『ゴジラ-1.0』『首』など、本記事では、2023年11月に劇場公開される注目の話題作を一覧形式にまとめてご紹介します。
映画セレクト基準は?
本記事で紹介する映画は、国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」のデータに基づきセレクトされています。
2023年11月3日(金・祝)公開
『ゴジラ-1.0』(2023)
『永遠の0』(2013)の、山崎貴が監督・脚本・VFXを務める。出演は神木隆之介、浜辺美波、山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆ほか。
出兵していた敷島浩一は日本へ帰還するが、東京は焼け野原と化し、両親は亡くなっていた。人々が日々を懸命に生き抜いていく中、浩一は単身東京で暮らす大石典子に出会う。しかし、戦後の混乱から国を立て直そうとする人々を脅かすように、謎の巨大怪獣が現れ、復興途中の街を容赦なく破壊していく。史上最も絶望的な襲来に、誰が? そしてどうやって立ち向かうのか……。
『かぞく』(2023)
写真作家、映像作家として活動する澤寛監督作。漫画家・土田世紀の同名漫画を原作としている。出演は吉沢亮、永瀬正敏、小栗旬、阿部進之介ほか。
父が失踪したマコトは、母と二人、住み慣れた街を離れて新しい街へと向かう。内縁の妻と密やかに生活を送るケンジ、その妻ハルカはある秘密を抱えていた。妻を亡くし、父一人で二人の子供を育てるタケオは、子供たちと海へドライブに出かけた。久しぶりに実家へ帰ってきたユウイチは、自分の名を呼ぶ女性に森の中へといざなわれていく。
『映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ』(2023)
『ダヤンとジタン』(2019) の作田ハズム監督作。ナレーションは本上まなみが務める。
森のはずれにある古くなった工場で、“くま工場長”にさそわれ、おもちゃ作りをはじめたすみっコたち。みんながとくいなことを活かして、上手にぬいぐるみを完成させる。くま工場長にほめられてやる気まんまんになったすみっコたちは、おそろいの制服やおいしいごはん、すみこみの部屋を用意してもらい、次から次へとおもちゃを作る日々に。そんな中、すみっコたちの町に出荷されていったおもちゃが、あちこちで動きはじめる。この工場には、なんだか“ふしぎ”なところがあって……?
『人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした』(2023)
『⽉極オトコトモダチ』(2018)の、穐山茉由監督作。元SDN48、作家・大木亜希子の同名私小説を原作としている。出演は深川麻衣、井浦新(ARATA)、松浦りょう、柳ゆり菜、猪塚健太ほか。
元アイドルの安希子は、幸せで充実した人生を歩んでいると自分に言い聞かせながら、仕事もタフにこなしているつもりだったが、ある日の通勤途中、駅で足が突然動かなくなってしまう。メンタルが病んで会社を辞めた安希子は、家賃5万円の風呂なしアパートで、仕事ナシ、男ナシ、残高10万円の現実を前に、「人生詰んだ……」という思いに包まれていた。そんなとき、友人のヒカリから勧められたのが、都内の一軒家で一人暮らしをする56歳のサラリーマン、ササポンとの同居生活。意外な提案に安希子は戸惑いながらも、ヒカリの「家賃は、風呂付きで3万円」との言葉に背中を押されて、まさかのおっさんとの奇妙な同居生活をスタートさせ……。
『さよなら ほやマン』(2023)
『んで、全部、海さ流した。』(2013)の、庄司輝秋による長編初監督・脚本作。出演はアフロ(MOROHA)、呉城久美、黒崎煌代、津田寛治、松金よね子ほか。
豊かな海に囲まれた美しい島で、一人前の漁師を目指すアキラは、「ほや」を獲るのが夏の間の仕事だ。船に乗ることができない弟のシゲルと2人、島の人々に助けられてなんとか暮らしてきたが、今も行方不明の両親と莫大な借金で人生大ピンチに直面中。そんな折、都会からふらりと島にやってきたワケありっぽい女性、漫画家の美晴が兄弟の目の前に現れた。「この家、 私に売ってくれない?」その一言から、まさかの奇妙な共同生活が始まる。3人のありえない出会い、それは最強の奇跡の始まりだった……。
『恐解釈 花咲か爺さん』(2023)
『温かい食卓』で第5回学生残酷映画祭グランプリを受賞した、浦崎恭平が監督・脚本を務める。出演は森みはる、西川風花、五十嵐諒、リアン、下東久美子ほか。
あるところに正直なお爺さんが愛するお婆さんと愛犬のハルと一緒に幸せに暮らしていました。でも隣に住むいじわる爺さん一家は次々と人を拉致しては殺害を続ける猟奇変態家族でした。やがて、いじわる爺さんはハルを殺害して燃やし、灰にしてしまいます。それを知った正直爺さんが、悲しみに暮れハルの灰を手にしたとき、お爺さんは復讐のモンスターと化し、いじわる爺さん一家に逆襲を開始するのでした……。
