週末に一気観したい!名作揃いのおすすめ「シリーズ映画」をまとめて紹介

人気のおすすめ三部作映画15選。「スター・ウォーズ」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「マトリックス」「メイズ・ランナー」など話題のシリーズをまとめてご紹介。

世界的にも根強い人気を集める、名作揃いの三部作映画シリーズ15選をまとめてご紹介。

ジョージ・A・ロメロ「ゾンビ」シリーズ(1968〜1985)

ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド ゾンビの誕生

人気海外ドラマ『ウォーキング・デッド』(2010〜)の大ヒットによって今や空前のゾンビ人気が巻き起こっているが、その礎を築いたと言えるのが、ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』(68)、『ゾンビ』(78)、『死霊のえじき』(85)の初期三部作で有名なジョージ・A・ロメロ監督だ。

墓参りの最中、見知らぬ男に襲われ、逃げ込んだ農場であっという間にゾンビの大群に取り囲まれてしまう『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』。突如発生したゾンビによって社会が混乱する中、ショッピングモール内で生き残りをかけた死闘を繰り広げる『ゾンビ』。すでにゾンビたちで埋め尽くされた地球で、地下に潜伏し起死回生の機会を狙う『死霊のえじき』。

ウィルスによるゾンビ化やまるで死後硬直を忘れたかのように走り出すゾンビなど、ゾンビ映画のバリエーションは様々である。だが不気味な雰囲気が漂う墓場からぬっと姿と露わにし、ゆっくりとした動きながら容赦なく人間たちに襲いかかるというイメージこそゾンビには相応しく、改めてロメロ監督のゾンビ映画の偉大さに気付かされる。

「ゴッドファーザー」シリーズ(1972〜1990)

ゴッドファーザー

アメリカの作家マリオ・プーゾの同名小説を原作に、巨匠フランシス・フォード・コッポラ監督が映画化。『ゴッドファーザー』(72)、『ゴッドファーザーPART II』(74)、『ゴッドファーザーPART III』(90)シリーズを通してイタリア系マフィアの深い家族愛を描いた作品として多くの映画ファンの心を摑んでいる。

20世紀初頭、イタリア南部の貧困を逃れ新天地アメリカへ移民としてやって来たヴィトー・コルレオーネ(マーロン・ブランド、ロバート・デ・ニーロ)は貿易会社を成功させ、やがて誰もから尊敬を集める大ファミリーのドンへと上り詰めていく。しかし敵の勢力との抗争中に襲撃されたヴィトーに代わってファミリーを継いだのは堅気の人間として全うな道を歩んできた三男マイケル・コルレオーネ(アル・パチーノ)だった。彼は合法的なビジネスを開始し、ファミリーをさらに拡大していく。年とともにマイケルは過去の過ちを悔いながらも家族を守り続けようとするのだった……。

本作の製作当時、経営難のパラマウントは危機的な状況に瀕していた。白羽の矢が立ったコッポラは監督してはまだ新人であったがこの危機を見事救う。さらにすっかり人気に陰りをみせていたマーロン・ブランドに二度目のアカデミー賞主演男優賞を授ける。ゴードン・ウィリスによるシャープな撮影やニーノ・ロータが手掛けた映画音楽も後世に残る実績として世界映画史の傑作シリーズが誕生したのだ。

「スター・ウォーズ」オリジナル3部作(1977〜1983)

スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望

言わずと知れたスペースオペラ大作として世界で最も有名な本シリーズは、世代を問わず多くの映画ファンに愛され続け、その後多くの新トリロジー作品や派生作品を生み出し続けている。

物語の舞台は、「遠い昔、はるか彼方の銀河系で…」。ジェダイ騎士団の滅亡後、銀河系は帝国軍の圧政下に苦しんでいた。辺境の惑星で暮らすルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)はフォースに覚醒。ジェダイの生き残りオビ=ワン(アレック・ギネス)やハン・ソロ(ハリソン・フォード)とともに反乱軍の旗手となり活躍する(『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(77))。宇宙要塞デス・スターを破壊された帝国軍と反乱軍の闘いは激化。ルークは父親である暗黒卿ダース・ベイダー(デヴィッド・プラウズ)から衝撃の事実を告げられる(『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』(80))。その後、ジェダイマスター、ヨーダによる特訓を終えたルークは父ベイダーとの対決の時を迎えようとしていた……(『スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還』(83))。

