9月、10月、11月と、映画ファンにとっては休む間もない「映画祭シーズン」真っただ中の今日この頃。
【山形国際ドキュメンタリー映画祭】等々、すでに終わってしまった映画祭もありますが、それでもまだまだこれからどんどん勢いのある映画祭が続いて開催されていきます。
家でDVDを観るよりも、シネコンで映画を観るよりも、周りの「熱量」に煽られて、もっともっと作品にのめり込んでいってしまえるところが映画祭鑑賞のイイところ。
そこでしか観られない「映画」の数々。そこでしか味わ会えない「体験」の数々。
今回はまもなく開催される映画祭の情報を一つの記事にまとめてみましたので、是非ご一読の上ご会場へも足をお運びいただけましたらうれしいです。
「藤沢駅前に12の映画の灯がともる」
藤沢国際映画祭 2015
- 開催期間:2015年11月1日(日)~11月8日(日)
- 開催場所:藤沢駅周辺(IVY HOUSE(シネコヤ)、藤沢市労働会館、ライブハウスN、カフェパンセ、他計11か所)
- 公式HP:http://fujisawaiff.jimdo.com/
出典:https://www.facebook.com/FujisawaIFF?fref=nf
今年が晴れて第一回目となる【藤沢国際映画祭】。街から映画館がなくなって早5年。今一度「藤沢に映画の灯を!」と、街中の人たちが協力し合ってできあがったイベントが今映画祭とのことです。
街中のカフェやレストラン、労働会館が上映会場となることで、喫茶をしながらゆったり映画鑑賞&大ホールでじっくり映画鑑賞。唯一無二の映画体験が味わえる素敵な映画祭になることかと思われます。
※今映画祭の会場のひとつ「IVY HOUSE(シネコヤ)」の魅力につきましては、柏木雄介さんの過去記事【映画がもっと好きになる映画館!藤沢にある”シネコヤ”が素敵すぎる!】をご参照くださいませ。
上映作品
『ギターマダガスカル』、『ジャック・タチ短編集』、『イタリアは呼んでいる』、『ストックホルムでワルツを』、『みちていく』、『あなたの白子に戻り鰹』、他(計12作品を上映)。
個人的には、8.CAFEでの上映『マイ・ブルーベリー・ナイツ』、スペシャルフードがついてくるIVY HOUSEでの上映『善き人のためのソナタ』が気になるところです。
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第21回 KAWASAKIしんゆり映画祭 2015
- 開催期間:2015年11月3日(火・祝)~11月8日(日)
- 開催場所:川崎市アートセンター(新百合ヶ丘駅)
- 公式HP:http://www.siff.jp/siff2015/
出典:http://www.siff.jp/siff2015/
今年で第21回目を迎える【KAWASAKIしんゆり映画祭】。今年の特集テーマはずばり、「しんゆりセレクト!日本映画最前線」 とのことです(多数ご来場される豪華ゲストにも注目!)。
その他、上映&ワークショップの『365日のシンプルライフ』、活弁で蘇る『サンライズ』、話題の洋画『アリスのままで』等々、バラエティー豊かな作品が同映画祭のプログラムを賑やかに彩っております。
平日、休日に関わらず、行けばとにかく話題の映画と触れあえる映画祭ですので、いつなんどきでもお時間がございましたら是非足を運んでみてくださいませ。
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『ローリング』、『滝を見にいく』、『お盆の弟』、『虎影』、『トイレのピエタ』、『喜劇 駅前団地』、『豆大福ものがたり』、『私の少女』、『神々のたそがれ』、『それでも僕は帰る』、他(約20作品を上映)。
「ご近所参加型映画祭」
第7回 船堀映画祭
- 開催期間:2015年11月7日(土)、8日(日)
- 開催場所:タワーホール船堀(船堀シネパル1・2)(船堀駅)
- 公式HP:http://t-yomiuri.co.jp/funabori_f_f/
出典:http://t-yomiuri.co.jp/funabori_f_f/
今年で第7回目を迎える【船堀映画祭】。「ご近所参加型」の名の通り、市民ボランティアスタッフによる活気溢れる会場のムード、老若男女、誰でもふらりと立ち寄れる多種多様なラインナップ、まさかの鑑賞料金700円(前売り500円!!)が魅力的な映画祭です。
そして、ふらり、どころか絶対に観たいゲストトークのひとつが、『あん』にご出演の樹木希林さんによるトークイベント。毎年豪華なゲストと出会えるのも今映画祭の魅力のひとつかと思われます。
観客として、ボランティアとして(来年以降)、賑やかにわっと楽しまれたい方は是非足を運んでみてくださいませ。
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『あん』、『吹けば飛ぶよな男だが』、『幕末太陽傳』、『おみおくりの作法』、『グランド・ブタペスト・ホテル』、『STAND BY ME ドラえもん』、『サクラ花』、『かみさまとのやくそく』、他(計15作品を上映)。
「インディーズの登竜門」
第9回 田辺・弁慶映画祭
- 開催期間:2015年11月6日(金)~11月8日(日)
- 開催場所:紀南文化会館(和歌山県田辺市)
- 公式HP:http://www.tbff.jp/
新人監督を対象としたコンペティション部門が有名な【田辺・弁慶映画祭】。
過去には沖田修一監督、瀬田なつき監督らが賞を受賞し、今では日本映画界の第一線で活躍。インディーズの登竜門として今最も注目を集めている映画祭と言っても過言ではないのかもしれません。
今後注目の若手監督の才能をいち早くご堪能されたい方は、是非足を運ばれてみてはいかがでしょうか?
