今宵もやって参りました13日の夜。
B級映画と廃墟をこよなく愛すやすゆきが、オススメのホラー映画を独自のカテゴリでご紹介。
7月も中旬に入り、梅雨明けももう少し……。
夏といえば旅行やキャンプなどアウトドアのイメージが強いですが、映画業界も夏休みに合わせて大作が上映されるのなど、アウトドアと映画が好きな私にとってはまさに最高の季節です!
しかし、そんな夏に注意したいのが、台風や竜巻など自然災害ですよね。
毎年各地で大きな被害を出す自然災害ですが、B級映画界はそんな脅威に一味加えた特殊な竜巻映画があります。
そこで本日は、私が激選した【超変わり種の竜巻映画】をご紹介させていただきます。
『メタル・トルネード』(2011)
ヘリオス・ワールド社が開発したのは太陽フレアを利用した新しいエネルギー。
このプロジェクトを任されたマイケルは実験を見事に成功させるが、時同じくして近隣の街で竜巻が発生する。
竜巻はみるみるうちに巨大化し、建物や車など金属だけを吸い込んでいくのであった……的な作品。
本作に登場する竜巻は磁気竜巻!
金属が溢れるこの世界において、磁気竜巻はやっかいな類ではないでしょうか。
パリの街が竜巻に飲み込まれるシーンは圧巻の一言です。
『ファイアー・ツイスター』(2015)
環境保護団体に所属するスコットたちはシンコー社が開発した新型燃料の危険性を訴えるため会社に潜入した。
しかし、彼らの潜入と同時に燃料を保管していたタンクが大爆発を起こす。
爆炎に引火した燃料はたちまち炎の竜巻に変化し、ロサンゼルスの街を襲撃するのであった……的な作品。
ロサンゼルスの街を燃やし尽くす炎竜巻!
まるで命を持つかのように移動し続けるこの竜巻は恐怖の一言。
また、劣勢に立たされながら解決に向け頑張るスコット達の姿も必見です。
『エイリアン・トルネード』(2012)
農場を営むジャドはある日、謎の光を放出する竜巻に襲われ大切な家畜と農場を失ってしまう。
落胆するジャドの前に現れたのは気象学者の女性ゲイル。
ジャドは彼女と共に竜巻の正体に迫るが、それは予想だにしないものであった……的な作品。
竜巻映画の中でも超変わり種の本作はエイリアン竜巻!?
シグナルを出し続ける謎の竜巻の謎の目的。
さらには突然現れる謎の黒服集団ど謎だらけの本作は、とびきりのB級竜巻映画を楽しみたい方にオススメです。
『アイス・ツイスター』(2009)
SF作家のチャーリーはサイン会で訪れた書店で突如竜巻に襲われる。
何とか一命は取りとめたが、竜巻の原因は元同僚ジョアンとそのチームが開発した気象制御装置の暴走だと知る。
そして竜巻は強力な冷気を纏い街を襲撃するのであった……的な作品。
全てを凍らせる冷気に加え弾丸の様な雹(ひょう)を降らせる氷竜巻!
本作のみどころはSF作家チャーリーとジョアンの同僚である気象学者たちの息の合わない凸凹チーム。
ストーリー構成も面白く良質なB級作品です。
『シャークネード』(2013)
メキシコ湾で突如発生した強烈な竜巻が、海に潜む人食いサメを巻き込みカルフォルニア州に上陸。
強力な竜巻と鮫により街は壊滅状態になってしまう。
この危機に立ち上がったのはビーチでバーを経営する男フィンであった……的な作品。
後にシリーズ化された本作に登場するのは何とサメ竜巻!
誰が考えたか知りませんが、竜巻とサメというB級二大コンテンツを見事に融合させた本作。
伝説の男フィンとその家族の活躍も注目です。
まとめ
いかかでしたか?
竜巻映画の多くはストーリー展開が似たり寄ったりしますが、竜巻にもう一つテーマを加えることで一気にB級感が引き立ち、どれも個性的で魅力いっぱいの作品に変身します。
まだまだ組み合わせ次第では無限大の可能性がある変わり種の竜巻映画にこれからも注目です。
※2022年7月10日時点のVOD配信情報です。