この映画でゴールイン!あのカップルが結婚するきっかけになった共演映画6本

映画マニアと呼ばないで

夏りょうこ

俳優同士の結婚ニュースで必ずと言ってもいいほど話題になるのは、二人が付き合い始めるきっかけになった共演作品のこと。

夫婦や恋人役を演じた二人が、映画そのままに実生活でも結婚に至るパターンは多いが、後から改めてその作品を見てみると、これがその出会いなのかと妄想したり、何だか不思議な気分になったり。

そこで今回は、有名俳優が結婚相手と出会うきっかけとなった映画6本をご紹介しよう。

ダニエル・クレイグ&レイチェル・ワイズ

ドリームハウス』(2011)

ドリームハウス

愛する妻子と過ごす時間を増やすため、主人公は退職して家族と共に郊外の屋敷に移り住んだが、その家で暮らすうちに幽霊らしきものや不審な男に遭遇する。

最初の頃は、その夢の家で平穏な日々を送っていた彼。小説を書いたり、子供たちと遊んだり、美しい妻とラブラブな時間を過ごしたり。それが一転。家族の周りで次々と奇妙な出来事が……実はその家では、悲惨な殺人事件が起きていた。

犯人は捕まっておらず、唯一生き残った父親は精神病院にいるという。彼は事件の真相を突き止めようとするが、住民たちの様子がおかしくて不吉な予感。夫婦を演じたダニエル・クレイグとレイチェル・ワイズが、このような追い込まれ型サスペンスで共演して恋に落ちるとは、やっぱり極限状態のドキドキ効果だろうか。

ドリームハウス

ジョニー・デップ&アンバー・ハード

ラム・ダイアリー』(2011)

ラム

1960年ニューヨークからカリブ海の島プエルトリコにやって来たジャーナリストが、個性的な地元の新聞記者たちやアヤシイ企業家と出会い、次々とアクシデントに巻き込まれていく。

アメリカのジャーナリストであるハンター・S・トンプソンの同名自伝小説が原作。ジョニー・デップは『ラスベガスをやっつけろ』(99)でも彼の役を演じているほど、この“ジャーナリズム界のロックスター“を敬愛しているようで、この作品では主演のみならず製作にも携わっている。

神経症気味の編集長。島を牛耳るアメリカ人の権力者。そして彼の愛人。ラム酒を浴びるように飲むわホテルの部屋はぐちゃぐちゃだわ、そんなカオス的世界が破天荒な彼には居心地がよく、ジョニー・デップ自身も楽しそうだ。美貌のアンバー・ハードと危険な恋に落ちる展開は、まさに私生活そのもの。二人のその後を知っているだけに、別の意味でドキドキしてしまう。

ラム・ダイアリー

ナタリー・ポートマン&ベンジャミン・ミルピエ

ブラック・スワン』(2010)

ブラック

「白鳥の湖」の主演であるオデット役に抜擢された内気で真面目なバレリーナが、官能的な黒鳥を演じることへのプレッシャーから、次第に精神のバランスを崩していく。

ナタリー・ポートマンが過酷なバレエの特訓を受け、アカデミー主演女優賞などを受賞したことでも話題に。また、オデットの相手役を務め、この作品の振付師でもあったベンジャミン・ミルピエとの間に子供をもうけて結婚して、世界を驚かせた。

母親の期待と愛情を一身に受けて育ったせいか、抑圧された固いつぼみのような彼女が、息が詰めて必死に頑張る姿が痛々しく、それがナタリー・ポートマンの優等生的イメージと見事にマッチ。現実と妄想に翻弄されながら、本番に挑んだ彼女を待ち受けていたものは。年齢的な理由で降板させられたプリマ役のウィノナ・ライダーが、いい感じの説得力でインパクトありだ。

ブラック・スワン

ペネロペ・クルス&ハビエル・バルデム

ハモンハモン』(1992)

ハモン

スペインの片田舎を舞台に、男性用下着メーカーの工場で働く主人公とその母親など6人の男女の恋愛模様を描く。

ペネロペ・クルスの映画デビュー作品。男性用下着メーカーの工場で働く美しい少女・シルヴィアを演じる。彼女は恋人との子供を妊娠するが、息子を溺愛する恋人の母親に交際を反対されていた。恋人の母親は二人の仲を引き裂こうと、たくましい美男子を下着モデルとして雇ってシルヴィアを誘惑させようとするが、彼とシルヴィアは恋に落ちてしまい、全ての歯車が狂っていく……。

その彼こそ若き日のハビエル・バルデム。『カントリー』(07)や『007 スカイフォール』(12)での怪演からは想像もできないフェロモン男で、この作品でペネロペ・クルスと出会った。彼が恋敵と骨付きハムで殴り合いをするシーンは、痛そうやら笑えるやら。愛憎が複雑にからみあう六角関係が不思議と腑に落ちるのは、スペインの情熱に説得させられるから。

それでも恋するバロセロナ』(2008)

それでも

アメリカからバルセロナへバカンスにやって来た仲良しの二人は、恋愛に関しては正反対の価値観を持っていたが、ある日一人の画家と出会う。

彼女たちは二人とも彼に惹かれてしまい、現実は理想通りには行かず。そんな時、自殺未遂を起こした彼の元妻が家へやって来る。彼女はエキセントリックな天才肌の芸術家で、情緒不安定が鬱陶しいという当時のペネロペ・クルスとしては珍しい役だったが、この共演がきっかけでハビエル・バルデムと恋人同士になったそうだ。

そんな激しい気性の彼女とドロ沼の離婚をしたくせに、やっぱり放っておけない彼。結局彼らは似た者同士なのだろう。悟りを開いたようなスカーレット・ヨハンソンの表情が、忘れがたい。ちなみにペネロペ・クルスとハビエル・バルデムは、新作『誰もがそれを知っている』(2019)で夫婦共演。

アンジェリーナ・ジョリー&ブラッド・ピット

Mr.&Mrs. スミス』(2005)

スミス

暗殺者を探してホテルの宿泊客を尋問している警官から逃れるため、そこに居合わせた暗殺者の二人がカップルと偽って難を逃れ、そのまま恋に落ちてしまう。

ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーが、この共演で恋愛関係になったことをひた隠しにしていた作品で、夫婦でも秘密はあるというラブコメ。同業者だと知らずに結婚してしまった暗殺者カップルが、すれ違い生活の悩みをカウンセリングに相談するところから物語が始まる。

暗殺者集団を率いる妻と、一匹狼の夫。同じターゲットを依頼されたことを知らない二人は、夫(妻)に向かって銃や大砲をぶっ放し、お互いの正体を知ってからは、戦いが夫婦ゲンカの様相に。クールな妻とお茶目な夫を演じる2大スターのオーラがあってこそ、大量の銃弾が投入された派手なアクションも飽きがこない。

いかがでしたか?

あのカップルはこの作品で出会い、恋に落ちて結婚したのか(そして別れたのか)などと思いながら鑑賞すると、見つめあうシーンにも演技ではない本物の愛を感じたりして、また味わい深い。

日本の俳優同士でも、共演作品をきっかけに恋愛がスタートする場合も多いので、そんな情報を知ったうえで映画を見直してみるのも、また楽しいかもしれませんね。

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