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『海街diary』、『鉄道員』、『それいけ!アンパンマン ミージャと魔法のランプ(同時上映:『リズムでうたおう!アンパンマン夏まつり』)、『百円の恋』、『たまご』、他(計10作品を上映)。
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『雨時々晴れ』、『INNOCENT 15』、『ぼくらのさいご』、『密かな吐息』、他(計8作品を上映)。
「アニメとマチがひとつにつながる」
池袋シネマチ祭2015
- 開催期間:2015年11月6日(金)~11月8日(日)
- 開催場所:池袋駅周辺(中池袋公園、他)、シネマサンシャイン池袋、池袋シネマ・ロサ、新文芸坐、池袋HUMAXシネマズ、シネ・リーブル池袋
- 公式HP:http://www.cinemachi.jp/
今年で第2回目を迎える【池袋シネマチ祭】。池袋という小都市を巻き込んだイベント&ホットなアニメに注力したプログラムが魅力的な映画祭です。
果たして今回のオールナイト上映イベントにはどのくらいのお客様が集まるのか?来年以降の企画、ラインナップにも大きな期待がもてる、独自の路線を是非とも突き進んでいってもらいたい映画祭のひとつだと思っております。
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『機動戦士ガンダム オールナイト』上映 in シネマサンシャイン池袋
『メガゾーン23 コンプリートナイト』上映&トークショー(ゲスト:柿沼秀樹さん、宮尾岳さん(共にPART1メカニックデザイン、司会:池田憲章さん(SF・アニメ評論家)) in 新文芸坐
『劇場版デート・ア・ライブ』上映 in シネマサンシャイン池袋
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※その他のラインナップにつきましては、公式HPによる情報をお待ちくださいませ。
その他、まだまだあります!映画祭!!
第6回 東京ごはん映画祭
- 開催期間:2015年10月31日(土)~11月13日(金)
- 開催場所:渋谷シアター・イメージフォーラム
- 公式HP:http://tokyogohan.com/
上映作品
『NOMA, MY PERFECT STORM (原題)』、『赤い薔薇ソースの伝説』、『シェフ ~三ツ星フードトラック始めました~』、『麥秋』、『新夜食堂』、他(計15作品を上映)。
レストラン&カフェでの特別上映会あり。
新人監督映画祭
- 開催期間:2015年10月31日(土)~11月3日(火)
- 開催場所:中野駅周辺(中野サンプラザ、他)
- 公式HP:http://ndff.net/
上映作品
『UTOPIA(ユートピア)』、『中野JK~退屈な休日~』、『ダブルパーソナリティ』、『ヒロシマの校庭から届いた絵』、『東京無国籍少女』、他(長編、短編を多数上映)。
第6回 三鷹コミュニティシネマ映画祭
- 開催期間:2015年11月21日(土)~11月23日(月・祝)
- 開催場所:三鷹産業プラザ7階特設会場(三鷹駅)
- 公式HP:http://cinema.mall.mitaka.ne.jp/
出典:http://cinema.mall.mitaka.ne.jp/
上映作品
『伊豆の踊子』、『野菊の墓』、『僕らの七日間戦争』、『甘い生活』、他(計9作品を上映)。
『江ノ島プリズム』、『少女は異世界で戦った―DANGER DOLLS―』(二本立て上映)&シンポジウム【アイドルは時空を超える―時代を超えて語られるアイドル、未来へ語り継がれるアイドル―(ゲスト:武田梨奈、他)】もあり。
その他
■【東京フィルメックス】
2015年11月21日(土)~29日(日)/公式HP:http://filmex.net/2015/
■【TAMA CINEMA FORUM】
2015年11月21日(土)~29日(日)/公式HP:http://www.tamaeiga.org/ 、等々。
まとめ
以上、簡単にではございますが、開催間際の映画祭情報をまとめてみました。
もちろん、まだまだ他にも映画祭は各地域地域でたくさん開催されておりますので、また色々と方々をまわって再び記事としてその魅力をお伝えできたらと思います。
「映画」と出会って、「人」と出会って。そして後で思い返してみては、なんだか元気が湧いてくる。そんな素敵な「映画祭体験」を、私はこれからも続けていきたいなぁと思っております。
出典 : 東京国際映画祭公式ホームページ (c)2015 「さようなら」製作委員会
はてさて、今週末はどこの映画祭へ行こうかな?【東京国際映画祭】、まだチケットって余ってるのかな、と。
※【東京国際映画祭】の魅力につきましては、久保田和馬さんの過去記事【第28回東京国際映画祭の注目作はこれだ!①コンペティション/ワールドフォーカス編】をご参照くださいませ。
※2022年9月28日時点のVOD配信情報です。