『おしょりん』(2023)
映画『えちてつ物語〜わたし、故郷に帰ってきました。〜』(2018)の児玉宜久が監督・脚本を務める。出演は北乃きい、森崎ウィン、駿河太郎、高橋愛、秋田汐梨ほか。
時は明治37年、福井県足羽郡麻生津村(現・福井市麻生津)の庄屋の長男・増永五左衛門(小泉孝太郎)と結婚したむめ(北乃きい)は、育児と家事で忙しい日々を送っていた。ある日、五左衛門の弟の幸八(森崎ウィン)が勤め先の大阪から帰郷し、村をあげてメガネ作りに取り組まないかと持ち掛ける。今はほとんど知られていないメガネだが、活字文化の普及で必ずや必需品になるというのだ。成功すれば、冬は収穫のない農家の人々の暮らしを助けることができる。初めは反対していたが、視力の弱い子供がメガネをかけて大喜びする姿を見て、挑戦を決めた五左衛門は、村の人々を集めて工場を開く。だが、苦労の末に仕上げたメガネが「売り物にならない」と卸問屋に突き返され、資金難から銀行の融資を受けるも厳しく返済を迫られ、兄弟は幾度となく挫折する。そんな二人を信じ、支え続けたのが、決して夢を諦めない強い心を持つむめだった。彼女に励まされた兄弟と職人たちは、“最後の賭け”に打って出る……。
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション 運命の業火 HDリマスター』(2006)
「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」シリーズを手掛ける、福田己津央監督作。出演は、鈴村健一、保志総一朗、石田彰、田中理恵、進藤尚美ほか。
C.E.(コズミック・イラ)を舞台に、遺伝子調整をし、生まれながらに優れた身体能力や頭脳を持つ人間“コーディネーター”と、自然のままに生まれた人類“ナチュラル”の戦いを描いた「機動戦士ガンダムSEED」シリーズ。TVアニメ「機動戦士ガンダム SEED」(HDリマスター)全48話を3部作に、その後を描いたTVアニメ「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」(HDリマスター)全50話を4部作に再構成した特別総集編、スペシャルエディション。
『劇場版 僕らのGalileo Galilei〜会えたね〜』(2023)
ロックバンドGalileo Galileiのメンバーである岩井郁人・尾崎雄貴が監督を務める。脚本と出演はGalileo Galilei。
2007年に尾崎雄貴(Vo, Gt)、尾崎和樹(Dr)を中心に北海道・稚内にて結成されたGalileo Galilei。2016年に開催した日本武道館公演をもって活動を終了したが、2012年にバンドを脱退した岩井郁人(Gt)と、新たに岡崎真輝(B)を迎えた新体制で2022年に活動を再開。2023年に7年ぶり、そして新体制では初のリリース作品となるアルバム「Bee and The Whales」をリリース、さらにツアー「Bee and The Whales Tour 2023」を実施した彼らの、メンバー自身の手で作り上げた特別番組「僕らのGalileo Galilei〜会えたね〜」がスペースシャワーTVで7月に放送。TVでは放送されなかった未公開のドキュメンタリー映像とライブ映像を加え、劇場公開。
『火の鳥 エデンの花』(2023)
『鉄コン筋クリート』(2006)の、西見祥示郎が監督を務める。原作は“漫画の神様”手塚治虫の「火の鳥」望郷編。出演は宮沢りえ、窪塚洋介、イッセー尾形、吉田帆乃華、浅沼晋太郎ほか。
あなたは、生きなさい。荒涼たる辺境惑星エデン17に一台のロケットが降り立った。わけあって地球から逃亡してきたロミと恋人のジョージは、この星を二人の新天地にしようと誓うも、未開の惑星での生活は厳しく、ジョージは井戸掘り中の事故で命を落としてしまい、ロミは一人息子のカインとAIロボットとともに、孤独なサバイバル生活を送ることに。ロミはカインのために自分の命を少しでも引き延ばすことを決意し、コールドスリープに入る。だが、機械の故障で1300年間も眠り続けることに。ようやく目覚めたロミは、新人類が築いた巨大な町・エデン17の女王となる。そんなある日、心優しい少年コムは、宮殿で悲しみに暮れる女王ロミと出会う。ロミの望郷の想いを知ったコムは、一緒に地球に行こうと、無謀な挑戦と知りながら、二人で広大な宇宙に飛び出していく。
2023年11月4日(土)公開
『青すぎる、青』(2023)
『釜石ラーメン物語』(2022)の、今関あきよし監督作。出演は上大迫祐希、原愛音、肥後遼太郎、松元裕樹、まっぴーさくらじま他。
