ベルリン国際映画祭 主演俳優賞を史上最年少で受賞!映画『ミツバチと私』1月5日公開決定&日本版ポスタービジュアル解禁

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第36回東京国際映画祭のワールド・フォーカス部門で上映する『20000種のハチ(仮題)』の邦題が『ミツバチと私』に決定し、2024年1月5日(金)より公開されることが発表された。併せて、ポスタービジュアルが到着した。

【公開決定】『ミツバチと私』(2023)

緑豊かな美しいスペインのバスク地方を舞台に、トランスジェンダーの悩みを抱え、本当の自分を探す8歳の少年の葛藤と、その家族が寄り添いあう姿を描いた物語。

主人公・アイトールを演じるのは、約500人の中からオーディションで選ばれたソフィア・オテロ。映画初出演ながらも、『ミツバチのささやき』(1973)のアナ・トレントを想起させるような自然で繊細な演技力が評価され、第73回ベルリン国際映画祭にて史上最年少の8歳で主演俳優賞を受賞した。ベルリン国際映画祭は、2020年に男優賞・女優賞が廃止。性別区分のない主演俳優賞、助演俳優賞が新設され、まさにそれを体現する形での受賞となった。

監督は、数々の短編を手掛け『Chords』(2022)では第75回カンヌ国際映画祭の監督週間で上映されたエスティバリス・ウレソラ・ソラグレン。長編デビュー作となった本作は、第73回ベルリン国際映画祭の銀熊賞に加え、ギルド賞を受賞した。監督は、「家族との関係が、自分探しの旅にどう影響するのかを探りたかった」と語っており、トランスジェンダーの悩みを抱える本人だけでなく、母、祖母ら3世代の視点を交え、それぞれの考えで人生を生き抜く姿が描かれている。バスク地方の緑豊かな美しい景色とともに、自然光のみで撮影した美しい映像も必見だ。

今回解禁された場面写真は、ベットの上でアイトールが穏やかな表情で微笑みながら母親を見つめるシーンを切り取ったもの。自然光の優しい光が、アイトールの優しげな表情をより一層引き立てている。

【ポスタービジュアル】『ミツバチと私

併せて解禁された日本版ポスターは、主人公のアイトールを中心に柔らかい光が差し込む繊細な1枚。「生まれ変わったら、女の子になれるのかな?」と、性自認を巡って思い悩む心のうちを告白するコピーが添えられている。少年の切実な願いを感じずにはいられない、観る人の心も大きく動かす作品であることを予感させる。

『ミツバチと私』は、2024年1月5日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開。

ミツバチと私』あらすじ

夏のバカンスでフランスからスペインにやってきた家族。8歳のアイトールは、自分の性自認が分からず、違和感と居心地の悪さの悩み、心を閉ざしていた。母はそんなアイトールを愛しながらも向き合い方に迷っている。ある日、叔母が営んでいる養蜂場でミツバチの生態を知ったアイトールは、ハチや自然と触れ合うことで心をほどき、多様性を受け入れ、ありのままで生きていきたいという思いを強くしていく……。

監督:エスティバリス・ウレソラ・ソラグレン
出演:ソフィア・オテロ、パトリシア・ロペス・アルナイス、アネ・ガバラン
撮影:ジナ・フェレル・ガルシア
美術:イザスクン・ウルキホ
編集:ラウル・バレラス
配給:アンプラグド
公式:unpfilm.com/bees_andme

(C)2023 GARIZA FILMS INICIA FILMS SIRIMIRI FILMS ESPECIES DE ABEJAS AIE

※2023年10⽉16⽇時点の情報です。

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