『スピード』から25年、アクションへの取り組みはどう変わった?キアヌ・リーヴス【来日インタビュー】

世界のディズニーを翔る元映画サイト編集長

鴇田崇

“殺し屋を始末する殺し屋”、 “1本の鉛筆で3人を瞬殺”など数々の伝説を打ち立て、最強の殺し屋の壮絶な復讐を描いたキアヌ・リーヴス主演の大人気シリーズが、『ジョン・ウィック:パラベラム』として三度登場する。公開を前に来日を果たしたキアヌとチャド・スタエルスキー監督に、これほどまでに観客を魅了する「ジョン・ウィック」シリーズについて聞いた。

ジョン・ウィック

ーー今回またしてもアクションが進化していましたが、どういうトレーニングをしたのでしょうか?

キアヌ:乗馬のシーンが新しいよね。鞍から半身ずれたままでいることが難しかったので、そういう訓練はしたよ。でも楽しかったよ!

監督:(撮影は)楽しかったよ。ジョン・ウィックのアクションは、キアヌ頼みであって、長いテイクや引いたショットも多いのだが、それによって観客を引き込み、また引き込まれてほしいという思いがある。トレーニングは半年くらいだったかな?

キアヌ:三か月くらいじゃない?

ジョン・ウィック

監督:やることはたくさんあって、マーシャルアーツや武術のトレーニングをしなければならず、もちろん銃もね。アクションのシークエンスでは振付があるので、つまりダンスのように覚えないといけない。いろいろな動作を全部覚えてもらい、やらなければいけない。いい映画というものは、そういうものが全部入っている。そのために全部リハーサルをして、プランニングをして、スタントを見て、カメラがどう追いかけるかも把握しておかなければいけない。すごく時間がかかる。

でも普通のアクション映画の場合、キャラクターは愛せなくてもいいと思うことが少なくないなか、みんなが大好きなアクション映画では、ジャッキー・チェンにしてもジェット・リーにしても、キアヌの映画にしても、みんなアクションも好きでキャラクターも愛しているよね。そのためには全部が上手くいかないといけないわけで、それをキアヌは全部やってくれているんだ。

ジョン・ウィック

ーーハル・ベリー演じるソフィアの、犬にまつわるアクションが凄まじかったですが、これは同シリーズにおいて重要なアイテムですよね。どういう点にこだわりましたか?

キアヌ:君の言うとおり、この世界の中での犬は中心的な存在であることは間違いないよ。犬たちとの直接のトレーニングは、僕はほぼやっていなかったけれど、一番言われたことは「とにかくキアヌ、犬と目を合わせるな」だった。なぜなら、自分の主(あるじ)を守ろうとする習性が強く、僕は違う人間だからね。でも、その犬たちにすごくリスペクトを感じたし、彼らの能力にも感動した。彼らの仕事ぶりも本当に素晴らしくて、インスピレーションを受けたよ。

監督:このシリーズの犬は、無垢さのシンボルだったように思う。彼の奥さんへの愛も犬に象徴されていて、観た人たちが惹きつけられ、あまりにも惹きつけられたので、ジョン・ウィックは犬の映画にもなったよね。ラッシーとは違う意味の犬の映画さ。みんなも動物が大好きだと思うけれど、動物が出てくることでジョン・ウィックに違う人間的な要素が加えられているように思う。もはや犬は、映画のDNAに入っているよ。

ジョン・ウィック

ーーところで初来日から28年、『スピード』から25年ですが、アクション映画への取り組みはどう変わりましたか?

キアヌ:確かに25年前と比べると経験値が上がっているので、アクションはもちろんのこと、アクションシーンを作り上げるための、さまざまな要素―たとえば『ハートブルー』の頃は全然知らなかったので、そういう部分で今は知識がある分、よりコラボレーションだったり、貢献ができるようになったと思う。そういう気持ちでいるかな。

ジョン・ウィック

ーージョン・ウィックは世界中から狙われていて、キアヌさんも超有名人ですよね。静かに暮らしたいと思うことはありますか?

キアヌ:時々もの静かな生活を送りたいと思うよ。でも、そう思わないこともあるかな(笑)。(取材・文=鴇田崇)

ジョン・ウィック

映画『ジョン・ウィック:パラベラム』は、2019年10月4日(金)より全国公開中。

ジョン・ウィック

出演:キアヌ・リーヴス、ハル・ベリー ほか
監督:チャド・スタエルスキー
公式サイト:johnwick.jp
(R), TM & (C) 2019 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.

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  • 矢野
    4.0
    グロ注意 横のカップルの彼氏と一緒のタイミングでビビりながら見てた
  • しょうもんエモン
    5.0
    コロシノタツジン!! こんなキアヌが観たかったんだ。 本で人を殺め、 オーバーキル気味にナイフを投げ、 ニューヨークを馬で駆け抜け、 悪女ばりのバイクアクションをこなし、 砂漠でカラカラになり、 そしてまたニューヨークで暴れるキアヌ。 素敵だ。 全てが素敵だ。 3作目でもまだまだストーリーの風呂敷を広げるのも、逆に良い。 ニューヨークが素敵だ。 少しその辺の建物に入れば 部屋中にナイフが飾ってあるし、 その辺の人にコンチネンタルのコインを差し出せば何でも手に入る。 そこら中に殺し屋が歩き回っているし 独自のネットワークを気付いたホームレスが秘密裏に社会を動かしている。 ニューヨークすげえなあ。 店でにんじゃりばんばんを流して カウンターに猫を置く 殺人寿司職人も粋で素晴らしい。 後半、 敵の全身防弾スーツ部隊の襲撃を迎え撃つキアヌ。 日夜進歩している防弾技術の前に苦戦するも、ヘルメットとスーツの隙間に銃口をねじ込んで撃つというパワープレイ。 更には「とにかくデカい」銃を調達して、もはやヘルメットごと敵の頭部を吹き飛ばすというハイパーパワープレイ。 素敵過ぎる。 完璧過ぎる。 永久にこのシリーズ続けて欲しい。 コロシノタツジンをもっと観たいぞキアヌ。
  • Hina
    3.8
    勝手に完結編だと思って観てたら全然完結してなくて笑いました。 相変わらずもはや爽快感しか感じないレベルで敵を殺していく映画。 日本人役の日本語が異様に下手なのは洋画あるあるですね
  • cleopink
    4.4
    📝鑑賞記録 【No.74 JOHN WICK: CHAPTER 3 - PARABELLUM】 martedì 15 ottobre
  • カステラの貴公子
    3.9
    2D字幕。 勝手に完結編だと思ってたけどまだ続くんかーい。 もう序盤からずっとクライマックス。 ハル・ベリーと犬との連携殺戮シーンは無茶苦茶カッコ良すぎた。 ホテルの防衛戦も同じくらいヤバかった。硬い武装した相手をショットガンで蹴散らして。 他にも本で戦ったり、馬使ったり、複数の銃を1つに組み立てたり興奮しっぱなし。 ゼロ役には当初、真田広之がキャスティングされてだけど怪我で断念したらしくて割と残念。 寿司屋のBGMが「にんじゃりばんばん」だったのは少し笑った。 合ってるかはわからないけど一作目で76人、2作目で129人、そして今作で94人とたった2週間弱で300人近く殺してるってヤバすぎでしょ😅
「ジョン・ウィック:パラベラム」
のレビュー(12528件)