夏は映画で肝試し!映画ファンが「怖すぎ…」と高評価する戦慄のジャパニーズホラー15本

映画ファンに人気のおすすめジャパニーズホラー映画を紹介。『リング』『呪怨』『来る』『残穢 住んではいけない部屋』『回路』など、ジャパニーズホラー映画15本を紹介。

日本の夏といえば肝試し! 今回はFilmarks内で映画好きが「怖い!」と高評価するジャパニーズホラー15本をご紹介。暑い夏の夜、映画で肝試ししてみてはいかが?

怪談』(1965)

怪談

京都の貧乏武士(三國連太郎)が体験する戦慄の夜「黒髪」。木こりの巳之吉(仲代達矢)が吹雪の山奥で目撃する幻影「雪女」。平家一門の怨霊に取り憑かれる若僧の悲劇「耳無芳一の話」。覗いた底に不気味な笑顔が浮かぶ茶碗「茶碗の中」。

小泉八雲が書いた怪談の中から、「和解」(黒髪)、「雪女」、「耳無抱一」、「茶碗の中の話」の四編を映画化。監督は『切腹』(62)などで世界中にファンが多い小林正樹が務め、幻想的な映像が丹念に紡がれている。第18回カンヌ国際映画祭審査員特別賞受賞作。

女優霊』(1995)

女優霊

新人監督の村井(柳憂怜)は、初監督作品の制作に臨んでいた。テスト撮影のフィルムに混じっていた未現像のフィルムに謎の女性の姿が写り込んでいるのを発見すると、次々、撮影現場では不可解な事件が起き始め、ついには死人まで出てしまうのだった。

『リング』によってジャパニーズホラー・ブームの火付け役となった監督の中田秀夫と脚本の高橋洋が初タッグを組んだ伝説のホラー作品。中田監督のデビュー作となった本作には、自身が助監督時代に修行を積んだ撮影所への思い入れが反映されている。また、2010年にはフルーツ・チャン監督によってハリウッド版リメイクされている。

リング』(1998)

リング

テレビレポーターの浅川玲子(松嶋菜々子)は、一度みたら一週間後に死ぬというビデオテープの存在を聞き、信じられずにいたが、姪の死をきっかけに独自の調査を開始。ついに入手したテープを確認すると、その事実に愕然としながらも自らの死を確信する。

鈴木光司による人気ホラー小説を『女優霊』(96)の中田秀夫監督が映画化し、ジャパニーズホラーの金字塔を打立てた。テレビの中から恐るべき幽霊が出てくるという発想は、公開後20年が過ぎた今でも多くの観客にとってリアリティのあるものとして恐怖を煽り続けている。

らせん』(1998)

らせん

解剖医の安藤(佐藤浩市)は、息子を事故で亡くし、自分も死ぬことだけを考えていた。しかし、友人の司法解剖を担当したことから、呪いのビデオによる謎の事件に巻き込まれていくのだった……。

鈴木光司によるベストセラー小説を、『ドラゴンヘッド』(03)などの飯田譲治監督が映画化。前作『リング』と二本立て興行というスタイルで同時公開され、恐怖が一段と倍増している。佐藤浩市演ずる主人公の葛藤が克明に描出されている点が本作の見どころ。自宅で鑑賞する際も二本立てがおすすめ。

富江』(1999)

富江

三年前の交通事故によって記憶障害になった泉沢月子(中村麻美)は、精神科医の細野辰子(洞口依子)のもとで催眠療法を受けていた。月子の口から「トミエ」という妙な名前が口にされると、友人であった川上富江(菅野美穂)を巡る怪事件の真相が明かされていく……。

漫画家の伊藤潤二が発表したミステリー・ホラー漫画を原作に、数々の有名雑誌を発行するマガジンハウスの編集者であった及川中が映画化。映像化不可能と言われていた原作を緊迫の恐怖映像で完全再現している。

