映画館は、「映画」を通じて私たちに見たこともないような世界に連れていってくれる貴重な場所。その映像の中に入り込んでしまったかのようなハラハラ感・ドキドキ感が気持ちを揺さぶります。
その興奮が、同じ映画館でもっともっとリアルに感じれるイベントがあったら、ぜひ体験したいと思いませんか?
この秋、丸の内ピカデリーにて、東京リアル脱出ゲーム-ある映画館からの脱出-というイベントが開催されます。映画館×謎解きと聞いて、居ても立ってもいられない私は、さっそく体験してきました!
リアル脱出ゲームとは?
テレビ番組やアプリゲームなどよく目にする謎解き・脱出ゲームですが、最近では実際にユーザーが足と頭を使って謎を解くスタイルが多くなりました。徐々にファンが増え、今では毎日のようにどこかで開催されています。
特にリアル脱出ゲームを展開するSCRAPの謎はズバ抜けていて、解けなくても納得してしまう華麗な問題にいつも興奮しています。ライブハウス、遊園地、カラオケボックス…様々な場所に閉じ込められる私たちは、散りばめられた謎とヒントを元に、頭をフル回転させて脱出を目指します。
映画館が舞台の新作「ある映画館からの脱出」
いままで映画館でのリアル脱出ゲームは何度か企画されていますが、今回の舞台は有楽町の丸の内ピカデリーでの貸切公演となります。
あらすじ
一人の映画監督が謎のフィルムを残して死んでしまう。そのフィルムの中には「謎を解かないと映画の中に閉じ込められてしまう」というメッセージが残っていた。監督が隠した謎を60分以内に解き明かし、この映画館から脱出できるのか?!
実際に体験してみた!60分の戦い
制限時間は60分。脱出ゲームには他の知らない方とグループを組むものとそうでないものと形式が様々ですが、今回の形式は個人戦でした。もちろんお友達とも一緒に謎を解いてOKです。が!映画館の座席は皆様ご存知の通り、机が無く横並び。おそらく2〜4人くらいが一番解きやすいかもしれません。
スタートすると、エンドレスでスクリーンに映像が流れます。その映像とキットがあれば、自らヒントなどを探しまわらずに、基本的に劇場内の椅子に座って解ける問題です。
謎解きがスタートしてからはなんと、2階席も開放されました。劇場内は、日中の外とは違って少し暗めです。自分の解きやすい場所を探して、落ち着いて問題と向き合いましょう。
ただし制限時間はわずか60分!テンポよく進めないと時間内に解けません。「そんなこと言っても、初めてで不安!」なんて方は、今回の公演で脱出ゲームに初めて参加される方やファミリーを対象に、少し問題を進めやすくなるビギナー&ファミリーキットを配布されています。(希望の方のみ)
ちなみに、私の結果を申し上げますと…脱出失敗!残念!最後の問題でつまってしまいました。
今回は、203名参加し、脱出者は23名!リアル脱出ゲームは決して簡単ではありません。ですが、解けた時の達成感は格別です。以前司会者の方がお話されていたのですが、この悔しいという気持ちは特殊で、脱出ゲームでないと解消できないと。まさにその通りで、悔しいと思ったら、次の公演に行きたくなる!そんな今までにない、ついついハマってしまうイベントです。
映画館だけの!映画館なのに?!特別な体験
映画館とだけあって、当日は劇場売店でのドリンクを座席に持ち込んでOK!さらに、ドリンクを購入すると、謎付きポストカードももらえます。
又、映画館のルールといえば、しゃべらない!歩き回らない!撮影しない!ですが、今回は、コソコソ友達と相談しながら問題を解き、答えが分かれば座席を立ってチェックポイントへ、そしてゲーム中は撮影OK!と映画泥棒もビックリなルールにいつもと違う体験ができて新鮮でした!
10月17日~30日は丸の内ピカデリー1、10月31日~11月13日は丸の内ピカデリー2で開催。平日月曜日~水曜日には21時開演の回もあり、会社帰りに謎解きもできちゃいます!さらにその回は、レイト割引が対象となり、通常料金よりも500円も安くチケットが手に入ります。
既に満席となっている回もありますので、ご興味のある方はぜひお早めにチケットをゲットしてくださいね!
映画や映画館好きの方もオススメですが、特に普段映画館に行かないような方がこれをきっかけに、映画館に興味をもったり足を運ぶようになると素敵だなと思いました。