公開後瞬く間に社会現象とまでなり、ジョージ・ルーカス監督の名を世界に轟かせたシリーズ第一作であったが、その成功を受けたルーカス監督は第二作から早くも製作総指揮にとどまるようになる。旧三部作、新・続三部作を合わせるとシリーズ世界興収としては、「マーベル・シネマティック・ユニバース」に次ぐ堂々の歴代二位にランクしている。

「インディ・ジョーンズ」シリーズ(1981〜2008)

レイダース/失われたアーク《聖櫃

すでに『ジョーズ』(1975)や『未知との遭遇』(1977)などの名作を生み出していたスティーヴン・スピルバーグ監督が、実力派人気俳優ハリソン・フォードを主演に迎えて撮り上げたおなじみのアドベンチャー・シリーズ。

著名な考古学者にして冒険家でもあるインディアナ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)は、普段は大学で教鞭を執っているが、発掘以来などを受けるとすぐに教室を飛び出していく。ナチス・ドイツによるユダヤの秘宝発掘の情報を得ればすぐに奪還の旅へ(『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』(81))。時に謎の秘教集団に命を狙われ(『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』(84))、また時に学者である父親(ショーン・コネリー)とともにイエス・キリストの聖杯探索の大冒険に出たり(『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』(89))、3部作が完結してから約20年後に公開された作品では、はたまた拉致されたあげくに宇宙人に遭遇したり(『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(08))、と毎回波乱に富んだ大冒険ばかりだ。

原案はスピルバーグ監督とこちらも映画史に残る大ヒットシリーズである「スター・ウォーズ」シリーズのジョージ・ルーカス監督が担当。ルーカス監督はシリーズを通して製作総指揮に名を連ねている。また『未知との遭遇』に続きジョン・ウィリアムズが音楽を担当し、誰もが一度は聞いたことのある印象的なテーマ曲を生み出した。2021年にはシリーズ第5弾の公開が予定されている。

「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズ(1985〜1990)

バック・トゥ・ザ・フューチャー

アイドル的人気を博したマイケル・J・フォックス演じる主人公マーティがデロリアンに乗ってタイムトラベルを繰り返す大ヒットSFシリーズ。

ロックとコーラとスケボーを愛する高校生マーティ・マクフライ(マイケル・J・フォックス)は親友の科学者ドク(クリストファー・ロイド)とともにタイムマシンの実験に成功する。第一作『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(85)では両親が青春期を送る1950年代へ、第二作『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(89)では悪夢の未来へ、第三作『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』(90)では西部開拓時代へそれぞれタイムスリップする。

監督はシリーズを通してロバート・ゼメキスが務め、古きよきアメリカ映画らしい作風を遺憾なく発揮した。公開当時全米では「フューチャー現象」と呼ばれるほどの大ブームを巻き起こし、ロナルド・レーガン大統領は自らの演説でドクの台詞を引用しているほど。

「ダイ・ハード」シリーズ(1988〜1995)

ダイ・ハード

毎回様々な事件に巻き込まれ散々な目に合いながらも“なかなか死なない男”であるジョン・マクレーンをブルース・ウィリスが演じた大ヒットアクションシリーズ。

ニューヨーク市警のジョン・マクレーン刑事(ブルース・ウィリス)はクリスマスパーティに行くはずが、別居中の妻が人質にとられてしまい、ひとりテロリストに立ち向かう(ダイ・ハード』(88))。その一年後のクリスマス、妻を空港まで送りにきたマクレーンはちょうど空港を占拠しにやってきた元特殊部隊員たちの襲撃に出会す(ダイ・ハード2』(90))。突如発生した爆破テロ事件の犯人「サイモン」に指名されたマクレーンは次なるテロを防ぐため奮闘する(ダイ・ハード3』(95))。