唯一の家族だった父親を亡くし、心に穴があいたままの美巳(上大迫祐希)。父の代わりに店を切り盛りする為にやって来た伯母・嘉子(佐伯日菜子)との向き合い方もわからず、訳もなく当たり散らしてばかり。目前に控えた美大の卒業制作も手を付けられず落ち着かない日々を過ごしていた。親友の希良(原愛音)は、何事も前向きな性格ながらも、そんな自分自身を持て余している。美巳との向き合い方がうまくいかない嘉子も、また人には言えない深い秘密を抱えていた……。そんな美巳に不可思議な変化が起こり始める。見えないはずのモノが見え、聞こえるはずのない声や音が聴こえるようになってしまう……。様々な出会いや体験を通じて、自分自身を正面から見つめ始める美巳。自分という小さな世界で生きてきた美巳が、人との出会いや不思議な体験を通して成長していく姿を描く。
2023年11月10日(金)公開
『花腐し』(2023)
『火口のふたり』(2019)の、荒井晴彦監督・脚本作。原作は第123回芥川賞を受賞した松浦寿輝による同名小説。出演は綾野剛、柄本佑、さとうほなみ(佐藤穂奈美)、吉岡睦雄、川瀬陽太ほか。
廃れていくピンク映画業界で⽣きる映画監督・栩⾕と脚本家志望だった男・伊関、そしてふたりが愛したひとりの⼥優・祥⼦。タイトルに引⽤された万葉集の和歌「花腐し」とは、きれいに咲いた卯⽊(うつぎ)の花をも腐らせてしまう、じっとりと降りしきる⾬を表現している。そのタイトル通り、梅⾬のある⽇に出会った栩⾕と伊関は、⾃分たちの愛した⼥について語り始める。そして、三⼈がしがみついてきた映画への夢がボロボロと崩れ始める中、それぞれの⼈⽣が交錯していく……。
『駒田蒸留所へようこそ』(2023)
『万能野菜 ニンニンマン』(2010)の吉原正行監督作。出演は早見沙織、小野賢章、内田真礼、細谷佳正、辻親八ほか。
先代である父亡きあと、実家の「駒田蒸留所」を継いだ若き女性社長・駒田琉生(こまだ・るい)が、経営難の蒸留所の立て直しとともに、バラバラになった家族と、災害の影響で製造できなくなった「家族の絆」とも呼べる幻のウイスキーの復活を目指す。
『つ。』(2023)
『もうしません!』(2015年ゆうばり国際ファンタスティック映画祭出品)のÜ Inoseが監督・脚本を務める。出演は山下万希、西谷星七、山田結月、石橋征太郎、長谷川テツほか。
「負けていい」「逃げていい」負けて、逃げて、傷ついて、空っぽになっていく。発展しない恋愛関係、拗れた友人関係、伸びない成績、難関の大学入試試験、父からの期待、そして出来の良すぎる弟である準と比較され続けることの葛藤が、卒業を迎える祐樹を焦らせる。そうして迎えた大学入学共通テストでカンニングがバレた祐樹は、一切合切を捨て、深い森へと逃げ込む。誰もいないはずの森。そこで祐樹は、自給自足のシンプルライフを送る独立コミュニティ「ピダハン」の民と出会う。「つ」。は佐賀弁でいう「かさぶた」だ。かさぶたが新しい細胞を育むように、祐樹もまた生まれ変わっていく。
『ガールズドライブ』(2023)
『恐怖人形』(2019)の宮岡太郎監督作。出演は小栗有以、山内瑞葵、倉野尾成美、山崎空、水野勝ほか。
物語は富士山が望める小さな街で陸上に青春を捧げ頑張っていた高校3年生の南小春が主人公。スプリンターとして注目されていた彼女は最後の大会で試合中に失格となる。練習に費やしてきた3年間を台無しにした小春はショックのあまり引きこもってしまう。そんな彼女に追い打ちをかける事件が勃発し、立ち直る事の出来ないまま夏休みに入る。また同じく青春の悩みを抱える同級生の由佳を含む玲奈、歩美の3名はそんな小春と「このまま夏休みを過ごしたくない」と意気投合し、東京へ向かうことを決意。各々、目的を見出し、いざ東京へ向かう事となるロードムービー。
『TOKYO, I LOVE YOU』(2023)
『シークレット・チルドレン』(2014)の中島央監督・脚本作。出演は山下幸輝、草野航大、小山璃奈、松村龍之介、羽谷勝太ほか、
日本の首都「東京」この大都市のいくつかの街角で起こる、恋人、親子、親友たちの愛にまつわる物語。東京タワー、新宿界隈、お台場を舞台にした3つのオムニバスが、時に交差して描く人間賛歌。日本に帰国したばかりのダンサー・リヒト(山下幸輝)が、余命3ヶ月と診断された脳腫瘍に苦しむ親友・シモン(松村龍之介)を救うために、幼馴染の親友たちハル(羽谷勝太)、ノア(坂井翔)、ユージン(下前祐貴)、レイ(島津見)、ダン(西村成忠)と力を合わせ、高額な手術費を工面しようとする。そして、リヒトと5人の親友たちが力を合わせ、シモンの命を救うための手術費を何とか稼ぎ出せる。と、いうその決定的な瞬間に、リヒトたちの運命の歯車を狂わせる出来事が起こってしまう……果たして、リヒトを始めとした東京の様々な街で暮らす主人公達は、迫りくる危機と試練に抗い、自分達なりの愛を貫き通す事ができるのか?
