところにも力を入れていたけれど、行くところでファンに囲まれてしまうので、内容が変わった。シーズン1ではそういうことが起こるといちいち撮影を止めていたが、シーズン2以降はそれも込みで撮影することになり、ファンも映り込んでいる。でもそのほうがいろいろな人に会う楽しみが増え、より楽しいシリーズになった感じはする。だからシーズン3でも4でもファンに囲まれる。そういうシーンも観られるはずだ。たまに度を越してしまうけれどね、楽しみながらやっているよ。(取材・文=鴇田崇、写真=映美)
公式サイト:https://www.happyon.jp/ride-with-norman-reedus
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