ベイビー・ドライバー』での大ブレイクが記憶に新しい注目株、アンセル・エルゴート主演の『ジョナサン ふたつの顔の男』が6月21日(金)に公開となります。
脳にタイマーを埋め込み、ひとつの身体を12時間ずつ共有しながら暮らす、全く異なるふたつの人格をもつ、ジョンとジョナサン。ふたつの人格の間で保たれていた均衡はある女性をきっかけに大きく崩れはじめる‥。
これまでにない新鮮な設定が観る者の《脳》を翻弄させるサスペンス・スリラー、その見所を紹介します。
アンセル・エルゴートが演じる正反対なふたつの人格に惹き込まれる!
本作の主人公、内向的で几帳面な性格のジョナサン、そして彼とひとつの身体を共有する自由奔放なジョンという全く異なるふたつの人格を演じ分けたアンセル・エルゴート。
彼は『きっと、星のせいじゃない』、『ベイビー・ドライバー』、『ビリオネア・ボーイズ・クラブ』などの主演作が続き、全米では10月に公開となる、早くもオスカー候補との呼び声も高い同名ベストセラー小説の映画化『The Goldfinch(原題)』のほか、来年は時代を超えて愛され続ける名作のリメイクであり巨匠スティーブン・スピルバーグ監督が手がける『West Side Story(原題))』での主演も決定している、今ハリウッドで最もアツい実力派俳優の1人です。
そんな彼が今回の繊細な役を演じるにあたり、インタビューを受けたものをいくつか紹介いたします。
―今回、ジョナサンとジョンという正反対な性格をもつ二人のキャラクターを繊細な演技で巧みに演じられていましたが、どのように役つくりを行ったのでしょうか?苦労した点などはありましたか?
アンセル:どちらのキャラクターも楽しんで役作りしましたよ!映画の終盤にかけて、観ているこちら側がスクリーンの中のジョナサンとジョンに翻弄されていくような感覚に陥るかと思いますが、そういった展開に伴い、演技もだんだんと難しくなりましたね!
―ジョナサンとジョンは互いにいくつかのルールを設定していますが、貴方がもし彼らと同じ境遇だったらどんなルールを設定しますか?
アンセル:ジョナサンとジョンの性格は正反対である為、意見が食い違い、喧嘩をすることも度々ありますが、互いに互いを大切に思っています。そのような二人のマインドがルールにも反映されているわけですが、僕としては、“2人で1つの体を大事にする“というルールが何よりもかっこいいと思いますね。
アンセル・エルゴート自身が脚本と役柄に惹かれ、初めてインディーズ作品への出演を決めたという本作。全く異なるふたつの人格、複雑な設定上の役柄を繊細かつ見事に演じ分け、観るものを深く惹き込みます。進化し続けるアンセル・エルゴート、本作での演技も絶対に見逃せません!
- ■世界観は“ガタカ”のような無機質な感じでより奇妙な設定が映える。アンセル・エルゴードファンは問答無用で必見。(kotaさん)
- ■アンセルくんは本当にどんな作品にもハマる万能な役者さんだなと感じました。アンセルくんファンは必見です。(DIZさん)
- ■2つの人格を持つジョナサン。全く同じ顔、同じ声なのに本当に別人なんだよなぁ、、、アンセル・エルゴートすごい、、、(TAKADAさん)
- ■繊細すぎるが故の不器用さと、常に不満と不安を抱えたような表情。長身を持て余すような立ち姿は、青春の危うさと揺らぎそのもの。エル・ファニングと並んで「“今”をフィルムに焼き付けてくれてありがとう!」と感謝したくなる俳優さんです。(sironさん)
あなたの《脳》が翻弄される!コントロールの効かない展開、ふたつの人格がたどり着く衝撃の結末
全く異なるふたつの人格を、脳に仕込まれたタイマーによって、きっちり12時間ずつ切り替わるよう設定し、お互いにビデオメッセージでコミュニケーションをとり、5つのルールを守りながら共存するという、従来の二重人格を描いた映画作品に無かった設定が印象的な本作。
「もう一人の人格は12時間のあいだ、一体何をしているのか?」互いに時間制限のある中で繰り広げられる、ふたつの人格によるやり取りがいつのまにか観るものを翻弄していきます。ふたつの人格がたどり着いた予想外の結末に驚き、見終わった後は不思議な新感覚に襲われることでしょう。
- ■今まで観た多重人格を扱った作品では、お互いの存在が邪魔になって自分こそ主人格だと主張するものが多かったけど、この作品は2つの人格が特別な兄弟のような関係性で繋がっていて、お互いを大切に、愛しあっていて切なかった。(jackyさん)
- ■正解のエンディングがない今作に、人によって見解が違うのもまた面白く、映画の面白味を感じずにはいられない。(MiNoRiさん)
- ■いちいち物語から我に帰る時間が挟まれる事で、否が応にも「今のって、本当はどうだったのだろう…」と考えずにはいられない。追い詰められている相手を知って、追い詰められていく。衝撃のラスト!ああ。やっぱり、もう一回観たいな。(shironさん)
ミニマルでスタイリッシュな画面、お洒落な世界観にも注目
シーン毎に統一された色調、印象的な画角やカメラワークなど、全く異なるふたつの人格と彼らの暮らしを連想させるスパイスがあちこちにちりばめられた本作は、見終わった後何度も確かめたくなる魅力を秘? ??ています。
さらには全編を通して、登場する様々な空間や施設、町並み、インテリアやファッションがミニマルでスタイリッシュに演出されており、どのシーンを切り取っても絵になるお洒落さ。ただのスリラー映画には括り切れません。観る人それぞれ、きっとお気に入りの場面が見つかるはずです。
あなたの《脳》が翻弄される、スタイリッシュな新感覚サスペンス・スリラー、是非劇場でゾクゾクを超える新しい感覚を味わってみてください。
- ■映画にもデザインされた映画とアートの映画があるんだなぁと思った作品。この作品はアートなのかなぁと。(ShoOguraさん)
- ■出てくる部屋が凄くお洒落で綺麗なんだけど、生活感が全くない。不自然に綺麗すぎる。商品広告みたい。(yukaさん)
- ■映像もきれいで、インテリアがおしゃれだった。(jackyさん)
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◆『ジョナサン -ふたつの顔の男-』information
あらすじ:毎日ルーティーンの生活を送る、内向的なジョナサン。彼は自分の身体にもうひとりの人格をもっていた。自分とは正反対の性格の青年ジョンだ。脳にタイマーを埋め込み、お互いが12時間で切り替われるよう設定していたふたりは、ビデオテープにメッセージを残すことで、知らない時間に起こった出来事について共有しあっていた。全てが完璧のはずだった。ある女性と出会うまではー。
上映時間:95分
公開日:6月21日(金)より、新宿シネマカリテ他全国順次公開
配給:プレシディオ
公式サイト:http://jonathan-movie.jp/
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※2021年3月28日時点のVOD配信情報です。