『法廷遊戯』(2023)
『ドクター・デスの遺産-BLACK FILE-』の、深川栄洋が監督を務める。原作は「ミステリが読みたい!」2021年版新⼈賞を受賞した五⼗嵐律⼈による本格法廷ミステリー小説。出演は永瀬廉、杉咲花、北村匠海、戸塚純貴、黒沢あすか他。
法律家を目指し、法科大学院(ロースクール)に通う、久我清義ことセイギは、同級生の織本美鈴、校内で模擬裁判をする“無辜ゲーム”の主宰者・結城馨と共に勉強漬けの毎日を送っていた。無事司法試験に合格し、弁護士となった清義のもとへ馨からロースクール時代に流行っていた模擬裁判“無辜ゲーム”をしようと呼び出され向かうと、そこには血のついたナイフを持った幼なじみの美鈴とすでに息絶えた馨の姿が。暴かれてゆく封印されていた3人の秘密。追い込まれた清義は究極の決断をするが……。二転三転する真実、四転五転する真相、そして驚愕の結末が待つ、予測不能の“ノンストップ・トライアングル・ミステリー、開廷!
『正欲』(2023)
『前科者』(2022)の、岸善幸が監督を務める。原作は第34回柴田錬三郎賞を受賞した朝井リョウによる同名小説。出演は稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香ほか。
歩き慣れたこの世界は、どう見えるのかな。不登校の息子が世間から断絶されることを恐れる検事の啓喜。ひとつの秘密を抱え、自ら世間との断絶を望む寝具販売員の夏月。夏月の中学の同級生で、夏月と秘密を共有する佳道。心を誰にも開かずに日々を過ごす大学生・大也。自分の気持ちに戸惑いながらも心に従おうと邁進する、大也と同じ大学に通う八重子。 無関係に見えたそれぞれの人生が、ある事件をきっかけに交差する。
『映画の朝ごはん』(2023)
『明日』(2011)の、志子田勇監督作。ナレーションは小泉今日子が務める。出演は竹山俊太朗、守田健二、福田智穂、鈴木直樹、磯見俊裕ほか。
見た感じはごくシンプルなのに、ある種の中毒性をもって映画スタッフや俳優たちに熱狂的に愛され続けているのが、40年近く続く老舗お弁当屋さん「ポパイ」のおにぎり弁当。数多くのケータリング業者がしのぎを削っている中で、なぜ「ポパイ」はロケ弁当の代名詞のような存在になったのか。東京都練馬区にお店を構えるポパイは、先代社長が東映大泉撮影所に知り合いがいたことから弁当を卸すようになり、いまでは映画やテレビ番組のロケ隊に朝ごはんを届けるために、毎日深夜0時からごはんを炊いて、少数精鋭で手作りのお弁当を作っている。そして配送車に積まれた弁当の大半は、ロケ隊の集合場所である早朝5時の新宿へと運ばれていく。とある現場でロケ弁当の采配をしているのは、制作部に入ったばかりの若者、竹山俊太朗。脚本家を夢見て、助監督として働いていたが、いまは制作進行として撮影隊の世話に奔走している。そんな半人前の竹山に目をかけているベテランの制作部スタッフ守田健二は、人生の大半を過ごした映画の世界から身を引く日がくるという、終わりの気配を感じていた。それぞれが仕事に託す想いと、限られた時間。そして次の世代へと継承されていく映画の未来。撮影現場スタッフやポパイの従業員たち、それぞれの人間模様から、映画制作の知られざる一面が見えてくる。
2023年11月11日(土)公開
『きのう生まれたわけじゃない』(2023)
『パラダイス・ロスト』(2019)の、福間健二監督・脚本作。出演はくるみ、福間健二、正木佐和、安部智凛、守屋文雄ほか。
母と二人暮らしの七海は中学2年生。七海という名前をつけてくれた父は、ずっと前にどこかに行ってしまった。今日も学校には行かない。川べりで「夫を亡くしたばかりの人」岬と出会い、心が通じあう。77歳の寺田は、若いころに妻を亡くした元船乗り。老年にさしかかって、忘れていいわけではない過去が、不意に彼を不安にかき立てる。最近、老人たちが集まって飲み食いする「憩いのベンチ」に参加するようになった。そこにやってきた七海は、老人たちのありきたりの言葉に「きのう生まれたわけじゃないよ!」と反発する。七海は寺田とともに「憩いのベンチ」を抜け出して、二人の時間を持つことになった。寺田は、人の心を読むことができる七海におどろく。その夜寺田の前に、亡くなった妻綾子が現れる。
2023年11月17日(金)公開
『OUT』(2023)
『ドロップ』(2009)の、品川祐(品川ヒロシ)が監督・脚本を務める。原作は累計発行部数650万部を突破する同名漫画。出演は倉悠貴、醍醐虎汰朗、水上恒司(岡田健史)、与田祐希、小柳心ほか。