ブルース・ウィリスを一躍トップスターに押し上げた本作。『ダイ・ハード』と『ダイ・ハード3』の監督を担当したジョン・マクティアナンはアクション映画の演出に定評があり、主人公の個性的なキャラクター設定と巧妙なプロット展開は画期的なものだった。

「マトリックス」シリーズ(1999〜2003)

マトリックス

キアヌ・リーブス主演、ウォシャウスキー姉妹監督による大ヒットSFアクションシリーズは、最新技術を駆使したスタイリッシュな映像表現で世界中の映画ファンを虜にした。

大手ソフトウェア会社に勤務すつプログラマーでありながら、天才ハッカー“ネオ”としての裏の顔を持つトーマス・A・アンダーソン(キアヌ・リーブス)は、仮想現実の中で覚醒(『マトリックス』(99))する。その後彼はネブカドネザル号の船長であるモーフィアス(ローレンス・フィッシュバーン)らの助けを受け、人類を解放する救世主として奮闘していく(『マトリックス リローデッド』(03))。昏睡状態に陥り仮想世界と現実世界を彷徨うことになってしまったものの一命をとりとめたネオは、人類とコンピュータの敵であるエージェント・スミス(ヒューゴ・ウィーヴィング)との直接対決に挑むのだった(『マトリックス レボリューションズ』(03))。

本シリーズはそれまでにないCG技術やワイヤーアクションを駆使した最新のVFXによって映像表現に革命を起こした。そうした側面が評価され、第71回アカデミー賞では視覚効果賞、編集賞、音響賞、音響編集賞を受賞している。また、2019年8月にはシリーズ第四作の製作が発表され、キアヌ・リーブスの続投も決定している。

アンソニー・ホプキンス主演「レクター博士」(1991〜2002)

羊たちの沈黙

アメリカの作家トマス・ハリスによる「ハンニバル・レクター」シリーズの映画化。羊たちの沈黙』(90)、『ハンニバル』(01)、『レッド・ドラゴン』(02)では名優アンソニー・ホプキンスがレクター博士を怪演している。

FBIアカデミーの実習生クラリス(ジョディ・フォスター)は連続殺人事件を解決するためある人物に助言を求めにいく。それは元精神科医で今は囚人のハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)。レクター博士の明晰な分析力によって二人は見事事件を解決する(『羊たちの沈黙』)。しかしレクターは看守を殺害し脱獄に成功。フィレンツェでの潜伏生活を送りながら、社会復帰の日を伺っていた(『ハンニバル』)。時はさかのぼり、当時犯罪精神医学の権威であったレクター博士はFBI捜査官ウィル・グレアム(エドワード・ノートン)によって本性を暴かれ精神病院へ収監される。

映画史上最も凶悪な殺人鬼「ハンニバル・レクター」というキャラクターを生んだ本作。巨匠ジョナサン・デミが監督を担当したシリーズ第一作羊たちの沈黙 』は第64回アカデミー賞で作品賞、主演男優賞、主演女優賞、監督賞、脚色賞の主要五部門を総なめにした。

「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズ(2001〜2003)

ロード・オブ・ザ・リング

イギリスの文献学者で作家のJ・R・R・トールキンによる『指輪物語』を原作に、マイケル・J・フォックス主演映画『さまよう魂たち』(1996)でハリウッドデビューを果たしたピーター・ジャクソン監督が描くファンタジー巨編。

中つ国を舞台に、冥王サウロンの指輪を託されたホビットのフロド・バギンズ(イライジャ・ウッド)が命を賭けた過酷な旅路を歩みだす。第一作『ロード・オブ・ザ・リング/旅の仲間』(01)では、魔法使い、エルフ、ドワーフなど仲間たちの協力を得る。第二作『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』(02)では、勢力を拡大する悪の勢力に苦戦を強いられるも、完結編『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』(03)で見事冥王の指輪を破壊することに成功し、英雄たちが再び太平の世を取り戻すのだった。

原作ファンから映画ファンまであらゆる世代に人気を誇る本シリーズは三部作合計で58億ドルの世界興行収入を記録し、歴代映画シリーズとしては第7位にランク。こうした大ヒットを受けて2012年に前日譚となる「ホビット」シリーズ三部作が製作され、さらに2019年には原作者トールキンの半生を描いた『トールキン 旅のはじまり』も製作されており、『指輪物語』が形成するハイファンタジーな世界観のイマジネーションは尽きることがない。

