放送20周年記念劇場版『ONE PIECE ワンピース』、ルフィ役・田中真弓が軌跡を語る!【インタビュー】

世界のディズニーを翔る元映画サイト編集長

鴇田崇

ご存知、尾田栄一郎の原作による人気アニメ「ONE PIECE ワンピース」の放送20周年を記念した劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』が公開に! 今作では世界中の海賊たちが集う祭典<海賊万博>を舞台に、宝をめぐって火花を散らすモンキー・D・ルフィをはじめとした麦わらの一味たちの運命を描いてゆく。

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そこでFILMAGAでは<ネタバレなしに記念作を鑑賞してほしい>との想いから、「ONE PIECE ワンピース」全体の魅力についてルフィ役の田中真弓にインタビュー。尾田栄一郎とのエピソード、声優仲間たちのお話、そして20年の軌跡について聞いた。

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ーー今作は原作の尾田栄一郎さんも太鼓判を押すほど絶賛していますよね!

“海賊万博”ということでたくさんのキャラクターが登場します。そんな中で尾田栄一郎が太鼓判を押すということは大変なことだと思います。演じているわたしたちの気持ちも後押ししてくれましたし、ワンピースをまだ知らない人たちへも想いが届くと思います。熱心な原作ファンの方たちの背中も押してくれますよね。尾田栄一郎がそこまで言うなら観てみるか……と。それを裏切らない出来栄えになっていると思います。

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ーーアニメーションが20周年だそうですが、改めてどこが魅力でしょうか?

それはもう、ストーリーの面白さに尽きます。大河ドラマなんですよね。20年間やっていますが、ストーリー的にはそれほど時が流れてはいないんです。17歳で船出して今19歳なので、まだ2年ほど(笑)。1年以上続いている物語の時に「今朝」という言葉が出てきたこともありました。1日だったり、数時間の出来事だったりを、何年もかけてやっていたということを、あ、まだこれしか時間が経っていなかったんだって、いまさらながら気がつくことがありました(笑)。あれ、お話がソレましたか?(笑)

ーー長く演じていると、自分がルフィ化してくることはないのでしょうか?

それはありますね。20年も演じていると、作る側が我々の声を聴いて意識して描いていることもあるし、こちら側の魂も寄っていく。だから特に何を意識するでもなく、そのまま演じています。私たちのポジションも似ていて、ナミ役の岡村明美ちゃんのスタジオでの居方など、本当に助かります(笑)。ナミほど強くものは言わないけれど(笑)、でもやっぱりいろいろなことによく気付いてくれますし、握るところはちゃんと握っていて、ナミのよう。わたしはいつも言い出しっぺで、言うだけ言ってそのままみたいなことがよくあるので、明美ちゃんに助けてもらってます。

ーーちなみにルフィ以外で、演じてみたいキャラクターはなんでしょうか?

ニコ・ロビン?(笑)。実は(山口)由里子とロビンの性格は180度違っていて、本当に由里子は面白い子なんです。ギャグ担当は、チョッパーかルフィかイソップかって感じだけれど、本当、由里子が一番ギャグ系というか、最大のオチなの。ロビンとの、そのギャップが面白い。だからロビンのニセモノが出た時に、どうしてもロビンを演じたいと思ったけれど、「あなたはダメ」って言われて(笑)。

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ーー巨大なコンテンツとなって、重圧に感じることはなかったでしょうか?

重圧はなかったけれど、カッコよくいてくれと言われたことはありました。海賊の船長だからと。それはちょっとだけ悩みましたね。歳を取るので、どんどん19歳の少年とのギャップも広がる。もともとわたしは3枚目で、カッコよくはない。おばあさんだし(笑)。それにわたしは出たがりでもあるので、だったらわたしは前に出ないほうがいいとさえ思いました。でも、逆にちっこいのがチョコチョコしているギャップが面白いんじゃないかって。

ーー20年の歴史を感じますよね。そういうことがあったとは思わなかった。

わたしはわたしでしかないので、表に出るイベントに呼ばれたら、“そこ”を楽しんでもらえるように全力でやるしかないなって。でも、いまは言われないです。もうあきらめてくださったから(笑)。性格的には似ているところがたくさんあり、すごく演じやすいキャラクターでもありますが、やっぱりまず男と女という大うそ、年齢の大うそがあるので、ギャップはありますよね。みなさんがそこを楽しんでくれるのであれば、前に出ていたいと思います。

ーールフィだけでなく、みなさん演じるキャラクターと一心同体ですよね。

わたし自身は、そう思っています。見た目は違いますが、気持ちは同じ。ほかのみんなも同じだと思います。みんなそれぞれ似た部分があると思っているだろうなと。

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ーー今後も楽しみです! ご自身としてはどうなっていってほしいですか?

ちゃんと、結末を迎えてほしいです。「海賊王にオレはなる!」って、20年言っているわけですから(笑)。ワンピースとは何であるのか? 帽子を返しに行くのか? いろいろ想像はします。海賊王になれる者はひとり? ちゃんとした結末を望みますね。だからわたし、うっかり死ねないんですよ(笑)。きちっと最後まで見届けるために全力で演じたいです。(取材・文=鴇田崇)

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劇場版ONE PIECE STAMPEDEは、2019年8月9日(金)より全国ロードショー。

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出演:田中真弓中井和哉岡村明美、山口勝平 ほか
監督:大塚隆史
脚本:冨岡淳広、大塚隆史
原作:尾田栄一郎
公式サイト:onepiece-movie.jp
(C)尾田栄一郎/2019「ワンピース」製作委員

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  • キセコ
    3.5
    キャラクターてんこ盛り 主人公たちが強いと安心する でも途中でなんの映画見てるか分からなくなった、ところどころCGヤバかった
  • おさかな
    4.0
    まあありがちな、主人公は何回やられても生きてるけど敵キャラは1発KOっていうそれはあったけど、でも面白かった!!! 終始ドキドキかと思えばちょこちょこ笑えるとこもあり、もうほんとワクワクしながら最後まで観た! ここぞってときのゾロとサンジのかっことさで無事昇天しました。笑
  • きょぴお
    4.0
    ファンにはたまりません。
  • SHON
    3.5
    敵のバックストーリーが薄くてイマイチ…
  • kose
    3.8
    ワンピース本編は所々しか読んでおらず映画の方も数本しか見たことなかったので楽しめるかどうか不安だったんですけど割と楽しめました。 ストーリー展開はいつも通りで内容は少し薄かったんですけど本作はアニメ20周年ということもあってか最近の海賊から懐かしい海賊さらには海軍まで総登場。なんだか終始エンドゲームみたいなことになっていました。これにはほぼにわかの僕ですら凄いと思ったぐらいですからファンはなおさらだと思います。 この映画はほぼワンピースファンのための映画と言っても過言ではないので映画しかみてない人は若干置いてけぼりかもしれないけどファンなら楽しめるはずです。 にしても最後のあの人の登場は熱かったな〜。
「ONE PIECE STAMPEDE」
のレビュー(5843件)