暴走族「東京狛江愚連隊」特攻隊長として暴れまくり、かつては「狛江の狂犬」と恐れられた伝説の超不良・井口達也(倉悠貴)が少年院から出所した。達也は、地元から遠く離れた西千葉の叔父叔母に引き取られ、更生を目標に焼肉店「三塁」で働きながらの生活を始める。勿論、次喧嘩をすれば即アウトだ。が、出所初日に、リーゼントの巨漢、暴走族「斬人」副総長の安倍要(⽔上恒司)とタイマンで喧嘩をしてしまう……。少年院に戻りたくない達也と、負けたことを知られたくない要は、この喧嘩を秘密にすることで合意、ふたりは交流を深めてゆく。この出会いから達也の壮絶な更生生活が始まってゆく。総長・丹沢敦司(醍醐虎汰朗)率いる暴走族「斬人」と「爆羅漢」の抗争、そして新しい家族・仲間との出会い、守るべきものができた達也の進む道は……。
『回廊とデコイ』(2023)
劇作家・演出家の小林賢太郎が監督・脚本を務める。出演は久ヶ沢徹、竹井亮介、辻本耕志、南大介、高崎拓郎ほか。
これまでに創作されたショートフィルムや、舞台で上演されたコントの映像などが織りまざる、“ 妙 ” な映画。
『SUNRISE TO SUNSET』(2023)
監督は日本のロックシーンの数々のLIVE映像作品を監督、撮影を手掛けた茂木将。出演はPay money To my Pain。
10代、20代にはもはや伝説の存在となっている日本を代表するロックバンド“Pay money To my Pain”。2004年に結成され、2006年にメジャーデビューを果たすと、他を寄せ付けない、研ぎ澄まされた感性で唯一無二の存在へと上り詰めていく。誰もが、彼らの未来にラウドロックシーンの希望を見出していた。その矢先2012年12月30日、ボーカル K が急逝。そして、2013年12月30日にバンドは活動休止となった……。それから 7 年後、レーベル直系の後輩であり現在のラウドロックシーンを牽引する“coldrain”からの熱烈なオファーを受け、2020年に <BLARE FEST.> で一夜限り奇跡の復活を果たし、新旧のファンを熱狂させたのは記憶に新しい出来事である。本作『SUNRISE TO SUNSET』は彼らの歩みと時代、その影響力を未発表の映像、メンバーと関係者の証言で世に問うロックバンドとしての人生を詰め込んだ145分の作品である。 なお、映画本編では“BLARE FEST.2020”での“Pay money To my Pain”LIVEパフォーマンスが全編ノーカットで初公開される。Pay money To my Painが遺したものとは?
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション 自由の代償 HDリマスター』(2007)
「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」シリーズを手掛ける、福田己津央監督作。出演は、鈴村健一、保志総一朗、石田彰、田中理恵、進藤尚美ほか。
C.E.(コズミック・イラ)を舞台に、遺伝子調整をし、生まれながらに優れた身体能力や頭脳を持つ人間“コーディネーター”と、自然のままに生まれた人類“ナチュラル”の戦いを描いた「機動戦士ガンダムSEED」シリーズ。TVアニメ「機動戦士ガンダム SEED」(HDリマスター)全48話を3部作に、その後を描いたTVアニメ「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」(HDリマスター)全50話を4部作に再構成した特別総集編、スペシャルエディション。
『⻤太郎誕生 ゲゲゲの謎』(2023)
『劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!』(2008)の、古賀豪監督作。出演は関俊彦、木内秀信、種﨑敦美、小林由美子、白鳥哲ほか。
廃墟となっているかつての哭倉村に足を踏み入れた鬼太郎と目玉おやじ。目玉おやじは、70年前にこの村で起こった出来事を想い出していた。あの男との出会い、そして二人が立ち向かった運命について……。昭和31年、日本の政財界を裏で牛耳る龍賀一族によって支配されていた哭倉村。血液銀行に勤める水木は当主・時貞の死の弔いを建前に野心と密命を背負い、また鬼太郎の父は妻を探すために、それぞれ村へと足を踏み入れた。龍賀一族では、時貞の跡継ぎについて醜い争いが始まっていた。そんな中、村の神社にて一族の一人が惨殺される。それは恐ろしい怪奇の連鎖の本当の始まりだった。鬼太郎の父たちの出会いと運命、圧倒的絶望の中で二人が見たものは……。
『ファンファーレ』(2023)
『スプリング、ハズ、カム』(2015)の、吉野竜平が監督・脚本・編集を務める。出演は水上京香、野元空、喜多乃愛、松崎未夢、橋口果林ほか。
