『アラジン』は倫也さまの吹き替えで?【「誇大宣伝はおとといきやがれ」第4回】

あのトッキー西川口の!「誇大宣伝はおとといきやがれ」第4回:本当に面白い映画のしがらみのない紹介を偏りがちな趣味視点で始めますよ!

この仕事をしていると「おすすめ映画は?」としょっちゅう聞かれますが、正直、わからないです。だって、観る側の映画偏差値、映画リテラシーによって面白い映画は変わってくるわけで、万人が楽しめる映画がわかれば今頃名プロデューサーくらいにはなっているぞい。あのレリゴーだって前前前世だって、あそこまでのメガヒットは誰もが予測不可能だったことを踏まえまして、筆者のモノサシで現状の素敵映画を雑にご紹介! そこにピンと来た方、バチッとハマった方はきっと楽しめる。知らんけど。それでは参りましょう、トッキー西川口の、本当に面白いがコレだ!

ガイ・リッチー汁が凄そう。『アラジン』は倫也さまの吹き替えにする?

西川口

ランプの魔人ジーニーを演じるウィル・スミスが、“青い僕は全部CGだ”的なことを言っていたようで、映像技術の進歩が止まらないですね!の『アラジン』は、監督がガイ・リッチーなんですね。まったくディズニー畑ではないものの、最新のコメントでは「意外に思うと思うけど、僕はこういったジャンルにはかなり詳しいんだよ。子供が5人もいるので、19年くらいはディズニー映画を家族みんなで観てきているからね」と自信満々にコメントしていたとかいないとか。ただ、予告編などを観るだけでもガイ・リッチーっぽい演出が満載で、監督のファンであれば満足度は低くなさそうですね。なお、プレミアム吹替版では、主人公アラジン役の声優を、実力派俳優の中村倫也さまが担当。ご存知のように声もすごく魅力的な俳優なので、中村倫也アラジンを堪能するためだけでも観る価値あり?

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青春の恥部ギガ盛り!『あの日々の話』の生々しい朝焼けに胸焼け

西川口

FILMAGAでもあの日々の話に出演した26歳の演技派・太賀にインタビューしましたが、本作は、いわゆる“大学デビュー”を果たした若者たちの、青春の恥部をすべてさらけ出した青春群像劇です。本作の監督でもある玉田真也が主宰する劇団「玉田企画」による同名舞台原作を完全映画化したもので、二次会のカラオケボックスという閉鎖的な空間を舞台に、物理的には大人に近づいたけれども、滑稽で無様でみっともない若者のすべてが、青春の恥部という意味で思い当たる節フルスロットルのエピソードトークの数々で描かれ、観ていて苦しくなってしまう物語。イタイけれども、玉田監督の視点や、その想いを継ぐ太賀の演技が、どこかいじらしい若者たちを全肯定するような眼差しで、出てくる若者たちと同じように爽やかな倦怠感が残る快作。ぜひ映画館で観てください!

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観てないけれど気になる注目作!

轢き逃げ -最高の最悪な日-』『兄消える

西川口

邦画の注目映画を2本。まずは『TAP THE LAST SHOW』で監督デビュー、重厚な人間ドラマを描いて深い才能を世に示した水谷豊の監督第2作『轢き逃げ -最高の最悪な日-』。そのタイトルどおり超シリアスな雰囲気大充満だが、マーケティングだけで判断していない映画屋的心意気がダダ漏れしており、観て応援したくなるエンターテインメント作品なはず。

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もう一作は、タイトルの時点で惹かれずにはいられない『兄消える』。<往年の名作『八月の鯨』を彷彿させる超シニア世代の青春寓話!>という謳い文句どおり、信州上田を舞台に、40年ぶりに再会した対照的な兄弟の絆を、ビターな味わいで描いているという。ナンデモ、兄・金之助を演じる伝説の喜劇俳優、柳澤愼一(86)は「本作を遺作にしたい」という思いで撮影していたそうで、人生のヒントが必ずやあるに違いない一作。

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