回路』(2000)

回路

大学生の川島亮介(加藤晴彦)は興味本位で「幽霊に会いたいですか?」と書かれたサイトにアクセスしてしまう。すると彼の身辺では奇妙な事件が起こり始め、次々よ黒い影を残して消えていく。次第に日常が崩壊していく中で、亮介は工藤ミチ(麻生久美子)と出会い、逃避しようとするのだが……。

ジャパニーズホラーの旗手として世界的評価を不動のものとした黒沢清監督が、特有の映像感覚でインターネット世界の歪みが描かれるサスペンス・ホラー。黒沢監督ならではの恐怖描写と手法が高く評価され、第54回カンヌ国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞。2006年にはアメリカでリメイクされている。

オーディション』(2000)

オーディション

ビデオ制作会社を経営する青山(石橋凌)は、一人息子の重彦(沢木哲)と静かに暮らしていた。ある日、友人の吉川(國村隼)の提案で、映画制作と称したオーディションを開催し、その中から再婚相手を探すことにするが、参加者のある女性に急速に魅了されていくのだった。

村上龍の同名小説を三池崇史監督が映画化したサイコ・ホラー作品。第29回ロッテルダム国際映画祭で、国際批評家連盟賞とオランダジャーナリズム連盟賞を見事受賞したものの、三池が得意とするスプラッター描写のあまりの凄惨に途中退出者が続出したという。

仄暗い水の底から』(2001)

仄暗い水の底から

夫と離婚調停中の松原淑美(黒木瞳)は、娘の郁子(菅野莉央)とともに新しくマンションに引っ越してくる。二人の快適な生活がスタートしたと思った矢先、新居で次々異変が起き始める。上の階からはなぜか子どもの足音が聞こえ、天井にはシミが出来、日に日に大きくなっていく。そんなある真夜中、郁子は屋上で子ども用のバッグを発見する……。

Jホラーの傑作『リング』によって日本中に恐怖を蔓延させた鈴木光司原作と中田秀夫監督のコンビが再び恐怖史を更新する。とあるマンションを舞台に、誰にでも起こりうる身近な感覚が新たな恐怖とショックを印象づける。全編を覆う“どんより”とした雰囲気が特有の肌寒さを感じさせ、終始薄気味悪さが演出されている。

呪怨』(2002)

呪怨

介護ボランティアに励む女子大生の仁科理佳(奥菜恵)は、ある日、寝たきりの老婆・徳永幸枝(磯村千花子)の家を訪れる。家中に悪臭が漂い、物が散乱している状態に驚く理佳は、薄暗い一室で幸枝の変わり果てた姿を発見する。そして天井裏からは息子夫婦の死体が見つかるのだが……。

オリジナルビデオ用として制作され、カルト的人気を博したホラー・シリーズの劇場版第一作。監督は、『こどもつかい』(17)などの清水崇が担当。『回路』の黒沢清監督と『リング』の脚本家である高橋洋が監修を務める本作では、恐怖を煽るための工夫やテクニックが随所に見受けられる。

ノロイ』(2005)

ノロイ

怪奇実話作家でドキュメンタリー映像作家の小林雅文(村木仁)の自宅が全焼し、小林本人は謎の失踪を遂げる。それは、ドキュメンタリー作品『ノロイ』が衝撃的な内容であったためにお蔵入りしていた矢先の出来事であった。映画プロデューサーの一瀬隆重に監督に抜擢された白石晃士は、追加撮影を行い、禁断の映画を完成させるのだが……。

全編がドキュメンタリー風に構成される「モキュメンタリー」の手法で描かれるホラー・フィクション。監督は『不能犯』(18)などの白石晃士が担当。主人公の小林雅文が公開しているという設定のブログなどによるメディアミックス戦略によって現実とリンクさせるプロモーションが展開された。

輪廻』(2005)