同じアイドルグループ、ファンファーレにいた万理花と玲。二人はグループ卒業後、振付師とスタイリストの道へ進んでいた。そんなある日、かつての仲間だった現ファンファーレメンバーの由奈から、卒業ライブのために振付と衣装を担当して欲しいと声がかかる。自分の夢や現実と向き合っている日々のなかで突然やって来たチャンス。しかし追いつかない技術や、決して良好ではなかった過去の関係により衝突が発生する……。それでも自分と向き合って前に進もうとする彼女たちの姿を、準備期間からライブ当日までを追いかけた物語。
『コーポ・ア・コーポ』(2023)
『燃えよ!失敗女子』(2019)の、仁同正明が監督を務める。原作は岩浪れんじによる同名漫画。出演は馬場ふみか、東出昌大、倉悠貴、笹野高史、前田旺志郎ほか。
家族のしがらみから逃げてきたフリーター・辰巳ユリ(25)、複雑な過去を背負い、女性に貢がせて生計を立てている中条紘(36)、日雇の肉体労働で日々を過ごし女性に対して愛情表現が不器用な石田鉄平(21)、過去の事こそ話さないが「コーポ」の一角の部屋で怪しげな商売を営む初老の宮地友三(66)。彼らは大阪の下町にある安アパート「コーポ」に住んでいる。ある日、コーポで暮らす同じ住人の山口が首を吊って死んでいるのを宮地が見つける。似た境遇で暮らす人間の死を目の当たりにして、ユリたちはそれぞれの人生を思い返し……。
『車軸』(2023)
『桜色の風が咲く』(2022) の、松本准平監督・脚本作。原作は歌人小説家である小佐野彈の同名小説。出演は矢野聖人、錫木うり、水石亜飛夢、リリー・フランキー、筒井真理子ほか。
地方の裕福な家庭で育った女子大生「真奈美」は、資産家でゲイの「潤」に連れられて歌舞伎町のホストクラブを体験する。二人は互いに同じ渇望を抱えている事を知り、加速度的に惹かれあってゆく。「ねえ、聖也と、あんたとあたしの3人でやってみない……」お気に入りのホスト「聖也」を通じて繋がる事を試みる。自らの渇きを埋めるために、盲信的に突き進んでいく真奈美。一方で、心を裸にする事をためらう潤は、このままでは、真奈美に置いて行かれてしまうかもしれない焦りで憔悴していく……新宿・歌舞伎町を舞台に紡がれる、暴力的なほど切ない“愛の物語”
2023年11月18日(土)公開
『NO選挙,NO LIFE』(2023)
『劇場版 センキョナンデス』(2023)のプロデューサー、前田亜記が監督を務める。出演は畠山理仁。
2022年7月の参院選・東京選挙区で34人の候補者全員への取材を試みる畠山に文字通りの“密着取材”を敢行。都内各所で行われる候補者の街宣を分刻みで巡っていくと、そこには超個性的な候補者の姿が。候補者が珍種なら、取材者である畠山もまた珍種。1人で選挙現場を走り回り、睡眠時間は平均2時間……。本業である原稿書きもままならず、経済的に回らないという本末転倒な生き方を続けてきた。畠山ももう50歳。お金にならない選挙取材人生によって、これまで家族にも散々迷惑をかけてきた。「この生き方もそろそろ潮時」と、参院選の最終日、引退を口にした。9月に行われた沖縄県知事選の取材を最後にすると語る畠山を追って、沖縄へ。そこで出会ったのは、他の地域では見られない、有権者の選挙への高い参加意識と、民主主義を諦めない県民の思いだった……。
『曖昧な楽園』(2023)
ENBUゼミナール監督コース卒業後、特別支援学校で教員として働きながら自主映画製作を行う小辻陽平の初長編監督作。出演は奥津裕也、リー正敏、矢島康美、内藤春、トム・キランほか。
交通量調査員として働く達也(奥津裕也)は、身体の不自由になってきた母(矢島康美)と、一軒家で二人暮らしをしている。夜毎、母からのトイレを報せる呼び出しブザーが鳴り、日常的な介助に応じている達也。行き交う人々の数をかぞえて記録するばかりの仕事にも、カプセルホテルで過ごす夜にも、どこにも居場所を見出せずにいる。クラゲ(リー正敏)は、顔見知りだった独居老人(トム・キラン)の部屋へ毎日のように通い、植物状態の老人の世話をしている。だが、老人の住む団地は老朽化によりもうすぐ取り壊されようとしていた。ある日、久しぶりに再会した幼馴染の雨(内藤春)を老人の部屋に案内するクラゲ。ささやかな交流を深めていくなかで、団地の取り壊し期日は迫っていく。やがてクラゲと雨は、老人を連れてバンで旅に出るが……。それぞれの抱える家族についてたどる旅の物語。
『シンデレラガール』(2023)
『子宮に沈める』(2013)の、緒方貴臣監督作。出演は伊礼姫奈、辻千恵、泉マリン、太田将熙、輝有子など。