「スパイダーマン」 サム・ライミ監督シリーズ(2000〜2007)

スパイダーマン

マーベル・コミックの伝説スタン・リー原作による大人気アメリカン・コミック「スパイダーマン」を、『死霊のははらわた』(1981)で鮮烈なデビューを果たしホラーに定評のあったサム・ライミ監督が『スパイダーマン』(02)、『スパイダーマン2』(04)、『スパイダーマン3』(07)の三部作実写作品として完成させた。

いじめられっ子で冴えない日々を送っていたピーター・パーカー(トビー・マグワイア)が遺伝子改良されたクモに噛まれたことから特殊能力を発揮するようになり、次第に悪との闘いに目醒めていく。親友の父親が凶悪なグリーン・ゴブリン(ウィレム・デフォー)に変わり果て、科学オタクであるピーターも敬愛する科学者が実験に失敗したことからドクター・オクトパス(アルフレッド・モリーナ)と化し、さらに親友のハリー(ジェームズ・フランコ)は父親の仇を打つためニュー・ゴブリンとなり、悪の力は一貫してピーター精神を苛み続ける。

サム・ライミ監督による旧三部作以降もスパイダーマンを主人公とした実写化作品の製作はユニバース化やアニメーション化で広がりをみせていくが、やはり本シリーズの随所に凝らされた視覚的工夫と主人公の心情に合わせたストーリー展開が新三部作やその後のリブート作品と比べ映画的完成度の高さを物語っているだろう。

「ボーン」シリーズ(2002〜2007)

ボーン・アイデンティティー

スパイ小説の名手ロバート・ラドラムの「ジェイソン・ボーン」三部作を原作に、人気実力派俳優マット・デイモンが記憶を失った暗殺者を演じる大ヒットスパイ・アクションシリーズ。

海で漂流していたところを助けられたジェイソン・ボーン(マット・デイモン)は記憶を失くしていた。僅かな手がかりをもとに記憶を辿っていくボーンだったがCIAのエージェントに追われる身になってしまう(『ボーン・アイデンティティー』(03))。続く『ボーン・スプレマシー』(04)では平穏な暮らしが謎の暗殺者によって再び掻き乱され、『ボーン・アルティメイタム』(07)で遂に記憶が戻る。

本シリーズの魅力は毎回スリンングな展開とマット・デイモンが体当たりで挑んだアクションシーンにあるが、第一作のダグ・リーマン監督は日常の些細な描写に演出手腕を発揮している。その後続編からポール・グリーングラス監督が担当するようになるとより激しいアクションシーンに力点が置かれ、『ボーン・アルティメイタム』では第80回アカデミー賞編集賞、録音賞、音響効果賞を受賞している。

「インファナル・アフェア」シリーズ(2002〜2003)

インファナル・アフェア

香港映画界の名匠アンドリュー・ラウ&アラン・マックによる共同監督作である本作は、トニー・レオン、アンディ・ラウ、アンソニー・ウォン、エリック・ツァンなどオールスター豪華共演で送る傑作香港ノワール三部作として世界中にファンが多い。

犯罪が蔓延る貧困街で幼少期を過ごした少年たちは目的は違うがともに警官としての道を進んむ。ヤン(トニー・レオン)は極秘任務としてマフィアへ潜入し、ラウ(アンディ・ラウ)は警官としてマフィアの内通者となった。彼らの出世と活躍がそれぞれ語られる第一作インファナル・アフェア』(02)、二人の少年時代が明かされる第二作『インファナル・アフェアII 無間序曲』(03)、ラウの孤軍奮闘する様子が描かれる第三作『インファナル・アフェアⅢ 終極無間』(03)をもって完結。

香港ノワールの最高傑作として名高い本作最大の魅力は手に汗握るスリリングな展開であるが、それは共同監督であるアラン・マックと香港映画界のヒットメーカー、フェリックス・チョンによる脚本の秀逸さに秘密がある。そうしたプロット力に魅了されたハリウッドの巨匠マーティン・スコセッシ監督は2006年にレオナルド・ディカプリオ、マット・デイモンW主演で『ディパーテッド』として大胆にリメイクしている。