輪廻

映画監督の松村郁夫(椎名桔平)は、35年前に起きた無差別大量殺人事件を映画化しようとしていた。オーディションで主役に抜擢された渚(優香)は、なぜか不気味な幻覚をみるようになり、女子大生の弥生(香里奈)も奇妙な夢をみ続けていたのだった。

一瀬隆重プロデュースによる「Jホラーシアター」第2弾として製作された本作。監督は『呪怨』などの清水崇が務め、輪廻転生をテーマに恐怖の物語がノンストップで展開される。豪華俳優陣の迫真の演技がまるで現実のような恐怖をスクリーンを超えて伝えてくる。

カルト』(2012)

カルト

とある心霊番組のレポーターを務めるあびる優、岩佐真悠子、入来茉里の三人は、霊現象に悩む母子が暮らす金田家を訪れる。霊能者が除霊を開始すると、様々な怪現象が起き始め、娘の美保(岡本夏美)が取り憑かれてしまう。そこで「NEO」と名乗る青年霊媒師(三浦涼介)が呼ばれ、悪霊との壮絶な対決が始まる。

映像プロデュース会社ダブル・フィールドによるネクストホラー三部作の第二弾として製作された本作。監督は『ノロイ』などの白石晃士が務め、得意とするフェイクドキュメンタリー形式がとられ、リアルな描写と展開に釘付けになる。

残穢 住んではいけない部屋』(2016)

残穢 住んではいけない部屋

ある日、小説家である「私」(竹内結子)のもとに、久保さん(橋本愛)という名の読者から一通の手紙が届く。今住んでいる部屋で、奇妙な“音”がするんです」。その文面に好奇心を覚えた彼女は、調査を開始する。次々と明らかになる事実。しかしそれはさらなる事件の恐怖の始まりにすぎないのだった。

小野不由美の同名ホラー小説を、『白ゆき姫殺人事件』(14)などの中村義洋監督が映画化。Jホラーの金字塔である『リング』(98)などのテイストを踏襲する本格派のホラーの雰囲気が漂っている。佐々木蔵之介、坂口健太郎、滝藤賢一ら、脇を固める共演陣の存在感にも注目。

貞子vs伽椰子』(2016)

貞子vs伽椰子

女子大生の有里(山本美月)は、再生すれば貞子から電話がかかってきて二日後に死ぬというビデオをみてしまう。さらに女子高生の鈴花(玉城ティナ)も引っ越し先の近所にある伽椰子が住む呪いの家に入ってしまう。霊媒師の経蔵(安藤政信)は二つの呪いを解くため、貞子と伽椰子を激突させようとするのだが……。

ジャパニーズホラーを代表する、『リング』シリーズの貞子と、『呪怨』シリーズの伽椰子の夢の共演で描かれる斬新なホラー作品。監督は『ノロイ』など、ホラーに定評のある白石晃士が務め、未だかつてない対決の衝撃と興奮が観客たちの脳裏に揺さぶりをかける!

来る』(2018)

オカルトライターの野崎(岡田准一)は、身辺で怪奇現象が相次いでいるという田原(妻夫木聡)の相談を受け、霊媒師の血をひくキャバ嬢・真琴(小松菜奈)とともに調査を開始する。しかし、田原家に取り憑いているその“何か”は、彼らの想像を超えた協力な相手だった……。

第22回日本ホラー大賞で大賞に輝いた澤村伊智の小説「ぼぎわんが、来る」の映画化作品。『告白』(10)などの中島哲也監督作品。黒木華、小松菜奈、松たか子、妻夫木聡ら、豪華俳優陣がそろい踏み。中でも小松演じる琴子が臨む「お祓いの儀式」の場面は、中島監督特有の高揚感に満ちており、圧巻のクライマックスが展開される。

【文/チャーリー】

※本記事で紹介する映画は国内最大級の映画レビューサービス「Filmarks(フィルマークス)」のデータに基づいてセレクトしたものです。

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