12歳の時に病気で⽚脚を切断した音羽。その後も⼊退院を繰り返し、中学校の卒業式にも参加できなかった。そんな⾳⽻のために、クラスメイトたちがサプライズの卒業式を病院の屋上でして、その動画がSNSで話題になり、音羽にモデルのオファーが舞い込む。義⾜の⼥⼦⾼校⽣モデルという特異性もあり、一時的に注⽬されるも、その後のモデルとしての仕事は義⾜を隠したものばかりだった。⼀⽅、マネージャー・唯は、⾳⽻と一緒に義足のファッションブランドで「義足を障がいの象徴でなく、個性として捉えてほしい」という理念を聞き、⼼を動かされる。義⾜をもっと押し出していこうと決める二人。やがてファッションショーに出演できるチャンスがやってくるが……。
『クオリア』(2023)
俳優や制作スタッフとして映画製作に携わってきた牛丸亮の初長編監督作。出演は佐々木心音、石川瑠華、木口健太、久田松真耶、藤主税ほか。
養鶏場を営む田中家に“嫁いだ”田中優子(佐々木心音)は、夫の姉である田中里実(久田松真耶)にいびられながらも、慎ましく日々の生活を送っていた。そんなある日、優子の夫である田中良介(木口健太)の不倫相手、渡辺咲(石川瑠華)が養鶏場の住み込み従業員の募集に応募する形で田中家を訪れる。面接を担当した優子は、咲が夫の不倫相手だとは知らずに採用を決めてしまう。かくして夫の不倫相手を交えた奇妙な共同生活が始まる……。
2023年11月23日(木・祝)公開
『首』(2023)
『ソナチネ』(1993)の、北野武(ビートたけし)が監督・脚本・編集を務める。原作は北野武の同名小説。出演はビートたけし、西島秀俊、加瀬亮、中村獅童、木村祐一ほか。
天下統一を掲げる織田信長は、毛利軍、武田軍、上杉軍、京都の寺社勢力と激しい戦いを繰り広げていたが、その最中、信長の家臣・荒木村重が反乱を起こし姿を消す。信長は羽柴秀吉、明智光秀ら家臣を一堂に集め、自身の跡目相続を餌に村重の捜索を命じる。秀吉の弟・秀長、軍司・黒田官兵衛の策で捕らえられた村重は光秀に引き渡されるが、光秀はなぜか村重を殺さず匿う。村重の行方が分からず苛立つ信長は、思いもよらない方向へ疑いの目を向け始める。だが、それはすべて仕組まれた罠だった。果たして黒幕は誰なのか? 権力争いの行方は? 史実を根底から覆す波乱の展開が、“本能寺の変”に向かって動き出す……。
『翔んで埼玉 ~琵琶湖より愛をこめて~』(2023)
監督は『翔んで埼玉』(2018)に引き続き、武内英樹が務める。原作は魔夜峰央の「このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉」。出演はGACKT、二階堂ふみ、杏、堀田真由、くっきー!(川島邦裕)ほか。
その昔、東京都民からひどい迫害を受けていた埼玉県人は自由を求め立ち上がった。麻実麗・壇ノ浦百美をはじめとする埼玉解放戦線の活躍により通行手形制度が撤廃され埼玉は平穏な日常を手に入れた。しかし、それは単なる序章に過ぎなかった……。さらなる自由と平和を求め、埼玉の心をふたたびひとつにするため、埼玉解放戦線は次なる野望へと突き進む。〜日本埼玉化計画・第Ⅱ章 東西対決〜遥か西の地・関西へと飛び火したこの事態は東西の天下を分かち全国をも巻き込む大事件へと発展していく。史上類を見ない壮絶なディスバトルの火蓋が今、切られようとしていた……。
『攻殻機動隊 SAC_2045 最後の人間』(2023)
『最後まで行く』(2023)の、藤井道人監督作。原作は士郎正宗の漫画「攻殻機動隊」。出演は田中敦子、中博史、大塚明夫、山寺宏一、仲野裕ほか。
2045年。全ての国家を震撼させる経済災害とAIの爆発的な進化により、世界は計画的且つ持続可能な戦争へと突入した。電脳社会に突如出現した新人類“ポスト・ヒューマン”による電脳犯罪を阻止すべく、全身義体のサイボーグ・草薙素子率いる公安9課は、先の大戦で廃墟と化した東京へと向かう。奪取された原子力潜水艦による核大戦の危機が迫るなか、公安9課、アメリカ、ポスト・ヒューマンによる三つ巴の戦闘が激化していく……。
『劇場版 シルバニアファミリー フレアからのおくりもの』(2023)
『Single8』(2023)の、小中和哉監督作。ナレーションは渡辺美佐が務める。出演は黒島結菜、水瀬いのり、日野聡、渡辺明乃、本渡楓ほか。
今年もシルバニア村に、年に一度の星祭りがやって来る。そんな中、ショコラウサギの女の子フレアはお悩み中。祭りの日はお母さんの誕生日なのに、プレゼントを何にするか、ちっとも思いつかない。さらに、フレアは祭りのメインイベント“今年の木”を選ぶ役に指名される。果たして、フレアが見つけた、お母さんも仲間も、みんなを幸せにできる贈り物とは?