「ミレニアム」シリーズ(2009)

ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女

全世界で8000万部を売り上げたスウェーデンの作家スティーグ・ラーソンの推理小説の映画化。「ドラゴン・タトゥーの女」「火と戯れる女」「眠れる女と狂卓の騎士」から成る『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』(09)、『ミレニアム2 火と戯れる女』(09)、『ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士』(09)は、大ヒット作となった。

ストックホルムの名門ヴァンケル一族が住む孤島から姿を消したハリエット・ヴァンケル。雑誌「ミレニアム」の発行責任者ミカエル(ミカエル・ニクヴィスト)がその調査を依頼され、調査員として雇ったとのはドラゴンのタトゥーを入れたリスベット(ノオミ・ラパス)だった。少女失踪事件から36年が過ぎた現在、リスベットの調査によって次第にヴァンケル一族の狂気の歴史が暴かれていく。

監督はスウェーデン出身のニールス・アルデン・オプレヴが担当。本国でも人気の高い世界的作家の映画化作品は1億ドルの興行成績を収めた。2019年にはスウェーデンのジャーナリストであるダヴィド・ラーゲルクランツがラーソンの三部作を基に執筆した続編『蜘蛛の巣を払う女』が公開されている。

「ハンガーゲーム」シリーズ(2012〜2015)

ハンガー・ゲーム

アメリカの作家スーザン・コリンズによる同名人気小説を原作に『シービスケット』(03)のゲイリー・ロス監督が映像化。キュートでありながらセクシーな魅力も兼ね備えたジェニファー・ローレンスの名を一躍世界的なものとした本シリーズ。『ハンガー・ゲーム』(12)、『ハンガー・ゲーム2』(13)、最終作は上下で分かれ、『ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス』(14)『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』(15)が公開されている。

独裁国家パネム。スノー大統領(ドナルド・サザーランド)の統治下では毎年、反乱の芽を摘み取るためにハンガーゲームが開催され若者たちによる命を賭けたバトルが繰り広げられる。最も貧しい12地区から妹の代わりに選出されたカットニス(ジェニファー・ローレンス)が見事優勝する第一作。彼女の活躍を脅威に感じた大統領がカットニスの謀殺を巡らす第二作。そしてふたつのパートに分けられた第三作ではカットニスを中心に反乱軍が立ち上がり、独裁政権を打倒する。

原作者によるとカットニスのキャラクター造形にはギリシア神話に登場するテセウスや古代ローマ時代の剣闘士が影響しているという。外見に似合わず英雄然としているジェニファー・ローレンスの姿は、牛頭の怪物ミノタウロスを見事打ち破ったアテナイの王や激烈な死闘を繰り広げたグラディエーターたちの勇姿と自然と重なり合う。

「メイズ・ランナー」シリーズ(2014〜2018)

メイズ・ランナー

アメリカの作家ジュームズ・ダシュナーの人気ヤングアダルトSF小説の映画化。監督はシリーズを通してウェス・ボールが担当し、世界興行収入は10億ドルを超えた。

一人の青年トーマス(ディラン・オブライエン)は目覚めると四方を高い壁に取り囲まれた広場にいた。記憶が定かではないかれは自分の名前を思い出すことも出来ない。広場には集落があり、壁の向こう側には広大な迷路が広がっていた。集落のリーダーによると迷路には恐ろしい怪物もいるらしい。若者たちは脱出するため決死の行動にでるのだった……。

メイズ・ランナー』(13)、『メイズ・ランナー 2 砂漠の迷宮』(15)、『メイズ・ランナー:最期の迷宮』(18)と毎回若者たちが疾走感ある走りっぷりをみせてくれるのが本シリーズ最大の魅力。初主演作となったディラン・オブライエンの他、『トリスタンとイゾルデ』(2006)のトーマス・ブロディ=サングスターや『嵐が丘』(2011)のカヤ・スコデラリオなど旬の若手俳優の活躍が目覚ましい。

【文/チャーリー】

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