今週末は映画を観ない? 映画館で公開中&動画配信サービスで観られる映画やドラマをFILMAGA編集部員がレコメンドする企画、「#週末なに観る?」。まだ予定が決まっていない方のために、 オススメしたい作品の魅力を語ります!
今週はFILMAGA編集部・堤がレコメンド!

PROFILE: 20度の陽気に浮かれた翌日、雪が降りました。三(極)寒四温に踊らされてます。今週は、劇場&配信で観られるおすすめ作品を紹介します!
劇場公開中『ウィキッド ふたりの魔女』(2024)

あらすじ:魔法と幻想の国オズにある<シズ大学>で出会ったふたり。誰よりも優しく聡明でありながら家族や周囲から疎まれ孤独なエルファバと、誰よりも愛され特別であることを望むみんなの人気者グリンダは、大学の寮で偶然ルームメイトに。見た目も性格も、そして魔法の才能もまるで異なるふたりは反発し合うが、互いの本当の姿を知っていくにつれかけがえのない友情を築いていく。ある日、誰もが憧れる偉大なオズの魔法使いに特別な力を見出されたエルファバは、グリンダとともに彼が司るエメラルドシティへ旅立ち、そこでオズに隠され続けていた“ある秘密”を知る。それは、世界を、そしてふたりの運命を永遠に変えてしまうものだった……。
堤:『オズの魔法使い』の二次創作とも言える原作小説を元に、世界的に愛されるブロードウェイ・ミュージカルと化した「ウィキッド」を、『クレイジー・リッチ!』や『イン・ザ・ハイツ』を手掛けたジョン・M・チュウが実写映画化した本作。オズで描かれる「西の悪い魔女」は本当に悪い魔女だったのか?という視点から生まれた「善と悪」について問いかける物語。先日の第97回アカデミー賞(R)では、「美術賞」「衣装デザイン賞」を受賞するなど、映画好きからの期待も高まるなか、試写でひと足先に鑑賞させていただきました。なにもかも正反対なふたりの友情とその行方を追っていくうちに、「運命」を受け入れる者、抗う者、その幸せをジャッジするのは誰か?凄く考えさせられます。求めるものと得るものが結果的に違った経験は誰しもあると思うのです。そんな心理を踏まえて、それぞれの選択に思わずキュッと心を掴まれる感覚が、多くの共感を呼んでいるのかなとおもいます。あまりにも有名なナンバー「Defying Gravity」も、映像の美しさが相まって一層強力なエンパワメントソングに。心細さと固い覚悟が同居し、振り切るように覚醒するエルファバの圧巻の歌唱パート、寂しさを喉の奥に仕舞い込むような強い意志と、素直な心の柔らかさをもつグリンダの表情はもう、涙なしでは観れませんでした!劇場での鑑賞を強くおすすめします。是非、週末は映画館へ。
Amazon Primeで配信中『ナミビアの砂漠』(2024)

あらすじ:世の中も、人生も全部つまらない。やり場のない感情を抱いたまま毎日を生きている、21歳のカナ。優しいけど退屈なホンダから自信家で刺激的なハヤシに乗り換えて、新しい生活を始めてみたが、次第にカナは自分自身に追い詰められていく。もがき、ぶつかり、彼女は自分の居場所を見つけることができるのだろうか?
堤:山中瑶子監督が河合優実を主演に迎えた、都心に生きる若者の今とアイデンティティクライシスを赤裸々に描き出す怪作。どこにいこうか、あっちもいいけど、こっちでもいっか「別になんでも」…と思いながらも、キレ散らかし暴れ、嘘を吐き、平気で裏切るカナの「思い通り」ってじゃあなんなんだ…と思いながらも、いっときも目を離せない、むしろ楽しいと感じてしまうこの作品の魅力を紐解いてみると、それはもしかしたら、理不尽で救いようのない言動の端々にほのかに感じる(心当たり)かもしれません。周りに、あるいは自分の中にカナを見つけると、途端に感情が入っていく不思議な作品。なんとなくですが、ヌーヴェルヴァーグ作品が好きな方は好きかも? まだ観ていない方は、是非Prime Videoで鑑賞してください!
Netflixで配信中『ガンニバル』シーズン1(2022)

あらすじ:都会から遠く離れた山間にある「供花村(くげむら)」。警察官の阿川大悟(柳楽優弥)は、ある事件を起こして供花村の駐在として左遷され、犯罪とは無縁の穏やかなこの土地で家族と静かに暮らしていた。しかし、一人の老婆の奇妙な死をきっかけに、彼は少しずつ村の異常性に気付いて行く。そして、“この村では人が喰われているらしい”という、衝撃の噂を耳にする。穏やかな日常を次第に狂気が蝕んでいく……。
堤:二宮正明による同名の漫画を原作としたドラマシリーズ『ガンニバル』。シーズン2がDisney +にて3月19日より配信開始なので、週末に予習&復習しても良いかなと思いチョイスしました! 小さな村に駐在として赴任した警察官の阿川が、絶大な権力を持つ後藤家と閉鎖的な村社会で受け継がれる悪しき風習の秘密をバシバシと暴いていくサイコスリラーです。この主人公もワケありでハラハラしますが、ここまでのパワーを持ってもこの窮地に…と恐ろしいです。伝統や風習を受け継ぐという行為は、ある意味で呪いなのだとブルブルしながら観れます。
週末に観る映画は決まりましたか? 良い作品に出会ったら、ぜひFilmarksでレビューしてくださいね。それでは良い週末を!
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※2025年3月7日時点の情報です。