『劇場版 ポールプリンセス!!』(2023)
『スタンドマイヒーローズ WARMTH OF MEMORIES』(2023)の江副仁美が監督を務める。出演は土屋李央、鈴木杏奈、小倉唯、日向未南、南條愛乃ほか。
ポールダンスに魅せられた少女、星北ヒナノ(土屋李央)は、幼馴染の西条リリア(鈴木杏奈)や東坂ミオ(小倉唯)、南曜スバル(日向未南)とともにポールダンスの世界に飛び込むことに。そんな彼女たちに掲げられた次なる目標は「ポールダンスジャパンカップ」。全国から屈指のポールダンサーたちが集まるこの大会に、チーム“ギャラクシープリンセス”として出場することになった4人。しかし、思うように上達しない焦りや、過去の挫折が原因で壁にぶつかってしまうメンバーたち。ヒナノ自身もある過去の出来事を克服できずにいた。しかし、お互いの気持ちに寄り添いながら、4人はチームとして成長していって……。そんな彼女たちの前に立ちはだかるのは、大会4連覇中の王者“エルダンジュ”。より高度なパフォーマンスを求められる彼女たちもまた、それぞれの想いを胸に練習に励んでいた。そして迎える大会当日。ポールダンスに魅せられた少女たちは、大会を通じて 自らを乗り越え、強く美しく輝くことができるのか。そして優勝は誰の手に? 少⼥たちの想いを1本のポールに込めて、熱い⻘春がここから始まる!
2023年11月24日(金)公開
『アイドルマスター シャイニーカラーズ 第2章』(2023)
『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』(19)の、まんきゅう監督作。出演は、関根瞳、近藤玲奈、峯田茉優、礒部花凜、菅沼千紗ほか。
「アイドルになって、新しい世界を見てみないか?」偶然の出会いから背中を押され、櫻木真乃は、アイドルの世界へと一歩を踏み出す。283プロに入った真乃が出会ったのは、同じくアイドルを目指す、風野灯織、八宮めぐるという2人の仲間だった。
『水いらずの星』(2023)
『海辺の生と死』(2017)の、越川道夫監督・脚本作。原作は岸田國士戯曲賞受賞作家・松田正隆の同名戯曲。出演は梅田誠弘、河野知美、滝沢涼子。
かつて国内で栄えた造船業が急速に廃れた後の日本。瀬戸内海に面した香川・坂出に逃げ着いた女(河野知美)は、体を売って孤独に生きていた。女には6年前、長崎・佐世保で共に暮らしていた夫(梅田誠弘)のもとから、別の男と駆け落ちした過去があった。ある雨の晩、突然訪ねてきた夫。女のさびれたアパートの部屋で、二人が空白の時間を埋めるかのように語らい、体を重ねるにつれ、次第に時空が歪み出し……。
『マイマザーズアイズ』(2023)
『写真の女』(2020)の、串田壮史が監督・脚本を務める。出演は小野あかね、設楽もね、泉拓磨、内田周作、間瀬英正ほか。
チェロ教師の仁美(37)は、たった1人の家族である娘・エリ(17)に頼まれ、コンサートで一緒に二重奏を演奏する。その帰りの車内で、エリは、仁美の音色から子供を産んで後悔しているという念が聞こえてきたと語り始める。隠していた感情を見透かされた仁美は動揺して自動車事故を起こし、仁美は視力を失い、エリは半身不随になってしまう。やがて仁美は、生体実験中のカメラ内蔵コンタクトレンズを装着し、視力を回復させる。一方、病室のベッドから出られないエリは安楽死を望みだす。仁美は、エリにVRゴーグルを装着し、自分の主観映像を転送して生きる悦びを届けようとするが……。
『春の画 SHUNGA』(2023)
『ペンダント イヴ』(2009)の、平田潤子監督作。出演は横尾忠則、会田誠、木村了子、石上阿希、早川聞多ほか。
エロティシズムだけではない、多彩な表現内容、技巧、その創造性。表情豊かに描かれる 「性」と「生」を発見する驚きのドキュメンタリー映画。
2023年11月25日(土)公開
『ほかげ』(2023)
『野火』(2014)の、塚本晋也監督・脚本作。出演は趣里、森山未來、塚尾桜雅、河野宏紀、利重剛ほか。
女は、半焼けになった小さな居酒屋で1人暮らしている。体を売ることを斡旋され、戦争の絶望から抗うこともできずにその日を過ごしていた。空襲で家族をなくした子供がいる。闇市で食べ物を盗んで暮らしていたが、ある日盗みに入った居酒屋の女を目にしてそこに入り浸るようになり……。
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※2023年10月31日時点の情報です。